春がきた!

突然に春が来ました。この間まで、雪、雪と震えてたのがなんだったのだろう、というくらい
今日は春らしい1日でした。

道の駅では春恒例のパンジー、ビオラのケース販売。1ケース24個入って1000円というのを
今日から本格的に始めました。
私の道の駅では、市場出荷をする花苗生産者が私も含めて4人いるので、農産物直売所の
玄関前には、1000円の札をつけた色とりどりのパンジー、ビオラが華々しく並びます。

その他の私の花はルピナス、カンパニュラ、ツボサンゴ、アイスランドポピー、ネモフィラ、
ニゲラ。やっと花を植える時期になったのですね。完売でした。

戻って畑へ。
これからの国道が混む時期、私は国道を走りません。山の中に入って林道のような道を通って
家まで帰ります。途中、ポツン、ポツンある農家の犬が、道路の真ん中で昼寝をしていたりします。
今日、道の駅で花生産者仲間のKHさんに「あんまり寒かったから畑の竜胆が無くなってしまったよ」
と訊いたので、心配になって私も自分の竜胆を見に行きました。

ありました。


雑草の中から、4、5センチ伸びた竜胆が。おみなえしも健在でした。よかったー。
ついてきたタルが竜胆の上にドサッ。

おみなえしの芽が出ています。
アガパンサスは青も白も多分全滅でしょう。例年いくら寒いといってもマイナス10℃くらいなのに
マイナス15℃では耐寒が全然違ってくるので、頭が痛い問題です。

春を探してみると、なんと、つくしが出てました。まだ小さいけど。

福岡出身の私はつくしが大好きです。春の間に1、2度は必ず摘んで、面倒くさいのを我慢して
袴をとって卵とじにして食べます。家のものもみんな好きです。
ところがこの辺りの人は、つくしは食べません。「美味しいよ。高級食材だよ。私が作ってあげる
から食べて」と言っても、これまで1度も食べてもらったことがありません。
「そんなもん食わなくても、ほかにいっぱい美味いもんがある」と言います。
みるところ、つくしのことは、よっぽど嫌みたい。

ここは山菜の宝庫のようなところですが、私も苦手な山菜がいくつもあるので、同じですね。
よもぎもいっぱい出てます。検査は結果オーライなのでよもぎ餅はできます。

今日、鳴子の旅館の厨房の方と話したのですが、鳴子や中山平などの山の温泉地で、放射能の
ベクレル数値で山菜が使えないというのはなんといっていいか。山の幸は山菜なのに、その山菜が
売れない、買えないのですから。
このセシウムの問題は農業全体がダメになるような大きな問題だと思います。

畑の春を集めてみました。


私が植えたわけでもないのに、どうしてこういうところに突然咲くんでしょうね。


そして、とっておきの青空。

まだ手をつけてない菊の畑の上の空は真っ青です。
雑木林全体がうっすらと桃色がかってきました。木々の芽吹きです。

ここにはカモシカも狸も狐も熊も来ます。

でも今はタルと私だけ。風の音だけ聞こえます。

 

 

 

春がきた!” への1件のコメント

  1. 我が家の周りの水仙はまだほとんど蕾ですが、暖かくなってきましたね。つくしは私も食べません。大阪出身の義妹が来たときつくしの佃煮を作ってくれて、私たちは「こんなもん食べるの?」と思ったことがありました。出身地が変わると見る目も変わるようですね。

    1ケース1000円とはずいぶんお買い得。何でもたくさん植えた方が見栄えがするので買う方はありがたいですけど、生産者はこの値段ではちょっと大変そう。

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