山登り

寒くなってきた。

洗濯物を干しにデッキに出るのも、外の倉庫にある保冷庫の餅米をとりに行くのも、延ばし延ばしして

やっと出る、という始末。我ながら情けないと思えど、九州育ちの私にとって東北の冬は何回迎えても

やっぱり寒いのです。

紅葉のピークは過ぎ、催事も終わったので、今日からは今の緊急課題「屋根」のチケット売りに専念。

 

本日はチケットを持って鳴子温泉へ。

紅く染まった鳴子の山々があまりにきれいなので、途中で車を停めてパチリと1枚。

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鳴子温泉では駅前通りの喫茶「たまごや」さんにチラシ、チケットともに置かせて頂いています。

チケットご購入の際には是非お立ち寄りください。合わせておいしいコーヒーや店主手作りのケーキもどうぞ!

チラシのみは駅舎内の観光案内所にもあります。

 

そして私はここたまご屋さんで、チケットを預かってくれるヨシコさんと待ち合わせ。

ヨシコさんは東鳴子在住の元旅館の女将さんで、今はピアノや合唱の先生。年齢は私と同じ74歳なんだけれども

とても元気で活動的。4年前海山が新聞バッグを作る活動を始めた頃から、ずいぶん応援してくださってたくさん

新聞バッグを買って頂きました。その使い方もずいぶんエキセントリックで、きっちり着こなした和服に英字の

新聞バッグを持ち歩くのはヨシコさんくらいしか知りません。一度は喪服に新聞バッグをぶら下げた姿を見かけて

驚いたことがあったなあ。

 

そして今日も来るなり会うなり開口一番

「私、立山連峰縦走してきたわよー!」

えーーーーっ!!

私、ほんとうに驚いた。すごいびっくりした顔してたかもしれない。日頃から春、夏、秋、それに冬まで寒さや雪や

氷にめげず山に登っていることは知っているけれど、74歳で富山まで行って室堂から標高差900メーター近くを

登って縦走してきたなんて、誉めていいのか諌めていいのかどっちだ?

いやあ、凄い。でも立山止まりくらいにしておかなければ、それ以上、北アルプスの鑓、穂高なんて挑戦したら

いつか事故起こして恐ろしいことになるかもしれないから「もうそこまでだ、それ以上はダメだー」と言ったら、「わかっ

てる」と答えてくれて安心しました。いやだいやだいやだ、年寄りの山の事故は。

 

45歳くらいから60歳前のここ岩出山に移住してくるまで、ほぼ東北の山を中心にして山に登ってました。

会津や福島、東北の山はほとんど登った。尾瀬は数えきれないほど行ったし、尾瀬を中心とする山々もほとんど

登りました。この小さな身体で頭の上まであるザックを背負って、飯豊縦走、新潟の中岳、兎岳など縦走して、

雪渓やお花畑を見ながら歩く稜線歩きの楽しさ、あっと言う間に道を見失う恐ろしさなどを充分知りました。

でも総体的に言うと、山の上にいるのは大変に楽しい。3、4日縦走していると下界の雑事から心は遠く離れて

下りたくなくなる。山の水飲んで、そこらへんにあるものを食べて生きていけるような気になる。

 

そして今、鳴子の山々や栗駒山の近くに住み着いて15年、山には全然行かなくなりました。

何故か。

歳をとって登るのがしんどくなったというのもあるけれど、熊が怖い。

首都圏から延々車に乗って山に登りに来ている時には熊の実感がなかったのだけれど、ここに来て日々、熊は

ここにもあそこにもいつだっているんだよー、と知ったら、今にも出会いそうで怖くなってしまいました。

でもヨシコさんによれば1匹の熊だったら話して聞かせれば大丈夫だと。子連れは説得できないから逃げるしか

ないと。

ああ、話しているうちに山に行きたくなってきました。

歩けるかなあ。たぶん歩くのは大丈夫なんだろうけれど速度が問題。

考えて見よう~。かむろ岳はいいよー、行こう、行こうと誘ってくれるのですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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