初めてづくし

今日から東京。

今回は先行した野田さんと一緒に、自分の用事も含めて、野田さんの用事と月島で
毎月第2土、日に開催されるという太陽のマルシェを見聞に。

野田さんとの合流地点は有楽町駅前。
新幹線から山手線を乗り継ぎ、有楽町の改札を出て待っていると、なんと野田さんが
駆ってきたのは真っ赤なBMB。私の疲労を配慮してくれたのか、レンタカーを借りる
とは聞いたけど、これまで乗ったことない派手車。
乗ってしまえば外は見えないからいいのですが・・・。

最初の訪問先は、野田さんが探しておいてくれたグリーンのお店。
ここにはハーバリウムというビン詰め加工の花&グリーンを見にきました。
店内にあるグリーンや花は、あまり他では見られないものばかり。
店におられた男性にお話を伺うと、なんとハーバリウムを最初に作られた方でした。
今ではどこででも見られるけれど、最初はずいぶん苦労されたとのこと。
初めて行ったお店で、こんな運のいい出遭いが得られて有難いことです。

ぎっしり詰まった乾燥花。
こんなに多種の花や実がぎっしり詰まったビンを見たことがないし、入っている実も
見たことがない。名前を教わったけれど忘れました。

私も庭や山にある花や葉や実をぎっしり詰め込んでこんなハーバリウムを作ってみたい。

岩出山に来て16年。
同じくらい、いやそれ以上暮らした東京湾岸地域、浦安、市川、船橋地域に向かいます。
私の用事は本籍地である市川市役所で書類を揃えること。
長年来の友達Tが市役所まで来てくれて合流し、野田さんとともに船橋のO氏宅へ。
O氏ご夫妻は陶芸家で、私が岩出山に来る前の数年間お世話になりました。
今私が住む集落にあるO先生の別荘を野田さんに貸して頂くことをお願いし、ひとりひとり
立派なお茶碗を頂いておいとましました。

夕食は上野で。
若い男性の野田君と一緒なので、中高年女子同士ではまず行くことがない飲み処と食べ処が
一緒になったような大きな食事屋の一番奥のテーブルに席をもらってほぼ2時間、飲んで
食べてたくさん話して楽しい時間でした。

しかし混んでます。入れ替わり立ち変わりほぼお勤め帰りとおぼしきサラリーマンやら
女性たちやらでお客が途切れることがない。もう時間ですよ、と追い出されることもない。

喧騒うずまくお客の間を縫って、唄を歌う女性や、ギターを弾く男性や、手品を見せる
男性の姿が見えます。昔からある流しのお仕事だと思うけれど、いまでも続いているのかと
驚きました。

そして野田さんが予約してくれた、おっかなびっくりの今夜の宿。
普段はホテルを予約するのだけれど、野田さんがやってくれるというので任せた今夜の宿は
たぶん私の推測では今はやりのカプセルホテル?

カプセルホテルってどんなところ?
犬のケージみたいな丸いカプセル状の宿泊部屋が並んでいるのかと思ったら、全然違いました。
ホテルのように1個室ではないけれど、小さい空間に清潔なベッドと全てのサニタリー用品も
パジャマも用意されたまったく問題ない宿泊場所で、気に入りました。
共同使用のシャワールームもレストルームも数は充分で不自由なし。個室空間が狭いので
仕事をしたりお茶を飲んだり寛ぐのはラウンジで、ということで当然若い人が多いし、外国人
も多い。というような進化したカプセルホテルに初めての宿泊体験でした。

ビジネスホテルの半額くらいで泊まれるこの手の宿はこれからどんどん増えていくのではない
かしら。ただこういう宿泊場所を知る機会もないシニア年代には、周りが若い人ばかりと
いうのはちょっとつらい。
おそるおそるでしたが、この年ではちょっとできない体験を野田さんにさせてもらいました。
実に面白かったし、楽しかった。

明日はもうひとつの目的、太陽のマルシェを見聞に行きます。
1日6000個の卵が2時間で完売するのだという、その現場を見てみたい。
しかし人が2時間も行列を作って買うという卵は、どんな卵なんだろう?