ミラノへ

今、悩ましく考え込んでいることがひとつある。

昨年末イタリアはミラノ在住のKさんという日本人女性の方からメールをいただいた。
Kさんはミラノで手作りの雑貨のお店を開いていらっしゃるとのこと。

お父様が山形ご出身で、東北にご親戚がたくさんいらっしゃるので、今度の震災ではずいぶん
心を痛められた。
Kさんが職人の国と思って来られたイタリアでは、売られている物が中国製が多く、(日本も
そうだね)職人と職人がなくなりつつある現実に、それを「保存したい」と、ハンドメイドのもの、
ハンドメイドを実際にやってみるためのものを販売されている。

そしてKさんは遠い国にいて、被災を受けてその苦しみから立ち上がろうとする日本と、
不況で失業者も多く出始めているイタリアのために今何ができるのか、を考えられて
3月11日に「震災後に考えたこと、震災から学んだこと」をテーマにしたイベントを企画
されました。ミラノで。

Kさんは「震災から学ぶ」という言葉にすら「失礼な言い方で」と詫びられる心ある方で、
津波被災で何もかもなくなったところから何かを生み出そうと踏ん張る東北の人々の姿から、
「何もないところから何かをうみだす力」をこちらの人にも伝えたい。そして東北の人々が
東北の風物や生産物に愛着や自信を持つように、こちらの人々にも自国製品に愛情を持って
ほしいとおっしゃっていました。

首都圏から宮城県に移り住んだ私は、日本からイタリアに行ってイタリアという国に愛着を
持たれているKさんのお気持ちが分かるような気がする。私のほうはだいぶ規模が小さいけど。
福岡生まれで、ほとんどを首都圏で暮らしてきた私は今はものすごい東北びいきになってます。

大震災の写真。その後の復興の様子の写真、など展示されたいとのことですが、写真が
なかなかそろいません。何せ自分も被災者で行列に並ぶと言っても自分も並んでいたので
カメラを持つなんて考えたこともなかった。

Kさんが望んでおられることは大切なことだと思うので、できるだけの協力をしたい、と思ってます。
どなたか写真をお持ちで貸して頂ける方、いらっしゃいましたらご連絡ください。

 

 

 

ミラノへ” への1件のコメント

  1. Kさんが欲しいとおっしゃっているのはマスコミの写真ではなく一般の人が撮った写真なのですね。私もあてがないなー。

    遠いイタリアに住みながらも復興の手助けをしてくださるという
    Kさん、お互い自国のものを見直すきっかけにもなるかもしれないのですね。

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