成田空港から全日空海外便のUSED新聞紙到着。

日本各地で暑そうー!

ここも日中は暑いです。でも朝、晩は暑くない。
毎朝、風が通る台所の窓の前の細い手摺りの上で居眠りするシロリン。

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凄いね。鼻が潰れそう。

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日曜日

かねてより全日空CSRのM氏のご尽力により、全日空海外便で読まれた新聞を海山ネットワークに送っていただくことになっていたのですが、今日はその第1回目。

朝、梅農場に到着するというので、お餅仕事をそこそこに梅農場へ。                        成田空港からの運搬のご協力は日本郵便さん。運搬でご尽力頂いた日本郵便事業部のSさんは日曜日
というのに仙台から来てくださってました。

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梅農場の駐車場にドーンと置かれた新聞入りダンボールはいかにも重そう。
海山仲間であり、梅農場専務でもあるSさんが、フォークリフトでダンボールごと持ち上げて倉庫に運んで
くれました。

大震災後、避難所では仕事をしようにも何にもモノがなくて、豊富にあるのはみんなの手ばかり。そこで  思いついたのが新聞バッグだったのですが、当初は新聞紙がなくて苦労しました。
避難先の鳴子温泉の旅館街を貰い歩いたりしてました。
あの頃を思い出すと、今の状況は夢のようです。

 

この新聞紙を大切に使っていろんな形の新聞バッグや文具など作れたら楽しそう。
それにしても全日空の国際便、どんな国の新聞、雑誌がこの箱に入っているのかな。
中を見るのが楽しみです。

全日空さま、日本郵便さま、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

南三陸、戸倉の海で釣り

このアッツイ中、南三陸戸倉の海に釣りに行ってきました。

朝は普通に直売所その他にお餅の出荷。早く行っても暑いだけなので、やるべき仕事を終えて、
お昼に出発。
どう考えたってこの暑さの日中に、海の堤防の先っぽに行って釣りをするなんて、想像するだけでも
具合が悪くなりそう。飲み物だけはたくさん用意しました。

今日同行を頼んでいた、以前に花の仕事を手伝ってくれていたT君と高清水で合流し、2台の
車で南三陸の戸倉の海に向かいます。
お盆の直前だから道も南三陸も混んでいるだろうなあ、と思いつつ行ったのですが意外に混んでない。
防災庁舎の前には献花台が作られていて、たくさんの車が停まり、大勢の人々の姿が見えました。

 

海釣りの餌を売っているところを家にいる時に探したら、なんと、志津川で「オープンしています」という釣り具屋さんを見つけました。国道45号線より海側で、これまで何度南三陸まで来た時にも、あまりの被害の大きさに、入ってはいけないような気がして足を踏み入れたことのない海の近くにプレハブ作りの小さな
釣り具屋さんがありました。

昨年の9月から営業しているそうです。その前はベイサイドアリーナ(運良く残って仮庁舎などが置かれて
いるところ)で。こんなふうに工夫して努力して早くにお店を開かれたところが、探せば他にもあるんでしょうねえ。なかなか目につきませんが。

 

先日の釣り場リサーチプロジェクトの時は、戸倉から女川に至る半島を巡る道は、なんとなく、なんとなくですが反対側の気仙沼に向かう海沿いの景色よりも落ち着いているというか、荒々しくないような気がしていたんですが、今日改めてよく見ると、やっぱり痛々しく壊れていて、浸水も多い。ウーム・・・、という光景。

以前と同じようにタブの木の駐車場に車を置かせてもらって、夫、T君、娘、5歳孫、私のひと団体は
歩いて堤防の突端に陣取りました。
暑ーい! これで魚くるのかしら。でも風は気持ちいいです。

今日の満潮は5時頃とか。満潮になると歩いてきた堤防は水に浸かるというので気が許せません。
老眼鏡を忘れてきた夫は孫、T君(ブラックバス釣りをするので自分でできるというのですが)、自分の
しかけを作るのにやたらに時間がかかります。

まず娘が何度かエサを獲られた後でちっちゃいフグを釣りあげました。きれいな色。ちっちゃいけどちゃんと
斑点があります。小っちゃいので放してやろうとハリを外して下に置いたら、プーッと膨らんだ。
さすが、フグだわ。

T君もフグ。フグしかいないの?ここには、とふと歩いてきた堤防を見るともう水が上がっているではないですか。満ち潮というのはほんとに速くて、ひと波ごとくらいに水が上がってきます。
あわてて引き上げて、今度は場所を移動して仕切り直し。
心配していた夫の体調も良いようで、海の風に吹かれて気持ちよさそうです。

 

ここで私と娘は時間切れ。家に帰って仕事があるので、後をT君にお願いして帰途へ。

T君と夫は夕焼けを見て三日月も見て帰ってきました。釣り果は中型タナゴが1匹。後はフグだったそうで
また夫の体調がいい時に、再度の挑戦をしたいと思います。

暑かったけれど、夏休みを絵に画いたような1日でした。
カメラを忘れて、1枚も写真を撮れませんでした。がっかり!

 

そうだ、今日の北上川は凄かったです。ただでも水量の多い北上川は川幅いっぱいに増水して茶色に
濁った水が渦をまいて流れていました。これで昨日の秋田のような雨が降ったらと思うと恐ろしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

新聞バッグ体験教室with美術の先生

今日は、「アッツーーイ!」です。
何をやっても、二言目には「暑いねえ」と言っちゃう日。

とはいえ、30度あるのかな。
窓全開なので蝉しぐれが凄い。ミンミンからジーからカナカナからごちゃごちゃでワーンと聞こえます。

早朝から夕方まで、定位置から動かないだれだれのシロリン。
台所の窓の向こうからこのスタイルで横たわったまま、こっちの様子を見ています。

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昨日から仙台七夕でクロダさんはろっけんぱーくで新聞バッグその他の販売に出ています。
ここに住んで12年ですが、仙台の七夕にはまだ行ったことがない。どんなお祭りだかわからないのですが、昨日、初日を終えたクロダさんが、あの七夕飾りはいろんなところの人たちがいろいろな形で飾りを
作るんですって、と報告してくれました。大変な人出だったそうです。
今日が2日目でお祭りの最終日。たくさん売れたら嬉しいです。

 

1日経ってしまいましたが、先日、修学旅行の下見に来られた時にお会いした、神奈川県海老名市の   中学校の美術の先生を中心に、他の学校の美術の先生がたもご一緒に6名でわざわざ私たちの
ところまで、新聞バッグ作りの体験にいらしてくださいました。

 

どれでもお好きな形を作って頂こうとおすすめしたら、みな様方、流石に美術の先生で、全員製作に
ひと手間かかる大バッグを作られることになりました。
2時間かかりましたが、全員素敵な柄の新聞バッグを作られましたよ。
感想は?とお聞きしたら、面白い、そうです。先生方に新聞バッグ作りを先に体験して頂いて、面白い、
楽しいと感じてもらえたら、きっと修学旅行時の本番で、生徒たちに楽しい新聞バッグつくりの体験を
してもらえるのじゃないかなあ、と思うのです。

記念の1枚。

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次には学年主任の先生方も被災地の下見兼新聞バッグ作り体験に来られます。

モノを作るって楽しいな、と思ってくだれば「イイネ!」です。

そして私も夕方からは、この先最も重要な特注の新聞バッグを作るおさらい講習に行ってきます。

うちのオトーサンの餅作りの休憩時間が長くなってきましたので、私はけっこう朝から午後まで
お餅作り仕事が忙しくなってきました。
でも草も刈りたいし、お盆だから切り花も切りたいし・・・。新聞バッグも作りたいし・・・。
ああ、暑ーい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日大付属第一高校の生徒さんたちが来てくれました

なんだかやることがたてこんでいて、ブログを書く時間がない。
パソコンの前に座ると、瞼が重ーくなってくる。

 

土曜日、入院していたうちのオトーサンが退院してきました。退院したかと思うと、またふつうのように
お餅をつき始めました。病気なんだけど、病気のことなんか何も言いません。悔やむこともないし、愚痴を
言うこともない。ふつうどおり早朝に起きてお餅を搗き、疲れたら休み、また仕事をして疲れたら休む、
という日常に戻りました。

折しも月末は大新聞バッグ300枚の締め切り日。クロダさんは1日中、海山の折り手さんから集まってきた新聞バッグの検品、補修に追われてます。この300枚が終わると次の違う形の300枚が控えているので
全然気がぬけない。私も手伝いたいのですが手伝う時間もないまま、夕方には、当番が回ってきた道の駅
直売所の掃除へ。

掃除が終わった後、具合が悪くなった人が出て驚きました。やっぱり夏の暑いうちは熱中症というのがある
ので、自分の体調に気をつけないといけないですね。

 

そして今日月曜日は、昨年の秋に学園祭(櫻墨祭)にお邪魔した日大付属第一高等学校の生徒さんたち、
教頭先生、学園祭担当の先生方を南三陸にお迎えして、新聞バッグの作り方体験をやってもらいました。

今年の学園祭には、昨年のように私たちが学校に出向いていくのではなくて、生徒さんたちが私たちが住む宮城県まで来てくれて、海の人達山の人達の生活や仕事を見て体験して、自分たちで私たちの
生産物を販売してくれるのだそうです。

今日の体験講座の先生はY仮設住宅のけいこさんとしんこさん。
日頃は大きいものとか難しいものばかり折っているので、最も初歩の小新聞バッグの作り方を忘れたよ、
と言いながら、みんなに手ほどきしてくれました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA短い時間でしたが、さすがに頭脳が若い!上手な出来上がり。

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新聞バッグを作った人たちが決まって言う感想。
「面白かったァ」
そうなんです。私も思うけど、モノを作るのは面白いです。

みなさんが南三陸視察に出られた後は、今出荷最盛期の菊のオノデラ師匠の畠へ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA昨年と比べると嘘みたいじゃないですか。この仕事ぶり。

ハウスの中も充実してきました。昨年は仕事をする道具がそろわず、大変でしたから。

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よかった、よかった!

これは秋に咲く彼岸菊。

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菊の圃場からの帰りに志津川で一枚。海の方向を撮りました。
水が多い!

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今日の講習は終わり。

また明日も続きます。

 

 

 

 

 

 

 

やっと一人増えた!

朝のお餅の出荷から帰ると、見慣れない車が・・・。
黒っぽい色の高知ナンバー。

ということは、クロダさんが「今日お友達が近くまで来るんですよ」と言っていたお友達が、直接
うちまで見えたんだ、とわかりました。

お友達は新聞バッグの作り手でもある、しかし本職は美術の先生であり、日本ではまだあまり知られて
いない砂像制作者である松木由子さん。砂像というのは「さっぽろ雪まつり」などでは雪像と同様の
砂で作る像のことで、松木さんはその世界ではよく知られた方です。

秋田の釜谷浜海水浴場で開催されている「砂像の祭典」サンドクラフト2013inみたねでの製作を
終えての帰り道、岩出山のクロダさんのところに寄ってくれたのだそうです。

お話ししてみると、モノ作り一筋、絵でも彫刻でもなんでも作っちゃうという大変楽しい方で、そして
外国から来たという砂像のルーツを知るために、愛車で寝泊まりしながら全国の砂浜行脚を実行中
といういかにも力強い土佐の女性です。言葉も土佐弁。

 

クロダさんと松木さんは昨日は1日、被災地を見るため感じるため、そして新聞を運んで新聞バッグを
受け取るために南三陸のけいこさんの仮設に出かけていきました。
帰りが遅いので、被災地に慣れない二人を心配して電話をしてみると、たまたまの偶然で高知観光
大使であり歌手であるうーみさんが南三陸、戸倉の志津川中学校仮設に来るというので待っている
とのこと。

うーみさんは大震災直後から南三陸やその他の被災地に入り、何回も何回もリサイタルをやって
被害を受けた方々と一緒に歌を歌ってきた北海道出身、今は高知に住んでいる女性です。
うーみさんと松木さんは南三陸で初めて出会ってお友達になって、この次来た時にはきっと岩出山
にきてくれるでしょう。

クロダさんの新しい家で。
熊本生まれのクロダさん、博多の私、土佐っ子の松木さん、それに近所のyumichannや高橋みっちゃん
ら東北女性陣、みんなで寄ってモノ作りをしたりご飯を食べたりしたら賑やかで楽しいよね、きっと。

 

私たちがこの町に移住して12年。いいとこなので私たちに続いていずれ都会の人たちが住み着く
に違いない。「住み易いよー。みんな優しいよー」と宣伝しよう、なんて思っていたのが、宣伝もしたんだけど、全然後に続く人なんていなくて集落の人口は減るばかり。

でもやっとクロダさんが来てくれました。yumichannが集落の生き生き女性講座のメンバーに入れるように
声かけてくれる、と言っていたので、近々クロダさんに集落の女性たちと一緒の研修講座とかのお誘いが
来ると思います。
やっと人口が一人増えた。よかった!!

 

松木さんはふた晩とも、「どうぞお部屋で寝てください」という薦めを固辞されて、庭に停めた車で寝んで
今朝早く、次の仕事の場石川県の海辺の町に向かって出発されました。
どこの海にでも入れるようにサーフボード積んで、車の中は寝て起きて生活できるように整えて、これから
9時間運転して石川県に入るとのこと。

90歳まで木彫をやっていた私の母が所蔵していた絵と彫刻の本を、持って行って頂きました。これから
美術を学ぶ若い方たちのお役に立てれば母が喜ぶだろうと思います。