道路がなおった

               ようやく道路がなおった。

       道路といっても家の下にある県道から我が家までの勾配のきつい進入路で、

       舗装が剥がれて荒れに荒れた私道を直してもらえないか、とずいぶん以前に    

       知り合いの土木工事会社の社長にお願いした修理だった。

       大震災の影響で、土木工事とか、家をなおすとか、そういう類の工事は、まず

       直してもらえない、というのが、東北在住の私たちの今の常識なんだけど、でも

       実際には非常に困る。

       先日保健所に行ったら「どこか壊れませんでしたか」と訊かれたけれど、家は

       壊れていないが、地盤に亀裂が入り、少々傾いている。ほっとけないので直したい

       のだけれど、修理を頼めるところがない。

      「そうなんですよねえ。家とか作業場とか壊れた人はみんな待ってるんですよねえ。

       材料も揃えて待ってる。でも全然来てもらえない、と言ってますよ」

       担当の人はそう言って笑っているが、屋根の修理など2年待ち、3年待ちという話

       も聞いた。

       何時まで待つのかというのが分かれば有難いが、数週間なのか、数か月なのか

       さっぱりわからないので困ってしまう。が、状況が状況なので、「何時来ても

       らえますか」とはとても聞けない。我が家の進入路については一回だけ「何時

       頃?」と電話をしたが、返事が来ないので2度は聞けなかった。

       でも寒さが来る。12月になったら道が凍る。雪が降ったら、こんなにデコボコで

       雪が掻けるのか。心配になって、来てもらえない間は自力で少しづつ修理をする

       ことに決めた。

       とりあえずホームセンターの砂利をトラックで一杯運んでもらおうと、頼みに

       行ったら、なんと来てくれるのが1ヵ月先とのこと。運んでもらうだけで。

       後できることはバケツ1杯とか土嚢袋1袋とかの単位で少しずつ買って運んで

       来ては亀裂や穴を埋めるしか方法がない。

       今日買ってくるか、明日にするか(畑の側溝で脱輪して車が上がらなかった)

       と迷っていたら、今日、日曜日に来てくれると連絡があった。

       応急処置ながら亀裂が埋まってきれいになった道にほっと一安心。感謝してい

       ます。

       でも、この土木や家周りの修理の工事など、これからどうしたものかと実に困惑

       する。家の周辺でも3月11日の大地震の時に大きく壊れたままの道路が何か所

       もあるし、一回修理をしても車が走ればまた壊れ、その上に被せてまた直すの

       でだんだん道路はデコボコになり、最初は15㎝くらいだった段差がこの7か月

       の間に20㎝くらいの段差になった道路などあって油断ができない。

       きのうは海山ネットの石巻での出店で、石巻まで行ったが混雑する幹線道路を

       避けて田舎道の県道を行ったら、ひっきりなしの損壊応急処置道路で、気疲れ

       した。これだけたくさん壊れているんだもの。トラックも重機も人夫さんも余って

       るわけないし、やっぱり私たちは待つしかないのですねえ。

       

       

       

       

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