meeting&meeting&mee・・・。

埼玉の認定NPO副代表理事である吉田さんが来てくれたのと、間近に迫った初めての海山独自のイベント

海山マーケット開催の準備と、来春この町で公演予定の倉本聰さん脚本の舞台「屋根」公演準備実行委員会

立ち上げと一緒に動いて、このところミーティング三昧の日々。

 

老体には身体もきついけど、頭もなかなか苦しくて、1日の仕事が終わってさあブログを、という頃にはもう眠くて

眠くてさっぱり仕事がすすみません。

この間の続き、広報の「伝える」という吉田さんの講義は、海山メンバーの仕事の都合もあって夜から。

ということで空いている午前の時間には、農業体験をしてもらうことにしました。

まずもって由美さんのお宅で稲刈り体験&コメッコシェー(籾摺りをここではそう言うんだそうで)体験。

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秋の陽射しの中、ちょっとやってみて「腰がいたーーーーい!」

お米はこんな苦労をして作るのか、とよく解ったそうです。

 

お昼を食べたら紅葉の栗駒山へ。

標高2000m弱の栗駒山は今紅葉真っ盛り。下のほうはまだだけど、上のほうは今年は早くて今見ごろと聞いた

からウンが良ければドンピシャということになるかもしれない。

同行は仕事を終えたアヤさん。原発事故後に鳴子に来てもう4年半になるけれど、栗駒山にはまだ一度も行った

ことがないそう。アヤさんも鳴子温泉のジャズフェスが終わったところでやっと一息の時間です。

今年は寒いから紅葉早いかなあ、と思っていたけれど、温湯温泉や湯浜温泉あたりはまだちょっと早かったー。

秋田との県堺を過ぎた頃から紅葉が見事になってきました。

須川湖。どうなんだろう。最盛期未満なんだろうかなあ。

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須川湖周り、高層湿原、須川温泉から上あたりは赤黄、橙に染め上げられた全山紅葉。もう1時間登山道を登って

昭和湖まで行けば全山紅葉の全貌が望めると思うのですが、内陸地震の広範囲な山の崩落があってからは、私も

行っていません。

温度が低くなっているので建物周りの温泉の川(?)の湯気もうもうが凄いこと! ここは足湯ができるようになって

るけれど足を入れるとギャっと言いたいくらい熱いのでご用心、ご用心。

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鳥居を見るとどうしても拝みに行かなければおさまらないアヤさん、温泉神社へ。

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ここで流れるお湯をせき止めて作られた露天のお風呂があります。

人の顔も見えないほどの白い湯気が湧き立つエメラルドブルーのお湯の中で、関西から来られた60代初めの

女性に会いました。ガン手術を受けた後、病院の壁を見つめる日々は嫌なので、ご主人と二人もう2ヶ月

ほど東北を旅しておられるそうです。男と女の間には深くて大きな溝がある、と言いますけれども、その溝は

埋まらないので主人とは話しません。二人で黙って車で寝たり旅館に泊まったりしながら東北を廻っていますが、

東北の人の優しいこと、暖かいこと、に心癒されます。私も神戸で震災に合いました。大きな鉄骨が倒れ

かかってきて家が潰れて家族は全部亡くなりました。

 

柔らかな関西の言葉で淡々と話される彼女のこの先の長いか短いか解らない日々の平穏を祈りながらお湯の

中で話し、お別れしました。私はもうすぐ74歳。この方との出会いはきっと心に留まると思います。

 

今夜はうちで吉田さんのこの間の続きのファシリテーションと高橋よっちゃんのお誕生日会をやります。

5時開始のはずが私たちが遅れて5時半過ぎに開始。

そもそもファシリテーションとはなんぞや?

ここから始めるわけですが、「そもそも」会議にしても軽いミーティングにしても誰が誰にどのように何を伝えよう

としているのか。

なんてことは初めは考えているつもりでも、会議が進むうちに脱線。そこからまた脱線を重ねても気づかず

延々だらだらの話し合いを進めていることも多いので、改めて「あなたは誰に何を?」と正面から問われると

瞬時頭が空白に・・。

吉田さんの講義は「目からウロコと頭の中がひっくり返る」の繰り返しで凄く面白いけど、すごく疲れます。

 

休憩は高橋君の誕生日。チョコレートにはおめでとう、ひろゆきくん、ローソクは何故だか5本。ヒロユキ君の5歳

のお誕生日ケーキ仕様。

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ローソクを吹き消したくてたまらない孫を押し留めて、「おめでとうー」の瞬間。

 

お寿司を食べた宴の後は、吉田さんの表面ソフト中味はストロングの講座に戻ります。終わりそうになっては

また始まりを繰り返して、深夜12時半終了。

濃かった! 疲れたー!しかし吉田先生の不退転のエネルギーには感服。

でもたぶんこういうお勉強は面白いんだね。高校生の娘がいるアヤさんを除いて席を立つメンバーはいません

でした。サラダなど差し入れてくれた由美さんでさえ、ずいぶん遅くまで帰らず、翌日会ったアヤさんは

「いたかったー」と。

 

さらにもう一度吉田さんは来てくれます。

私たちは賢くなっているんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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