初めてづくし、二日目

初めて泊るカプセルホテルの朝食は部屋から出てラウンジで。

普段ホテルで食べるメニュー満載の朝食バイキングをもっともっと簡素にしたような、でも
温かい数種のパンやミルクやハム、卵、野菜、必要なものは全て揃う朝食でした。

ぐっすり眠ってシャワーを浴びて必要な食事が食べられればそれで充分。
昔那須の修道院の宿泊所に泊って感じた過不足のなさを思い出したカプセルホテルでした。

 

毎月第2土曜、日曜日に開催されるという太陽のマルシェ。
どんな市なのか全く知らないのですが、6000個の卵が2時間で売れるという話をテレビで
聞いたことがあります。
だいたいどんな卵だったら1日で6000個も売れるのか。

その現場を見たいので、10時オープンのところを9時には到着して見聞することに。
9時、現場に到着したらもう卵を待つ人の長い行列ができてました。
行列を整理する係りの人の配置もされています。

 

場所は勝鬨駅前の児童公園。太陽のマルシェという名前から想像していた大きなものではなく
物販ブースとワークショップブースとキッチンブースが寄り添う白いテント屋根が連なる
こじんまりとした市でした。

児童館

その角の端っこに位置して件の卵ショップ。栃木の卵屋さんで3種類の卵があり、今日の卵は
8千何百個とかの凄い量。販売が始まってどんどん行列が動くかと思いきや、そのスピードは
ゆっくりゆっくり。これほど並んだ長い行列でも、次から次にお客をさばく売り方ではなく、
卵を買う人の各々に対面販売しているのが見てとれました。買う量にも制限があって1人
2パックまで。。
これはある意味凄いことで、3時間も並ぶ長蛇の列を前にすると、待たせてるという脅迫観念に
動かされて、行列を流す、さばく、という売り方になりがちなのですが、ここにはそれがない。
8千何百個かの卵は3時間かけて完売になったと思います。

この石市の主催は月島一帯を開発する住宅開発会社で、目的は市の売り上げではなく、
増すシェを開催することによる町の活性化で、もう4年継続されているとのこと。
場所は築地に近く、昔息子の入院で聖路加国際病院に毎日通った頃とはすっかり
町の様子は変わってしまって、数十階建ての高層住宅ビルが林立する住宅地に
変貌していました。

お客の年齢層は若年から年配まで。ベビーカーの赤ちゃん連れから子供連れ、小さい
犬を連れた人が多いのが目を引きます。
昔はペっと禁止のマンション住まい。今はペット可が主流になったここならでの
生活風景でしょう。

ベビーカーに乗っているのは赤ちゃんだけではなく、立派なベビーカーならぬドッグ
カーに乗せられた小型犬が多い。むくむくの大きなチャウチャウが可愛いベビーカーに
納まっていました。

 

お店の様子はやはり東京風。陳列もポップなどの告知方法も洗練されています。
それなりの審査はあるのでしょうが、売り手さんは全国対象。外国の方も多く見られます。
販売物は野菜、乾物、お菓子にワイン、パンなどなど、宛がいの什器は同じでも売り方は
それぞれで工夫されています。

お茶詰め放題1000円。

なんでもかんでもピクルス。

ぜーーんぶベーグル。ポップが面白い!

実に刺激的な直売市で、多くを学ばせてもらいました。

 

マルシェの後は恵比寿のガーデンプレイスでお洒落雑貨の勉強をするつもりでしたが、
時間不足で、大震災以来7年間も新聞バッグの注文を頂いているギャラリーまあるさんに
ご挨拶に。いつも変わらず画廊の片隅に新聞バッグとよっちゃんなんばんを置いて
くださっています。

とても刺激的かつ勉強になった2日間でした。
お母さんのような年齢の私を連れ歩いてくれた野田さんに感謝です。

 

 

 

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