花の話

本格的に寒くなりました。今日から着るものも完全防寒冬支度です。空気は冷たいけど、空はすっきりと晴れて、雪化粧をした鳴子の山々、栗駒山、鬼首の山々まで全部見えます。

今日は朝は5時過ぎからお餅の仕事、お昼前から梅農場でミーティング、午後から畑で予約注文のパンジー、ビオラ、ハボタンを揃えましたが、 続きを表示

がんばっぺ!!!

久しぶりに本屋に行きました。目に留まったのが新聞バッグの作りかたの本。表紙が違うのが2冊、小物作りの本などと並んでました。これは海山ネットで作っている新聞バッグではありません。とある大物先生が考案された新聞バッグでこの新聞バッグを被災者の方に作ってもらって販売できないか、と問い合わせたところ、大変な剣幕で叱られた、という思い出があります。

あれから半年も経っていないのに、海山ネットの海の手さんたちの手から生み出された四万十新聞バッグは 続きを表示

冬の準備

ちょっと忙しくてブログをお休みしている間に辺りはすっかり晩秋の景色になりました。里山にも紅葉が降りてきて森も林も草も琥珀色の世界です。あちこちで柿の大木がオレンジ色の実を鈴なりにつけています。ここの柿は渋柿なので、実を採らない木が多く晩秋にはこんな景色になります。気温はまだまだ高いのですが県道では防雪柵の準備が始まりました。

それともうひとつ大震災で壊れた道路の工事がやっといっせいに始まりました。いっせいにといっても 続きを表示

新聞バッグは誉められました

四万十の新聞バッグコンクールのことでひとつ書き忘れたことがあります。審査後の交流会でお会いした、新聞バッグインストラクターから、私たちが出品した新聞バッグ(カミジョーさん、ケイコさん、シンコさん、スズキさん、サオリちゃんが作った)について、「大変完成度が高い。わずか数か月でよくこれだけのものが作れるようになった、と感心している。これなら販売できます」と誉めていただきました。

日々を被災のただ中にいて、重い記事も救いのないような記事も、そういうものだと呑み込んで 続きを表示

”みず”でアップアップ

実は私は同人誌”みず”のメンバーでもあります。作家の高田宏先生の教室の生徒で、年に1度同人誌を出しています。もう今度で21号だか22号だか。ということは同人誌を22年間続けてきたということですが、この紅葉シーズンでまっこと忙しい10月末が締め切り。全く書けず、四万十まで原稿用紙を携えて行ったのですが、さらに全く書けず、今日に至っています。

ということで、仕事の合間にはパソコンの前に座り続けです。新聞バッグのことを書きたい! 続きを表示

支援について

                被災地支援に北海道から牛が贈られたとテレビのニュースで見ました。そして

       今日は船が贈られた気仙沼で、漁師さんの笑顔を見ました。こんなニュースを

       見るとき、「いいなあ、良い支援だなあ」と思うんです。

       その牛で、その船で、漁師さんも牛を送られた人も仕事ができるのですから。

       問題ある発言かもしれないけれど、やっぱり私は支援というのは、働けない人

       以外はそれがあったら仕事ができる、というものがいいと思うんですよ。

       私が住む町の隣町、鳴子温泉は一時期千人の津波被災の方々が避難して

       きたところなので、私や仲間の海山ネットメンバーは数多くの沿岸部の友人

       ができました。沿岸部に戻って仮設住宅に入った人が大半ですが、そのまま残

       った人もいます。今日もお餅の仕事や花の仕事を手伝ってくれたのは、子供

       が鳴子の中学校と小学校に入ったので、今もこちらで暮らさざるを得ない南相

       馬のKさん。子供もいて、両親の介護をするために近くの農家を借りて住んだ

       Tさん。今日はちょっと離れた所に住んでいる元鳴子に避難していたOさんから、

       お仕事がないか、と相談が来ました。でもね。こうして必死で働こう、としている

       人がいる反面、仮設入居の人の中には「仮設に入ったほうがいいよ。いろいろ

       貰えるから」という人もいます。

       誰も悪くないんです。

       でもいつまでも貰えるものではなし、やっぱりみんなでがんばらなきゃあ。

       みんなと一緒に何の仕事ができるんだろう、と考えてますが、とりあえずは 

       これまで自力対応ができなくて放っておいた木の実や花やタケノコやワラビ、

       に栗、その他をきちんと採って加工して販売してみたいと考えています。

       みなさん。よい知恵があったら貸してうださいね。

       

       

       

       

大多忙の一日

              今日は文化の日。相変わらず暖かいというより、畑にいると暑いくらいの温度で

       晴れてお天気もよいので、道の駅の前の国道47号線は鳴子温泉、山形方面

       に向う車も戻る車もビッシリの渋滞です。

       今日一日だけで道の駅には片道15分の道のりを3度往復して、混み合うお客

       さまの間を「すみません、すみません」とかき分けて進んで出荷して、さすがに

       夕方にはヘトヘトに疲れました。

       群馬のお客様、埼玉のお客様、遠いところからみえた何組かのお客さまとお

       話したけれど、東北まで来ていただいただけで、ほんとに有難うです。

       道の駅まで行ったついでにちょっと足を延ばして潟沼の紅葉を見に行ってきま

       した。潟沼というのは鳴子温泉の山の中にある周囲を紅葉の山に囲まれた

       酸性の沼で(観光客にはあまり知られてないみたい。沼の畔にあるラーメン屋

       のおばさんが、町がちっとも宣伝してくれないとボヤいてました)、私は紅葉

       時期は鳴子峡へは行かずに、この沼の小屋で周りの山の紅葉を見ながら

       ラーメンを食べて紅葉狩りを終わらせます。

       今年の紅葉は残念ながら気温が高すぎて、黄色だったり赤だったり緑だったり

       枯れて葉が落ちていたりノゴチャゴチャで贔屓目に見てもきれいじゃない。

       明日も明後日も混雑は続きそうです。今日は祭日で娘のAちゃんと新聞バッグ

       制作に励んだ南相馬のKさんと明日はクリスマスローズの植え替えをやります。

       明日もあったかそうですよー。

       

       

     

    

高知

                  毎日暖かい。高知では暑いくらいだったけど、ここでもあったかい。

        天気も良いおかげで、道の駅の仕事がめいっぱい忙しい。

        お餅。土佐で見てきたお餅の真似をして売ってみました。売れるかなあー。

        売れました!

        今日は白いお餅だったけど、高知の朝市では蓬、砂糖、黒砂糖、豆、きび、サツ

        マツモ、その他いろんなものをお餅に搗きこんで、搗いてすぐにポリ袋に入れて

        売ってました。私もやってみたい。

        私の今の販売品のパンジー、ハボタンも日曜市で売ってたけど、パンジーの

        売値は高知が高い。温度が下がらないので、高知のハボタンは緑色でした。

        やっぱり、百聞は一見にしかず。

        見ることからしか新しい発想は生まれて来ない。

        高知は何回でも訪れたい、見たいものがいっぱいある魅力的な街です。

        

帰ってきました

       高知四万十新聞バッグコンクールから帰ってきました。

       高知県は初めて訪れましたが、暖かくて(夏みたいだった)、ほんとうに素晴らしい

       ところでした。高松城と桂浜に行きましたよ。

       桂浜の波の荒さにはびっくりしました。ここから坂本竜馬は海の向こうを見て、

       「新しい日本を作ろうと思ったんだなあ」と感激して、桂浜のきれいな石を拾って

       お土産に持って帰りました。私たちにずっと動向してくれた高知のスーパーウー

       マンとも子姉さんの話によれば五色砂というんだそうです。

      さて、新聞バッグ。受賞させていただきました。

      それはとてもとても嬉しいことだったけど、審査後の交流会で、参加者からかけら

      れた「声」がまあ、ショックといえばショックでした。

      たくさんの新聞バッグが会場の今は廃校になっている元広井小学校の教室に

      展示されているのですが、わが東北新聞バッグはひとつの教室に、他の震災

      に関連した新聞バッグと共に展示されていました。

      その教室に入って、南三陸の、女川の、南相馬のみんなが真剣に311以降の

      新聞の紙面を選んで作った新聞バッグが目に入った途端になんということか

      涙がこぼれてきてしまいました。よっちゃん農場おくさんのミッチャンも同じ想い

      らしく、泣けるー、と言ってます。たぶんよっちゃんも泣きそうになったと思います。

      でも、周りの人は私たちがなぜ泣くのかけげんに思ったことでしょう。

      交流会の会場で一人の年配の女性から

      「私はあの教室には入ることができませんでした。とても見れなくて」

      ええーッ、どうして? せっかくみんな一生懸命作ったのに。

      見てほしかったなあ。

      次の男性

      「あの展示を見たとたん、鳥肌がたちました」

      別の男性

      「泣きそうになった」

     それでようやくわかりました。津波や被災や苦しみや悲しみや希望の記事は

     私たちにとっては日常でも、東北以外の人々にとっては非日常なのだと。

     311以来の新聞に被災者や復旧、復興の記事が載らない日はありません。

     なかったら忘れ物をしたような気がしてしまう。

     そのへんでこれは新聞バッグといっても受け止め方が違ったんだねえ、と

     受賞を諦めたのですが、でも選んでいただきました。

     タイトルは「信じて前へ」

     みんな喜ぶと思います。副賞をお土産に持って帰ります。

     四万十の旅は本当に素晴らしい旅でした。四万十ドラマの関係者の方々に

     大変よくしていただきました。山ほどの新しい発見がありました。

     これからも新聞バッグを作り続けて来年は再度挑戦します。東北の新聞で

     東北の気持ちで作って、でも「見ませんでした」なんて言われないように。

     

      

      

四万十

      28日、29日、30日は四国、高知県の四万十に行ってきます。

      新聞バッグコンクールです。

      四万十は新幹線に乗って東京まで行き、羽田空港から飛行機に乗って

      高知竜馬空港まで行き、降りて車で3時間走って到着します。

     あまりの遠さにどうしょうか、と行くのを躊躇いましたが、やっぱり行って

     新聞バッグを見届けます。

     帰ったらご報告します。