雪、雪、大雪。
12月の半ばにもならないのに、時ならぬこの大雪。
早朝から降りはじめた雪は、どんどんどんどん積もって10時頃には20cmくらい。
お餅は搗いてつくって出る用意はしたのだけれど、車を下の道路まで出すことは出せる。
でも帰りに登ってこれない。ということで結局出荷を諦め家ごもりに。
夜は川渡温泉でミーティングがあるのです。
それまでになんとか止んでほしいという私の願いは虚しく、しんしんしんしん雪は降り積もり、
家を出る頃には20cm超え。
行くことは行ける。でも夜9時過ぎになるだろう帰りはどうやって帰ろう、とひたすら除雪車
が来てくれることを願いながら、川渡温泉へ。
川渡温泉のcafeカガモクさんでは、毎月1回カレーの集いをやってます。
集まった者の1人が作ったカレーを作って食べながら鳴子、岩出山のモノ、コト、ヒトのことを
語り合いましょう、という会で今回が4回目。
前々回から、鳴子温泉在住のメディアマン野田さんが提唱したブレストミーティングをやること
になり、前回は大崎市の町起こし協力隊員として中山平で漆塗り職人修行中の佐藤君のプレゼン
を聞きました。大変面白かった。
途絶えかけている漆職人という仕事をさまざまな勉強をしながら師の元で一人前の漆職人になって
自分の仕事にしていこうという佐藤君の熱意がよくわかりました。
今回プレゼンターを務めるのはなんと私。目的は6月に催した富良野groupコミュニケーション
ワークショップをもう一度やりたい、続けたいというのが主眼で、カレーを作ってくれるのは上條さん。
この雪だもの。誰も来ないんじゃない?
という予測は外れて、それなりに人々は集まってくれました。
焼き芋用のお芋をいっぱい持って週末そば屋のはがさんが現われたのでびっくり。
1人でプレゼンをやるのは不安だけれど、黒田さんと上條さんに手伝ってもらって、今年6月に行った
「富良野な日」の講演とコミュニケーションワークショップがいかに素晴らしかったか、
を伝えるつもりなんだけれども、富良野という遠い土地でやっているワークショップを見たことも
聞いたこともない人たちに、伝えることの難しさを痛感しました。
富良野のことを話すためには海山ネットワークの新聞バッグに触れねばならず、今では日本中、世界
のいくつかの国にまで広がっている新聞バッグに触れれば話はあちこちに脱線し、を繰り返しながらも
参加の方たちに助けられて、今の時代に必要とされている企画だと言ってもらえてひと安心しました。
5年後でもいい、10年後でもいい。
何時の日か、これから廃校になる小学校の校舎を使って、町の人みんなで、ワークショップやったり
市民劇場やったり、音楽やったりできるようになったら嬉しいのですが。
雪降りよりもカチンコチンに凍った道路を気にしながら帰ってきたら除雪が終ってました。
よかった、帰れて。