平成28年、大晦日に

夫がいなくなって3年目の歳の暮れ。

1年目は具合が悪くなったりもしたので、お餅をどんなふうに販売したのか覚えていない。

昨年は独りでは大変なので、お手伝いを頼んだりしたのだけれど、今年はほんとうに独りで

できる範囲でお餅を作って売ろう、と覚悟を決めたのでしたが、超々忙しかった!!

まさに髪振り乱してのお餅との大奮闘という感じで、自分の思惑とお客様の需要がつり合っていない。

私の仕事はお客様あっての商売。

お客様と連動してお餅を売り、買って頂いているのだと今更ながら呑みこめました。

 

大晦日の今日の午後からはお正月の買い物。

黒田さんのお母さんのお正月支度を見ていたら、久しぶりに私もおかがみ餅など飾りたくて

買ってきました(自分で搗くのは大変なので)。このお餅に裏白、ゆずり葉、昆布、するめ、橙などを

あしらって白い半紙の上に飾りつけるのですが、その諸々がどこにも売ってない。

なので、黒田さんのお宅の庭から代用品をかき集めてきました。

そしてできたのがこれ。

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隣にあるのは黒田さんのお母さん手作りの籠と折り紙の薔薇の花。

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玄関飾りは今年はよっちゃん手づくりです。

お米の膨らみがなにやら幸運を呼びそうで気に入りました。

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これでなんとかお正月がきそうです。

 

26日、27日で、風でなくなったドアの取り付け工事をしてもらいました。

このドアがメリメリメリッと枠ごと引きちぎられるって想像できますか?

今でもなんでなくなったのか信じられない。突風?巻き風?竜巻?

とにかく、災害の多い昨今だけれど、自分の身にも何が起こるのかわからない、とは

身に沁みました。ほんとにびっくりすることだらけ。

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さて、今年ももう数時間で終りです。

今年は春3月の倉本先生の「屋根」公演という大きな事業があり、1年を通じてロイズチョコレートの

新聞バッグを作り、秋には岩手の日本酒の日の新聞バッグ講座、次いで雑誌STORYの企画、

松井美緒さんとの新聞バッグ作り、合間にはみんなでラベンダーを植える、などなど行事の多い

1年でした。

大震災から6年近く経った今もなお広がりを見せる新聞バッグとともに、多くの方のお世話になり

また人と人の繋がりも更に豊かさを増して、楽しい時間を過ごせましたことを感謝します。

 

来年は少し考えを変えて、応援して頂くばかりだった私たちも、災害を受けて難儀なさっている

方々を少しでも応援できないだろうか、と考えています。

引き続きどうかよろしくお願い申し上げます。

 

あ・ら・伊達な道の駅は、365日営業のお休みなし。

明日もお餅仕事は続きます。

お客様、そして海山新聞バッグを支えてくださる皆様、今年はお世話になりました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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