あれもこれもなくなる・・・。

あんまりに人が少ないので、今日は休日かと思った自動車教習所。

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考えてみれば、この辺りの若い人は、高校卒業時に自動車運転免許を取ってしまうので、その後に若い人が

教習所に来る必要はないのだ、と後で納得。

この日も大型免許とかバイク免許とかちらりほらり。とすると大勢は高齢者教習ということなのか。

百聞は一見に如かず、というけれど、見て聞いて初めて「はあ~、世の中こんなことになっていっているのか」

と思わせられること多々。

再び活動を始められた宮崎駿氏が、高齢者教習に出て「じじい、じじいに驚く」という言葉を仰っていたけれども

私も納得。ばばあもいろいろ驚きました。

 

日曜日の半日は直売所当番。

年末までに発送するべき新聞バッグはおよそ1000枚。

メンバーそれぞれに年末の仕事や掃除を並行させさがらの海山仕事なので、スケジュールを考えていると

だんだん胸苦しいような気持ちになってきます。あちこちで作る新聞バッグの回収とか検品とか袋詰めだとか

ひとつひとつはたいしたことない仕事なのだけれど、それでも期日までの納品は絶対なので、

間に合うかなあ、と不安が頭をもたげます。必ず間に合わせるんだけどね。

 

そんな混み混みの年末スケジュールなのに、ドアが吹っ飛んだりするものだから、住宅メーカーさんだとか

火災保険屋さんだとかの来訪や電話が次々で全然落ち着きません。

2階の部屋のデッキへの出入り口は今も応急処置の板を打ち付けたまま。

早く修理に来てもらわなければ、また風が吹いたら今度は室内ドアまで壊れるわ、と嘆いていたら、やってきた

由美さんが、引越し前に黒田さんが住んでいた家の庭の杉が折れて屋根にのっかったよ、と。

いろいろあるもんです。うちだけじゃなかった。

 

直売所の当番を終えて、近所のヒロさん美容室に行ったら、またここでショックな話を聞きました。

 

「学校が統合されるんだって。」それは知ってる。いつか来る、いつか来ると恐れていた町内五つの小学校の

統合がついに再来年に。先日ドーンと新聞の1面に載っていたから、これは紛れもない事実。

4つも小学校の廃校ができて、地区運動会も芸能まつりもなくなるのか、と寂しい思いでいるところに、

「農協がなくなるんだって。」 それは知らなかった。預けていた新聞紙を直売所に移してよかった。

「ポンポコ保育園もなくなるんだって。」えーー、あんな素敵な保育園が!ちっちゃい子供いるだろう。なんで

なくなるの。

あと、何がなくなるのか。

 

 

町の急激な人口減に、いずれは何かの変化が起こるのでは、と思っていたけれど、こんなに急にばたばたと

様々なものがなくなっていくとは予想もしないことで・・・。

あちらこちらで使われない建物が残っていくかと思うと、この美しい土地のなかで見たくない風景です。

 

天災でドアが吹っ飛んだことといい、高齢者教習といい、移住してきてこの15年親しんできた学校や農協が

なくなることといい、刺激の強い年末です。

明日は免許更新に行きます。何が起こるやら・・・。