富良野から戻ってまいりました。
今回の富良野は浦田みやこさんの「暮らしのステーション(喫茶くるみ割り)の」女子会に参加してラベンダー研究
及び+新聞バッグ、というものですが、女子会の後は南富良野に移動して、素敵な方々にお会いできた旅でした。
その報告は後ほど。
そして今日は雨。待望の雨が1日降り続いています。
昨日道の駅直売所でお会いした今りんごや桃や葡萄の収穫時期でお忙しいTYさんのお顔を思い出して、ああ、雨
が降ってよかった、と胸を撫でおろしました。
「雨が降らないからどうにもならない。もう疲れましたー」とだいぶお疲れの様子だったTYさんだけではなく、畑の切り
花も雨が少なくて青息吐息。日に3度も水をかける人間は疲れ果て、1日ポンプで水を汲み上げる井戸の水位は下
がって水が出なくなることも度々。今日はお盆の始まりなのだけど、それでも今日1日降る雨は農家にとっては恵み
の雨です。でも1日でいい。明日も降ったら花農家は花が切れなくて、盆花が売れずにお盆が終わっちゃいます。
なかなか難しいんだよねーー。
富良野から戻って翌日は前から海山女子部で予定していた蓮の花を見に栗原へ。
ダ・ダーーン!!
見てください。この蓮! 今年は見ごたえあります。伊豆沼全面が蓮で覆われている。
もうあまり長くはないと思うけど、まだ蓮舟は営業してました。
花が咲いているのも船に乗るのも初めての黒田さんと孫とともに乗船。これから20分ほど極楽浄土にまいります。
一緒に極楽浄土を味わうはずだったあやさんは、流石お盆。残業になってしまって残念ながら不参加。
蓮の沼は伊豆沼、内沼、長沼とみっつあってどの沼も蓮に覆われ蓮舟も出ています。が、今日は一番大きい伊豆沼
で船に乗ります。
例年この時期になると船べりより蓮の茎がずいぶん高くて、茎と茎の間を掻き分けて船が進むようなのに、なんだか
今年は丈が低いみたい。
「雨が降らないから水位が下がって蓮が伸びないんだ」
船頭さんが私の疑問に答えてくれました。
ところどころで蓮の葉の上に留まっている白い大きな鳥は? チュウサギというのですって。真っ白なチュウサギ
蓮の間から飛び立ちます。
船頭さんが船から手を伸ばして採ってくれた蓮の実。
食べるの初めて。この緑色の皮を剥がして白い実を食べます。ちょっと甘いような植物っぽいような不思議な味。
同乗している年配の男性が「懐かしいなあ。昔はこれがおやつだった」と。
この食べかけの半分を母親にあげて、これから蒔いて蓮の花を育てる種を父親に買って持って帰りたいと、
孫は言うのですが、まだ花が咲いている時期に種は売っていないと思うのだけれど・・。
船から下りて道路を渡ったところにあるサンクチュアリセンターへ。
多くの水辺の植物が育つ自然条件が整ったラムサール条約指定地である伊豆沼、内沼、長沼には冬になると白鳥
やマガンやその他他多くの渡り鳥が飛来します。サンクチュアリセンターでは沼に来る鳥や生き物や蓮の生態など
が楽しかったり解り易かったリなどいろいろ工夫した展示方法で詳しく説明されています。
ひとしきり廻って、「あら、リニューアルオープンしたばかりなんだ!」と気づきました。道理でなんか前と様子が違う。
お洒落になって見やすくなったと思っていたけど、そうなんだ。
望遠鏡をのぞいたり、魚を観察したり、孫は興味津々で大忙し。4時半で閉館。足りない分はまた来ようという
ことで、沼の周りをぐるりと廻って種を探しに農産物販売所へ向かいます。
名前をド忘れ。この農産物販売所は10年前に較べてずんと大きくなりました。駐車場も整備され、周りに自然観察
の建物が建って「立派になったなあ」と思わせられます。どこもかしこも人口は減りいずれは限界集落かと危ぶまれ
る東北の農村地域の現状の中で、大きく立派になってお客さんを集めている施設を見るのは、隣町でも嬉しい。
以前からあった子供たちが動物と触れ合える畜舎も立派になりました。というより動物がでっかく立派になったような
気がするのだけど気のせいか。ヤギの種類が変わったのかしら。
このヤギずいぶんでっかい。角がでっかい。そしてやたらに高いところに登る。外国のヤギ?
羊も変わった?
羊の「ショーン」だ!
スゴ顔!!!