南三陸からの手紙

宮城県登米市にある仮設住宅で、NPO『みらい南三陸』を立ち上げたSUさんからお手紙がきました。

こういう文面です。

NPO『みらい南三陸へようこそ』

2011年3月11日、私たちは全て失いました。
「どうやって生きていけばいいの・・・」そんな毎日を過ごしていました。
しかし、立ち上がったのです。

自分たちの未来を自分たちで造るんだ、と。 続きを表示

田舎郡東北村オープンしました!

始まりました。東北村催事第一弾『がんばろう!NIPPON 東北の味めぐり』

新宿高島屋での催事の初日は雪。新幹線を降りて、所々に雪が残る東京の寒いこと!宮城より寒かった。
というお天気の事情もあって、第1日目はお客様の数も少なく、関係者も手馴れず、という面もありましたが、
だんだん調子が上がってきました。

高島屋担当者の方に売り場作りをお手伝い頂いた海山ネットコーナーです。 販売を担当してくれているのは千葉大学の学生たち。私のお花のお客様とのちょっとした繋がりで、千葉大学の学生たちが来てくれることになりました。この若者たちの素晴らしいこと。海山ネットの内容をすぐにのみこんで、お客様に新聞バッグの説明をしてくれます。被災地に行っていないからとボランティアで朝から夜8時まで元気よく笑顔で働いてくれています。
朝1番の新幹線に乗ってやってきた南相馬から避難中のKMさんは、1日目いっぱい働いて、最終の新幹線で
鳴子に戻りました。ほんとうにお疲れでした。

よっちゃん農場では、宮城や秋田のお米を炊いて、東北のお米の美味しさを宣伝しつつよっちゃんなんばんの販売をしています。東北村村民全員の「いいモノ作って絶対に成功させよう」という意気込みと、受け手の新宿高島屋さんの東北復興に対する想いを熱意が合わさった活気のある売り場ができあがりました。会期中にはたくさんのお客様に東北の味やモノや人を知って頂きたいと思っています。

2日目の今日はお天気も良く温かい1日でたくさんのお客様とお話しできました。

新聞バッグや手拭いを買うだけではなく、海山ネットそのものに興味か、好奇心を以って来ていただいたお客様とは
「経験の共有」というお話しができました。経験の共有とはひとつの経験をした者がしない者に情報を伝達して、経験を共有しましょう、ということで、簡単にいえば、もし東京で大地震が起こって被災したら、一人で困っているんじゃなくて、東北にきてください。東北はいっぱいいろんなものが失くなっているけど、米と水はありますよ。人が素朴で親切だから、みんなでお世話しますよ。餓死なんてあり得ない。というような話でした。今のように世界中でいつ何が起こるかわからない状況だったら、心ある人と人が繋がっているのが一番安心じゃない?というような話。じゃないと今のような状況は「怖い」と仰るお客様が何人もいらっしゃいました。

モノが売れるのも大事だけれど、こうしてお客様とお話しできるのが、何よりもの大切なご縁を戴いたと思えた1日でした。

明日、金曜日と土曜日には午後、お餅つきをやります。土曜日と日曜日には南三陸新聞バッグインストラクターが新聞バッグ作りを教えます。お時間のある方、どうぞご参加ください。