新聞バッグ、ミラノに到着

今日の夕方、イタリアはミラノのKMさんから、「荷物着きました」と連絡がありました。

早ッ!
送り出したのが先週の金曜日の夜ですよ。それも宮城県北部のこんな片田舎の町から。
ヤマトさん、凄いですねえ。
座席の狭さが苦痛で、国際線に乗れず、従って海外旅行をしない私にとって、イタリアは
とても遠い遥かな国に思えるのですが、そうでもないんですねえ。 続きを表示

同窓会&東北村開村準備会

 

もうすぐ3月。大震災が起こった日を過ぎると、梅の蕾や桜の蕾が膨らみ始め、私たち海の手山の手
ネットワークの記念碑的な日、梅見の会の日がやってくる。

梅見の会なんてやっていいのか、とためらいながら、それでも梅農場のSさんのお父さんの、「温泉に
浸かってゆっくりしていてはいけない。今は終戦後の何にも無くなった時と同じ。すぐに動かないとその分
復興が遅くなる」という言葉を信じて、圧倒されて、Sさんが毎晩農作業が終わった後、避難所になっている
鳴子温泉の旅館を一軒一軒訪ねたときのことを思い出す。 続きを表示

手仕事第2弾  お雛様

今日は福岡からお雛様が大挙してやってきてくれました。

見てください。かわいいでしょう!左上のハートの中身はチョコレート。

今日は世間ではバレンダインデーなのですね。

これは紙のお雛様。

福岡の友人たちが作ってくれました。

支援用の冬物衣類もだいぶたくさん届いたので、南三陸と閖上の方に送ることにしました。
ついでに、今度東京のデパートで販売する品物の整理。ふと思いついて、以前に送って頂いた布を
整理していたら、見落としていたんですねえ。底からお手紙が出てきました。
ほんとうに申し訳ない。私たちの今ある場をよく理解して頂いているよいお手紙だったのですが、
中にご支援のお金が薄紙に包まれて入っていました。

心からお礼申し上げます。

海山ネットはまだまだやりたいけれど、力不足でやれないことがたくさんあります。
でも諦めずにやろうとしています。そのために使わせていただきます。
ありがとうございました。

 

 

青空

福島の方から自作のmy箸が送られてきました。

見てください。この手わざ。

制作者のATさんはヘラブナ釣りがお好きで、矢竹という種類の竹で釣竿を作られるのだそうです。
その竹の細い部分を利用して作られたmyお箸と竹筒は箸入れです。箸入れの蓋と身の分かれる部分の
ちょっと下に「青空」と銘記されています。

そう、これは「青空」という名のお箸と箸入れです。 続きを表示

田舎郡東北村

昨日、今日、ほんとに寒いです。風が強い。
今朝、雪がバーッと本格的に降り始めたので、いやだなあ、と思っていたら午後から晴れて、ほッとしました。
でも道は地吹雪。雪は降っていないんだけど、両側の田んぼの雪が風で巻き上げられて一瞬前が見えなくなる。
自分は停まればいいけど、後ろから追突されたくないのでハラハラ。そんなことの繰り返しでした。 続きを表示

兎と雁

だいぶ前から手拭いを作りたいと考えました。
理由は、いろんな手拭いを見て、いいなあ、素敵だなあ、私も作ってみたいなあ、と思ったのと手拭いって自分の想いを託せるんじゃないかなあ、と思ったのと、でも今の東北は非常事態で、他の可愛い、とか柄が素敵とかの想いよりも、とにかくなんとか前のように品物が売れて、みんな元気になってという気持ちのほうが強いので、その想いが入った手拭いを作りたいなあ、と思ったのと。 続きを表示

とりあえず動いていたら

また寒くなりました。1日通してマイナス3度くらい。その前がどーんと温かくなってグッチャグチャに雪が
溶けて、そのままこの寒さで凍りついているから、歩きにくいうえに滑る!

午前中、道の駅出荷組合の監査。もうすぐ出荷組合の年1回の総会がありますが、今年の目玉は
次世代、つまり若い人たちが活躍する場ができること。これは素晴らしいことです。
私が移住してきた10年前には、この町の最奥にある私が住む集落では、お隣近所に人が住んで
いました。子供もいました。でも今は空き家のほうが多くなってきた。子供が通学する姿なんて
ここしばらく見たことない。年寄ばかり増えて、どーするんだろう、という状況です。 続きを表示

聞いでけさいん 新聞バッグのはなし その2

「聞いでけさいん 新聞バッグのはなし」の作文をなぜ役立てられないかと思ったのかというと、
近々東京のデパートで東北村の出店があるからです。
先日ミラノへ送る、昨年の大震災後の海山ネットの動きを撮った写真60数枚を見ました。

竹盆栽を海の手山の手一緒に作った写真。よっちゃん宅の竹林でこれまでやったことのない
竹挽きをする南三陸白石さんの真剣な顔。怪我をしないかと心配でたまらないけどあえて
我慢して手を出さないよっちゃん。 続きを表示

聞いでけさいん 新聞バッグのはなし

40代の初めの頃に、東京でカルチャーセンターに入りました。
高田宏という作家の本を読んで、お話しを聞きたいと思い、先生の教室の生徒になりました。
先生はもう講師を辞められましたが、教室の仲間で年に1回作文集を出すようになり、今年で
22号です。

その原稿の校正が送られてきました。作文の題名は
「聞いでけさいん 新聞バッグのはなし」 続きを表示

春の兆し

真ん中の大きな木のてっぺんに止まっているのはカラス。
毎年春になるとあの木のてっぺんから3段くらい下の枝に巣を作ります。

必ずお父さんカラスとお母さんカラスと子ガラスが2羽くらいいて、確実に育って巣を離れます。
毎年同じカラスかどうかは解かりませんが、場所はいつも同じ、上から3段目くらい。

下はまだ雪で真っ白なんだけど、春はそこまで来ているんですねえ。


ハウスの中。外は雪だらけだけど、ポピー、ネモフィラ、ニゲラなど春の花はちゃんと育ってます。

ちょっとちじこまり気味だけど、パンジーもビオラも寒さに耐えて出番を待ってます。

きのうまでマイナス10度以下なんてなってたのに、今日はまあ、なんと雨です。
ちょっとパラパラ降るんじゃなくて、ザーッと普通に降るんだからびっくり。
雪が解けてグッチャグチャ。屋根からは雪崩の如く雪がドサッと音を立てて落ちてきます。
わけわかんないです。

低温だけどやっぱり春は近くて忙しくなってきました。道の駅の出荷組合の総会、理事会、海山
ネットのイベントが次次。ミラノチャリティーイベントも間もなく。

そして私の中の今のメインイベントは手拭い作り。いよいよデザイン5点出そろいました。
全部宮城の物産です。ほんとは岩手の物産も福島の物産も入れたいところですが、今は
お金がないので、宮城のみになってしまいました。

圧巻は秋刀魚、素晴らしく勢いのある秋刀魚、それからわかめ。わかめの下には平目もいます。
ダンゴウオ。赤や黄色が混じりあった色で小さくて風船のようにまん丸くて、ふくらんだ金魚のような
南三陸の魚です。津波で全滅したかと思っていたら、この間、海に潜って、残っている、生きてる、生きてる
と言ってるテレビ番組見ました。
そして10月から3月まで川や田にいる白鳥。そして真っ赤ななんばん。
他にもわらびとかタケノコとか、気仙椿とか、東北の戻ってきてほしい、産物の手拭いを
片端から作ってゆきたいなあ、と思ってます。こんな産物もあるよ、と思いつく方、教えてくださいね。

明日は朝早くに四万十からお客様が来ます。
起き損ねたらまずいのでもう寝ます。