暑さ寒さも彼岸まで、と聞いて育ってきたんですけど、彼岸を過ぎてこの寒さは
一体なんなんでしょう。

寒すぎる！！
毎朝、起きて一番に目にするのは、デッキに薄っすらと積もった雪。今日もか、とがっかりします。
温度は毎朝1度とか2度とか。今日は4度くらいあって、温かいかなー、と思っていても
1時間もすると、曇って雪がちらつき始め、そのうち霙に変わり、風が吹き、また雪が降り、
夕方には水っぽい吹雪、というような毎日で。実に目まぐるしい。

ハウス管理が難しい。
閉めると中の花が徒長するので、雪が降っても開けっ放しなのだけれど、そうすると、種を蒔いて
芽がでたばかりのマリーゴールドやアスターは凍える。来週早々には夏花壇用のベゴニアが
入るのですが、ほんとにどうしようか、と悩ましいです。

天気というか、気候のことはよくわからないけど、昨年、今年、確かに東北は低温化している
と思う。毎年たくさん蒔くハーブのボリジが低温障害を起こして、縮こまって伸びない。
普通だったらこの季節には、葉の緑も濃くなり、急速に大きくなるんですけどね。

きのう埼玉県から、「こちらの桜は５分咲き」と便りが届きましたが、うちの桜はまだ冬の
裸木のようです。梅の花も全然見ない。普段の年は大体４月２５日頃から、木々の新芽が
目立ち始めます。
そういえば今日、道の駅でカタクリを誰か売っていたけど、まだ花は咲いていませんでした。
この辺りは、ちょっと山の中に入るとカタクリは普通に自生してます。

あと、春蘭、ニリンソウ、フクジュソウ、その辺りは咲いてた。

とにかくもうちょっと温かくならないことには、掘るのも埋めるのも動きがとれません。
普段の年だったらじゃがいもは３月には埋め終わっているのに、未だハウスの中。
あと１０日もして、気温がぐっと上がったら、畑に種まいて、じゃがいも埋めて、夏菊の用意を
して、夏の花壇用苗のポット上げをして、菊苗が来て、と想像するだけで疲れます。

ちなみにこの辺りの人はお天気のことなんかではグチャグチャ私のように愚痴を言わないです。
お米が実る季節にずーっと雨が降り続いて、素人の私がはらはらするのに、誰もそんな話を
しない。毎日毎日大雪が降り続いても、当たり前のような顔してます。

私なんか都会の軟弱者で、暑くても寒くても、友人たちを顔が合えば、寒いね、暑いね、と
言ったって仕方がないのに、言い止まらないですが、ほんと、ここの方たちは言わない。
農業はお天気次第。どんな変化がきても当たり前に辛抱する、という心構えが普通にできている
のだと思います。

ここに来て、これだけ長く住んでいるのだから、私もちょっとはその辛抱心が身につかなきや、　　　　　　　　　　　　　　　とは思うのですが、でもやっぱり我慢できなくて言いたくなる。
寒すぎる！！
明日、１日でもいいから温度が上がって雪が降りませんように。日照がほしいです。