非常時には平常時には見ない物を見て目からウロコです

花の出荷で忙殺されてます。道の駅とほかのお店と朝から夕方まで行ったり、来たり。

朝道の駅に行く時に、久しぶりに自衛隊の何するのかわからないけど、でーーっかい
車輛数台とすれ違いました。

自衛隊なんて首都圏に住んでいる時には、まったくご縁がなくて、新聞やテレビで見るくらい
だったのですが、栗原の大地震や、東日本大震災が起こったため、身近に自衛隊の車や
隊員さんを見ることが多くなりました。

道の駅には裏に大きな広場があります。普段は駐車場に利用している広場ですが、有事の際
には自衛隊の車両の集結場所として、過去には使われました。
朝行くと、たくさんの自衛隊色のトラックとかいうものではなくて、重機を動かす車が停まって
います。

自衛隊の車って普段見ると小っちゃいのも大きいのもピカピカです。いつも手入れされているん
だなあ、とわかります。隊員さんは男性も女性もとても礼儀正しいです。
栗原の地震の時には、長いこと被害に合った人が見つからなかったのと、花山村の道の駅
から先の秋田県にぬける道路は、山の崩落で道も集落も埋まってしまったので、自衛隊なくしては
動きがとれない状況でした。

その地震の時に、花山村の道の駅によっちゃんたちと一緒に応援で野菜販売に行きました。
すぐ近くで自衛隊の方たちが、集落の人たちのためにシートを張ってお風呂をつくってくれていました。
広場に朝停まっている車はドロドロに土で汚れ、隊員の方たちも連日の捜索できっとくたくただった
ろうと思います。

ある時、その広場いっぱいに、私がこれまで見たことのない、たぶんこれからも見る機会はない
だろう、自衛隊の、装甲車というのか気動車というのかわかりませんが、 重装備のいろんな種類の          車が外側に緑色の葉っぱのようなものをくっつけて集結していたことがあります.

「何、何が始まるの?演習?戦争でも始まるみたい」
と仕事はそっちのけで、あまりの珍しさに見物に行きました。
どの車両も、これは1台ウン千万か、というような装備の車。「全部で税金何兆円?」と
いうのが私の貧しい発想でした。
装甲車みたいな車に乗った隊員は長時間でも身動きひとつしません。私たちとは全然違う。

 

新しく買った車の営業マンが陸上自衛隊を辞めた人でした。
「民間人とは全然違う意識を持ってました」という彼の言葉を聞いて自衛隊の人々は
特権意識があるのかな、と長い間思ってました。
でも特権意識ではなくて、自分たちは民間人とは違う、ということの本当の意味が今度の大震災の
自衛隊員の行動でよくわかりました。

「あの人は自営隊に入ったから、掃除でも料理でも運転でもなんでもやれるんだよー」とこの辺りの
人たちはそんな噂をします。私も今は素直にそうだろうなあと思えます。

政治の中での自衛隊のことはよくわかりませんが、ここで災害が起こる度に自衛隊の
人たちと身近に出会うことができたのはよかったと思います。
非常時には平常時には出会わないようなものと出会って、目からウロコが、というようなことが
よくあります。

非常時には平常時には見ない物を見て目からウロコです” への1件のコメント

  1. 私も政治的な自衛隊の意味付けは正直言ってよくわかりませんがやはり自分の家を守るために各家が防犯手段ととっているのと同じことを国でもやらなければいけないのだと思います。まさしく自衛手段として。

    災害時には力強い存在として活躍してくれました。普段から鍛えられているのでしょうね。被災者はどんなにありがたかったか想像できます。

    そう、自衛隊には見たことも無いようなすごい車があるんですよね。大人でもちょっと興奮するような。我が家の2歳の男の子などよく目をまん丸くしていましたよ。

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