うるし小屋

植物療法士の長澤京子さんに誘って頂いて、鳴子温泉の先、中山平にあるうるし小屋で昼食を頂くことになりました。

漆小屋というと、うるしを使ったというか塗った容器などが展示されているところ、という認識はあったけど、食事が

頂けるとは今まで聞いたことがない。

なんだか自信がないまま久方ぶりに中山平の漆小屋を目指しました。うるし小屋って、国道からだいぶ入った

山間にあります。たぶん冬は屋根を越すくらいの積雪があるところだと思うけど、見晴るかす野や田畑は雪が

溶けて春の装いでした。そしてまたたぶんここは湧水が豊富なところで、岩出山に越して来たばかりの頃、湧水に

惹かれて林の水辺リを歩いたことがあります。それときれいな水があるという理由からか源氏ボタルがとても多く

生息するところで、初めて蛍見物に来た時には森全体がイルミネーションかクリスマスツリーのように光るのを

見てほんとに驚いた! ただ殆ど宣伝されていないので、夜は真っ暗で蛍の光は明るいけれど、足元は全く

見えず蛍見物の場所としては有名ではありません。

わかるかなあ、と不安だったけど着いた! 久しぶりに見るうるし小屋。ここのご主人がうるしを採ってうるし塗り

をなさってます。かなり有名。

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まもなく長澤さん一行の到着して、特別に予約した昼食を頂けることになりました。

これがまあきれいなこと。

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漆の器に盛られた山菜料理。山菜は一山超えればすぐの山形からのものだそう。

ここはまだ山菜は出てないのと、採れるもの採れないものがあるので、現地調達ではありません。

久しぶりにゆっくりした山のお食事でした。長澤さんと生徒さん一行はこれから山形に入られ、明日は薬草料理の

講習をなさって滋賀県に戻られるとのこと。楽しい時間でした。

 

 

食も水も断って2週間ほどにもなる我が家の愛犬チビ。

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これまでダックフンドのナナ、黒ラブラドールのセツ、1歳半年下の黒ラブラドールの春、と我が家の犬家族は

みんな14、15歳と長生きしてくれたけれど、その最後は病気にかかって病院のお世話になりました。

でもこのチビだけが、生きている命を自然に終えるという姿を私に見せてくれています。

生を終える前の猫が姿を隠すという話はよく聞きますが、隠れた後はこんなふうにして過ごすのかと・・・。

痛くもかゆくも苦しくもなさそうで深く深く眠り、用足しは外に出たそうなので日向の草の上に横たえます。

何よりこうして世話をさせてもらえることで、私は自分の心の安寧をチビからもらっている。

毎晩寝る前に「チビありがとう」と言って自室に入るのですが、チビは毎朝触ると片方だけの目をくるりと開けて

生きていてくれています。感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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