七夕音楽祭

7月7日
オサム君とパーシモンしん君とが、七夕の夜に音楽祭をやろう、と企画しました。
楽曲喫茶パーシモンで音楽祭をやるのは、クリスマスに続いて2度目。

初めて開いたクリスマスの音楽祭はお客様はきてくれたけど不慣れなことが多くて、
不手際もあったけど、あれから半年。

 

夏の音楽祭は少しでも進歩した形でやろう、としん君とオサム君は、仕事の合間に柿の木 バンド(ギターはマスターとオサム君、ピアノはしん君)の演奏曲の練習をしたり、案内状を作ったりして、二人だけで開催にこぎつけました。

7日は日中も大騒動。
パーシモン音楽祭は音楽も手作りなら料理も手作り。
私も制作を任された料理を2種。なんにしようかなあ、と考えてクリスマスにも作った
鯖サンドとたぶんお客さんにもというよりこの地の人にはあまり馴染みがないだろう
皿うどんを作ることに。

皿うどんといってもうどんではありません。私が生まれ育った福岡では、大人でも
子供でも当たり前に食べるちゃんぽんと並ぶ皿うどん。固い揚げ麺にたっぷりの
野菜や海鮮のたれをかけた中華麺です。

6時前に作り上げて、前回はピアノを弾いたけれど今回は弾かないよ、という孫を
連れてパーシモンへ。
料理はいっぱい、お客様もいっぱいででなんとか盛況で始まりそう。

オープニングは恒例、松の木バンドから始まって、あとは飛び入り演奏者ということで
私が知らない演奏者が数人。
通りかかりでパーシモンでお茶を飲んだお客様、初めて来て、楽器を弾けるなら是非
演奏してくださいと、頼まれたお客様が、この岩出山だけではなく仙台や古川からも
来てくださってました。

クリスマスに縦横無尽にピアノを奏でてみんなを楽しませてくれたコガワさんは、
時々一緒に演奏なさるというベーシストと一緒にみえてて、どんな音楽が聴けるか楽しみ!

体調崩したりして練習時間が少なかったオサム君も、ボーカルでビートルズの曲を聴かせて
くれました。

今日70歳の誕生日を迎えるマスターもギターで参戦。

一度だけパーシモンにみえて音楽祭に引っ張り込まれたお客様。

一度だけパーシモンにみえて、是非とも是非ともと請われて仙台から来てくださった
東京帰りのお客様。

大変ギターが上手な方で、おおいに音楽祭が盛り上がりました。
ピアノを弾いてくださるのは、時々お店に寄ってくださる学校の先生ですが、今回は
クラシックを弾きますと、丁度仕上がったばかりと聴かせていただいたラフマニノフの
ピアノソナタは圧巻でした。

なにより凄いのはこんな近くでこんな狭い空間で生の楽器演奏を聴けること。

弾いて歌って食べて、宴は進み、終わったあとはマスターの誕生会。
小さなケーキにロウソクを7本立てて祝う70歳。
今の時代、70歳はまだまだやれることがいっぱい。

プレゼントに送った魚包丁で、マスターはこれから料理にも力が入ると思います。

うちの孫まで入れると、76歳から小学校4年生まで、各年代が出揃い、常連の
お客様も新しいお客様も私たち仲間も、そこに音楽があるというだけで、親しく
笑顔がや会話が交わせる手作り音楽祭。

人を繋げる楽器演奏の凄さを実感します。
それにしてもマスターが「自分で取ってくる」と張り切って伐りに行った七夕の笹の
ちっちゃかったこと!
それに比べて大きな短冊に、みんなどんな願いごとを書いたんだろう。

次はまたクリスマスにしん君とオサム君にがんばってもらいましょう。