暮れてゆく復興元年

復興元年、ついに最終日になりました。

大震災から2度目の大晦日です。

いろいろなことがありました。東京へも何度も行ったし長野へも行った。南三陸へは何度も何度も行ったし、
石巻にも陸前高田にも多賀城にも仙台空港へも行きました。

ガレキの山は片付いてきて、町は少しづつ傷跡を修復しつつありますが、でもそれは見えているところだけ。
まだまだまだまだ、被災した方たちが生活を取り戻すまでには時間がかかります。

うちも2年近くも経ってやっと壊れたところを直してもらいました。直してくれる業者さんを探すのも大変
なら、やってもらった後、決して気持ちよくなかった。注文つけてさらに直してもらったけど、もっと気分
悪かった。2度と頼みたくない、と思ってます。

そんなところ、そんなこと、いくらでもあると思う。今の状態では。

今日の新聞に被災の現状が書いてあったので記しておきます。
仮設住宅などで避難生活を強いられている方たちは約32万5000人。
福島県の県外避難者が約58000人、

 

この1年、まさかこんな方と思うような方と何人も巡り会いました。頭も体も目いっぱいの日々だったけれど、
出会った方からたくさんの心の贈り物を頂きました。私のこのうえない大切な財産です。

みんな穏やかに年を越されていると思います。
去年一人ぼっちのお正月を過ごされた方も、今年1年でご近所ともお知り合いになって寂しくない
お正月を過ごされればいいのですが。

今年1年、みなさまほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。
来年も早々から怒涛のような日々がやってきそうです。

心を平らにして、乱暴にならないように、身体を壊さないように、過ごそうと思ってます。

来年もよろしくお願い申し上げます。