あけましておめでとうございます。
穏やかに年が明けました。穏やか過ぎるくらい。
温度は高く午前中でも+5度。普段なら今の時期、ショートケーキのホワイトクリームのように分厚い真っ白い雪
に覆われているはずの栗駒山にうっすらとしか雪がない。鳴子やその奥の山々も雪はまばら。白いとは言えない山
容で、今日、行われた集落の新年会の帰りには、なんと雨が降ってきました。
天気が良くて暖かいのは有難いけれど、この前代未聞の異常気象は怖い。
新年会で聞いた昨年9月11日の大雨の際の岩出山の土砂崩れ箇所は309箇所。うち8割が私が住むこの
真山集落で、ため池の決壊が13箇所。まだ修理の手がついていないそうです。
ポカポカと暖かい陽だまりで、うちの上のログハウスに住むNさんと花のおじさんと私との今年最初の井戸端話。
「ねえ、どうする?あのえぐれたところ。治すの凄いお金かかるから市に激甚被害届を出してみようか」という私に
「いいよ、いいよ、お金なくて治せない人多いんだから、こんなところにまでお願いできないよ」と心優しいNさん。
でもさ、今度とんでもない雨降ったらえらいことになるよ。また降るかもしれないんだからお金出してもらって次に
備えるとか。私役所に行って聞いてくるわ。
とそのつもりになったのですが、新年会で聞いたところでは、たくさん書類書いて何度も役場に通って万万が一お金
が出たとしても修理代の1割ですって。100万だったら10万円?その10万円がみんなの税金だと思ったら、やる
気が失せた。311の地震の亀裂がどこにあるのか解らないので、想像を超える雨はほんとうに恐ろしい。
正直もう個人での災害対応は限界ぎりぎり。栗原の内陸地震でやられたと思ったら、次は311であっちこっち壊れ
て、ようやく5年近く経ったところで今度は大雨。今日の新年会では市会議員のUさんも県会議員のNさんも見えて
災害対応の話をされたけど、復興はまだまだだし、ほんと今度どっかが壊れたらどうしたらいいんだろうと思います。
あっちこっちお金バラまいてないで、東北復興とか日本中の災害地に投入してくださいな。日本のリーダーさんたち。
年頭にあたって。私の今年の仕事初めです。
今年も変わらずお餅を作り続けますので、よろしくお願い申し上げます。
我が家では、娘の夫が元旦は仕事なので、夜お正月を祝います。
作り始めて46回目だかの変わり映えのしないお節を今年も作りました。
作るだけで自分はほとんど食べずに一人機嫌よくシャンパン飲んでいたら、酔っ払って翌日のお餅は休業・・・。
年頭に当たっての今年の「抱負」
といっても欲もなくなったこの年では、抱負も何もあったもんじゃないのだけれど、でもやりたいことはあります。
もう一回去年の夏に行った南富良野の「私の庭」「私の家」の坂井さんのお庭に行って、佐藤さんが足を滑らせた
私を見て作ってくれたという階段を踏んで森の中のインガルス一家の家と教会と、今年は作ると佐藤さんが
張り切っていたターシャさん様式のお庭を見てみたい。
去年の夏富良野に行った時、私が目を奪われたのは見事に咲くラベンダーではなく、麓郷や美瑛などの草原で
野生で群れ咲くルピナスでした。それまで私は毎年種を蒔いて販売用の宿根のルピナスを育てていました。
私が外来栽培種だと思い込んでいたルピナスが北海道のような厳しい気候の土地で、野生で群れを作って咲く
なんて、思いもよらないことで衝撃を受けました。
その後、テレビのターシャ・チューダーの番組で「野原いっぱいに野生のルピナスが咲くアメリカの原風景」という
言葉を聞きましたが、私にとって赤や青のルピナスが群れ咲く光景はラベンダーよりも魅力的で、今年は行ければ
もう一度富良野やその他の土地でルピナスの群落を見てみたいと思っています。
そして後は健康に気を付けて、頭をしっかりさせて、転ばないようにして、仕事はちゃんとやって、計画的にでは
なく、目の前に起こってくることに丁寧に向き合って日を重ねましょう。
以上が2016年、年頭に当たっての抱負ともいえないちっちゃい望みです。
あと、もう一度台湾に、今度はラベンダーを見に行きたいかな。