F.C.S(フラノ・クリエイティブ・シンジゲート)の谷山氏に案内されて富良野塾に行く途中、夕日に輝く富良野
のあまりの美しさに、車を停めて写真を撮りに走り出て行く一行、宮城3人、四万十チーム6人。
みんな笑顔。富良野に来て嬉しくて笑顔が止まりません。
1983年に脚本家倉本聰氏は富良野の森の中にライターと役者を育てる富良野塾を開かれました。
今は閉塾されているその塾を私たちは見せて頂けるそうです。
丸太を組んで作られたログハウス。塾生たちの手仕事で作られたそうですが、ものすごく立派。
どの建物もすべて塾生たちの手で作られたそうです。
土台の石組みは富良野の土地から出たものだそう。富良野の畠は石だらけなんだそうです。
食堂。塾生たちが自分で自分の食をまかなう立派な台所がありました。
この塾の授業料は無料。しかし、ここでの生活の一切を自分で賄わなければならない。ということで塾生は
朝早くから近隣の農家での農作業をして働き、戻って家を建てたりの建築作業、夜は講義。眠たくても講義
という毎日で、塾生OBである谷山氏に「塾での生活はいかがでしたか」と伺ったら「非常に厳しかった」
と笑っておられました。
住む場所から食べるものまで、できることは全て自分の手で作り出して、そして夜は先生の講義を聞く。眠く
てフラフラしながらでも先生の講義を聴く。辛くないはずはないのに、どうしてそこまでして役者やライターへ
の道を志すのか、そこを聞いてみたいと思いました。
暗くなりかける中、もしかしたらUFOが見えるかもしれない丘の上へ。
富良野の町が一望できます。
周りはラベンダーの畑。私がこんなふうにしたい、と切望しているラベンダー畑。
ラベンダーはきちんと手入れをすれば、冬でも盆栽のようにきれいです、
丘から下って夕食は「くまげら」に招んでいただきました。
このお店も石が組まれています。天井を這うのは山ぶどう。お店の外壁いっぱいに絡まる葉を落とした
山ぶどうには黒い山ぶどうの房がいっぱいぶら下がっていました。
富良野は不思議なところです。
夜は窓の外に雪を被った十勝連峰を眺める天然温泉付きのホテルに宿泊。明日はいよいよ新聞バッグ
ワークショップです。