ひとの温もり(太陽のマルシェ初参戦)

3月の第2土、日の太陽のマルシェに初めて参加してきました。
私が行ったのは土曜日のみで、今日日曜日は、よっちゃん夫妻、温玉の野田さんが
奮戦中です。

温泉卵は道の駅出荷分も重なって、温玉製造者野田さんは大奮闘。
源泉かけ流し温玉は、多量の卵を湯につけると卵の冷たさで温泉の温度が下がるんだ
そうで、多量に作るには時間勝負。
パーシモン仲間に高知大の咲菜、彩音ちゃんも加わってラベル貼りやら卵詰めやら
大騒動の後の深夜の出発となりました。

今回宮城勢がマルシェに持参したのは、よっちゃん農場ラインアップ商品に野田温玉、
岩出山佐藤梅農場の梅干。それに震災後7年の今、海の手山の手新聞バッグも日曜日が
311であることから販売をお願いしました。
売れなくともいいのです。思い出す人がひとりでもいてくれたら・・・の思い。
お店の総称として岩出山ほっかぶりを引き継いで「ほっかぶり」。
全員手ぬぐいほっかぶっての参戦です。

よっちゃん、野田さん部隊が出発した後に、私のみお餅出荷を済ませて新幹線で参加。
ということで上野から地下鉄に乗り継いで、勝鬨駅上の会場には11時前に到着。

もう人は出ていてそれなりに動きはあるのだけれど、普段の私たちの出店現場とは
違う静かな雰囲気。いつも言い慣れ聞き慣れている「いらっしゃーい!!」の大声や
対面のお客さんとの他愛ない会話で弾ける大笑いもなし。やっぱりここは東京の
中心部。高層ビルに住む人たちの売り買いは、静かなお話のなかでなされるのか。

しばし借りてきたネコ状態。そこを脱してからは調子が戻ってきました。
それにしても野田さん銘名の温玉名称が舌を噛みそうで呼ばわりにくい。
名称を簡単にして「鳴子の源泉かけ流したまご」でお客さんに宣伝することにしました
が、でも待てよ。都会のお客さんに「源泉」とか「かけ流し」とか分るんだろうか。
考えてみれば私も岩出山に来るまでは分りませんでした。
やってみて初めて分る課題続出です。

 

午後は私のみ現場を離れて、ししゅう高田の松原プロジェクト「つながった心の風景」
に参加中の天野寛子先生を訪ねて新宿マインズタワーへ。

先生を激励した後は老人施設入居中の叔父叔母を訪ねて千葉県我孫子へ。
顔を見るなり「会いたかったよ~」と涙をこぼす叔母には驚いたけれど、前の施設に
いた時よりも、表情も言葉もぐんと豊かになって、施設の違いでこれほどにも叔母の
様子が変わることを実感しました。
いろいろわからなくなっているけれど、まだ私の顔もわかるし、本もたくさん読むことが
できる。忘れたという字の練習用に手持ちのノートとペンと読みかけの本を渡して帰ります。

帰りの電車で考えたこと。

2度目のマルシェではまたマルシェの新しい面を見せてくれました。
各店舗に並べられ、工夫が懲らされたさまざまな商品。お菓子もパンも果物も野菜も厳選
された材料が使われ、健康に良く見かけも素敵だけれど、でも土や緑や太陽からはだいぶ
遠く離れたような・・・。
遠慮のない大きな声や笑い声や人と人が触れ合う温もりが少ないような・・・。

初参戦の岩出山ほっかぶり部隊は、最初は戸惑って静かだったものの、瞬く間に調子を
取り戻し、宮城の看板の下、源泉かけ流したまご、の呼び声と笑いを響かせました。

よっちゃん商品を生み出す、よっちゃん農場の広く高い青空や黄金色の稲田、野田温玉
を生み出す鳴子温泉の数ある源泉、かけ流しの湯、マルサの手作り梅干しを生み出す
広大な梅農場。そんな風景の中で毎日身体を目いっぱい使って働き、屈託無く笑い合える
日々の暮らしのどれもが温もりのある人の暮らしの宝物のように思えます。

今日は3月11日。
新聞バッグにお客様が気付いてくれたらうれしいのですが。

新幹線を待つ間の本屋で嬉しいものを見つけました。
私が通った渋谷の教室の先生、高田宏氏の「言葉の海へ」が新しい文庫本になって
店頭に並んでました。

 

 

 

 

 

 

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