始動

なかなかエンジンがかからない心身を鞭打って今日から海山の活動開始。

気持ち的にはほんとは全然ゆっくりなんかしてられない気分なのです。今年起こってくるだろうできごとの

数々を思い浮かべるだけで「ウワーッ、こなせるか」と尻込みしそうになる。

でもひとつひとつ丁寧に向き合っていかなければならないので、今日はかねてから懸案の海の手山の手の組織作りをするということで、市役所にお話しを聞きに行きました。

まちづくり推進課では時間をとってゆっくり話を聞いてくださったので、だいぶ気が楽になった。

これから市の担当の方に解からないことを聞きながら、目標を達成したいと思います。

いずれHPを再開してお知らせをしていこうと思いますが、今月1月から大崎市三本木のパン工房「青い虹」さんで、パン作りと新聞バッグ作りをリンクさせたワークショップを行うことになりました。是非皆様のお出でをお待ちします。

もうひとつ大崎市内で新聞バッグ作り、その他の海山ワークショップを催したいと計画しています。

「新聞バッグを作ってみたい」とお問い合わせくださった方々には、どちらかにご案内したいと思っています。

もう1月も1週間も過ぎてしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

川渡温泉へ

給湯器が直らないので温泉通いはまだ続いています。

入湯代金1000円、700円と入ったけれど、今日は時間が遅くなったので夜11時まで開いてる川渡温泉の藤島旅館へ。ここは以前と変わらなければ200円。

暫らく来なかったので変わったかなあ、と思っていたけどやっぱり200円だった。

旅館なんですが、ものものしい、いかにもの旅館という感じの玄関口ではないので、ガラガラガラッと引き戸を開けて「こんばんわー」と声をかけると奥から200円を受け取りに出てきてくれます。

前は猫がいたな。親猫も仔猫もいました。仔猫は里子に行きました。                        外は大庭園ですが、やっぱり猫の姿を見かけます。

1000円700円の旅館、ホテルの日帰り入浴と違うのは、脱衣場に入った時から始まります。

1000円700円のほうは他のお客さんに声をかけにくいけど、ここは脱衣場に入った時から旅館のお客さん、湯治客、外から入りに来る人、お構いなく「こんばんわー」。

これは女湯だけなのかしら。男の人が誰彼構わず「こんばんわー」と挨拶するとは考えにくいので、女の人
だけかもしれない。

浴場に入る時も同じでみなさん、「こんばんわー」と挨拶しながら入って来られます。

入浴代が安いので、家にお風呂があっても毎日入りにくる方が多いようです。私がこの近所に住んでいるとしたら、家にお風呂があってもやっぱり来るなあ。広いし源泉かけ流しのお湯は使い放題だし、疲れはとれるし、あったまる。お風呂の掃除もしなくていいなんて最高じゃないですか。

12時間違いで亡くなった私の両親を夫と二人で介護している時、精魂尽き果ててお風呂に入るエネルギーもなくて、よくこの温泉に来てお湯に浸かって涙をこぼしていました。有難いお湯です。

 

浴場を出て行く時は「お先します。おやすみなさい」と言ってみなさん出て行かれます。

脱衣場で一人一人の挨拶に困ったような様子を見せているのは、よく見ると外国の女性の方でした。
「お先します」と言われてもなんと返事をしていいのか困っちゃうでしょう。

脱衣場を出て休憩の椅子でもう一度顔が合うと、恥ずかしそうに小さく笑って「おやすみなさい」と言って
くれました。こんな時気持ちもほっこり暖かくなります。

外はキンキンに冷えていてマイナス3度。

眠らないように滑らないように慎重に運転して帰って、それからお餅をつきます。
普通では考えられないヘンな生活をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毛越寺

昨日とはうって変わった1月3日の日の出。

なんだったの? 昨日の吹雪は、というくらいに晴れてます。

毎日この天気に翻弄されます。
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お餅屋の仕事は、1月10日くらいまで忙しいので、3日は1日お餅切りで終了。

 

昨年のお正月、初詣が好きな夫に「雪がないみたいだから中尊寺まで行ってみる?」と訊いてみました。

夫の答えは「中尊寺じゃなくて毛越寺に行ってみたいなあ」ということなので、混雑を避けて1月4日過ぎに
行くつもりがガンの再発で行けなくなってしまいました。

手術も終わって昨年の秋、紅葉がきれいだから「毛越寺に行ってみようか」と誘ったら、もう体力的にしんど
かったのでしょう。「もういいよ」と断られました。

今年のお正月は何もしない静かな三賀日だったけれど、ふと思いついて岩手の毛越寺に行ってみることに
しました。今日はあいにくの雪混じりの天気。今の時期は裏道などは使わないので、まっすぐ4号線を
北に向かって家から45分ほどで世界遺産の中尊寺と毛越寺がある平泉に着きます。

毛越寺の表門

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そしてご本尊の薬師如来が祀られている本堂。

DSCF1315成田山新勝寺が好きな夫は、毎年成田山に行って「家内安全、商売繁盛」のお札とお守りと湯気が立つ
アツアツのふかし饅頭を買って帰っていましたが、成田さんのあの混雑を思うと、ウソのように静かな
毛越寺の境内。

オトーサンと二人分のお詣りをしてきましたが、残念、おまんじゅうは売ってなかった。             関東地方ではよく見ていた湯気が吹き上がるせいろ蒸しのおまんじゅうは、東北ではほとんど見かけない
ような気がします。あったかくて美味しいんだけどね、

国の特別名勝の指定を受けた毛越寺は平安時代の浄土庭園を今に伝える美しいお庭があるお寺です。

でも今は冬の最中。 散策する人影もない静かなたたずまいでした。

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さて、お正月のお休みもいよいよ終わりました。

明日の日曜日が終わったら、お餅屋の仕事は変わりませんが、海山の開始です。
熊本の実家に帰っていた黒田さんも帰ってきます。

月半ばには東京の世田谷ボロ市、下旬には高知県でのインストラクター国際会議、そして、1月から
パン工房「青い虹」さんで、パン作りと新聞バッグ作りを組み合わせたワークショップを始めることに
なりました。もう1個所、大崎市内でも新聞バッグ講座を開始する予定です。

 

4日ぶりでブログを開始したよっちゃん。読んでいたらドラクエ8購入と書いてあった。
近頃どうも気持ちが弾まないので「ドラクエ」でもやろうかしら、と昨日娘に言ったばかり。娘は「やったらあ」と言ったけど、ドラクエやり始めるととまらなくなるのが難。

「私ドラクエ大好きなんだ。ゲームが終わって主人公と別れる時名残惜しくて涙が出る」と言ったらよっちゃんが唖然としたことがあったっけ。すぎやまこういち氏の音楽もいい!

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年 年明け

2014年、元旦の朝。

東の空が紅く染まった後、お日様が昇ってきました。

太陽の有難さを実感する1日。雪はきれいに溶けました。

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ああ、よかった、と思ったら、1月2日。

なんとまあ! 今日は朝9時から部落の新年会だというのに、吹雪いてる。

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フードを被って傘さして長靴履いて徒歩で集会所へ。

一人で参加する初めての新年会。

311の大地震で壊れたため、部落の役員さんたちのご苦労によって立て替えられた新しい集会所に
21人(21戸)が集まりました。私が越して来た時の戸数は30戸を越してたと思うのでずいぶん少なく なったものです。

新年会といっても親交会の総会を兼ねていて、収支、監査の報告、その他の議題での話し合いがもたれ、ついで新年会に移行する。その短い時間の間に、各部落の新年会を回って大忙しの氏家さん(この町
選出の市議)、中島さん(この町選出の県議)から、普段私たちが聞けない市や県の行政の中でのお話し
をお聞きする。

都会者の転勤族でどこに住んでも地域住民としての意識を持ったことがない私は、毎年正月
2日に催される部落の新年会を実に合理的にできてるなあ、と感心します。

この年初の集まりで、この部落の、町の、市の、県の今の問題点や情報、この先どうなっていくか、ということなどが衆知されます。

今日の話で、ウーームだったのは、

この町も含めて市全体の側溝の汚泥が上げられないということ。放射能値の問題ですが、上げても集積場がないというこことで、これは福島と同様の問題。知らなかったなあ。

被災地の高台移転では、土地の嵩上げが5・何メーターだかで、その高さで宮城県の沿岸部を嵩上げすると山がひとつふたつなくなってしまうほどで、ほとんど進んでいないということ。

何を聞いても311の大震災の影響から全然抜けられていない、ということと、真近に迫る農政の改変が
これまた大きな問題で、東北の中山間地はこれから大変な時期に入っていくなあ、という感想をもちました。

それから中島さんはお詣りに行った近くの八幡様で、今度楽天イーグルスに入団する今野君とお母さんに出会ったそうです。天狗にならない謙虚な若者で、是非活躍してほしいと中島さんは仰っていたけど、
私も田中選手のようなピッチャーなることを願います。

 

帰って、娘親子と一緒に今日は「行こう」と決めていた古川の大型電器店ケーズデンキへ。買いたいものがあるのです。

ケーズデンキへ曲がる信号辺りからひどい渋滞で「なんでなの?」
まさか電器店に入る車の渋滞とは夢にも思わなかった。ケーズデンキは大変な混雑でした。レジも凄い
行列。今日は正月の2日で初売りだってことをきれいに忘れてました。

お店から出ると駐車場は凍ってツルツル。これで吹雪くと帰れなくなるので即刻帰宅。

お雑煮もおせちも作らない今年のお正月を「寂しいなあ」という娘と一緒に、うちの餡子でぜんざいを作って
お餅も入れて「おいしいーーい!!」
窓の外の雪を見ながら食べる甘いぜんざいは、身も心もほーッと温まります。

 

 

 

 

平成25年最終日

大晦日。

今日は温泉に行くぞ、と気合いを入れてお餅仕事を終え、道の駅での出荷を済ませた後川渡の
玉造温泉へ。

年末正月という時期だからどんなに混んでいるかと思いきや、ほぼ貸切状態で拍子抜けしました。
旅館に宿泊して朝風呂ということはあるけど、朝から温泉にきて、窓から差し込む陽射しを浴びながら
ゆっくりと温泉に浸かるのは初めてです。腰痛が少し楽になって病み付きになりそう。

しかし入浴料金が高くなりました。以前は確か400円だったのが、今日は1000円だった。
1000円では気安く入れないので、この際だから川渡、東鳴子、鳴子、中山平の温泉をあちこち入って
みようと思います。給湯器が直るまで、

午後は孫を車に乗せて、夫が亡くなって以来お世話になりながらご挨拶できなかったお宅へお礼に
伺いました。

その1軒、果物農家のYTさんから聞いた言葉で印象に残ったこと。
「りんごでもぶどうでも果物の栽培をするなら若いうちに。歳をとってから始めても木の成長や良い
実を採る研究に自分の年が追いつかない。良い品物を置かなくてはお客様に来てもらえない」
道の駅直売所の若い生産者に贈る言葉として受け止めました。

古い農家をリフォームしてこの町に住まいを持たれた南三陸のショウエイさん、たかちゃんご夫婦の
お宅にもうかがいました。今年は北海道で秋刀魚漁に出られたショウエイさんからピッカピカの秋刀魚を
送って頂きました。311の年の夏に梅農場でガンガン働いていたお兄ちゃんにも会えました。
本当に元気そうでお仕事もうまくいっているみたいでよかった。

 

いつもの年だと大晦日の今日はおせち作りで台所に立っているのだけれど、年越し蕎麦もおせち料理
もしない今年の大晦日は、珍しくというより初めてですが、テレビの前に座って一人、紅白を見ました。
面白かった。

亡くなった夫は行く年来る年が大好きで、毎年必ず見ていたことを思い出します。

平成25年、夫が旅立つという、忘れられない年になりました。
来年はどんな年になるか。年が明けると海山は大量注文の大仕事が控えています。
私の目標は英語の再勉強。そして折り紙と草鞋作りというのを必要に迫られてやらねばならん、と
思っているのですが・・・。

今年1年お世話になりました皆様。ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
どうぞよいお年をお迎えください。