新幹線で・・。

普段、新幹線でも飛行機でも、座席の予約をする時には通路側をとります。窓際は押し込められたようで

苦手です。

先日東京に行った時、朝9時発の「はやて」は通路側の席がなく、とれたのは3列席の真ん中。

当日車内に乗り込むと、私の予約の席を挟んで窓際の高齢の紳士と通路側の中年の男性とが談話

中でした。前からのお知り合い同士というよりも新幹線に乗ってから話始められた様子。でもせっかくお

話が弾んでいるところなので、「お席を替わりましょうか」と通路側の男性と席を入れ替わりました。

 

とてもお話が楽しそうな窓際の紳士は次から次へと途切れずお話をされ、隣りの男性は相槌をうちながら

聴いておられます。紳士のお話の仕方は性急で、時々咳き込むのではないかと心配になります。

と、仙台に到着した時に、中年の女性が席の横に立ちました。

「そこは私が予約した席ですが・・・」

お話全開の紳士の席です。ダブルブッキング?

「仙台からとったんですが・・・」と女性。

 

「えーッ、仙台?ここ仙台ですか。降りるんだ!」

我に返った紳士がそう言ったとたんに3人総立ち。男性は紳士を通路に押し出し、私は荷物を降ろして

もらって、さあ、と出口に向かおうとしたその時、紳士は通路で昏倒。椅子の肘かけでしたたかに頭を打た

れたみたいです。でも起き上がってこられたので、そのまま抱え出すように出口へ。

もう時間ギリギリ。

ホームに降りた男性が戻ってこれるだろうか、と心配でしたが、閉りかけたドアに身体を入れて押し開いて

戻ってみえました。車掌氏に叱られたそうです。

ハラハラドキドキの大騒動の一幕でした。車窓からホームで丁寧にお辞儀をされる紳士の姿が見えました

がけっこう強打された頭がその後どうなのか心配です。

 

前席のネットに藤澤周平の文庫本を入れたまま、クロスワードに戻られた男性とぼつりぼつりお話を

しました。窓際の紳士が「先生」と呼ばれていたので私も先生とお呼びします。

最初東京の方かと思っていた先生は、宮城の方でした。沿岸被災地や県や市の事情について実に

お詳しい。

大震災後から年に何回か沿岸部の保育園への慰問をなさっているとのことで、その活動はこの先もずっと

続けていくそうです。それならばと、私も以前からの懸案だった支援金(福岡の友人が年金の一部を続けら

れる間と送り続けてくれてます)の行方を先生に託すことにしました。少額ですが。

 

最初の2年ほどは貧乏の極みだった海の手山の手ネットワークも、たくさんの方の応援でお仕事を増やして

もらって、なんとか自立してやっていけるようになっています。

海山ネットワークのお話もして、お別れする前に手持ちの新聞バッグを差し上げると、「もらうばかりという

わけにはいかないから」と冊子をくださいました。

 

文武両道の実力ある某県立高校のパンフレット。開くと冒頭に先生のお写真が・・・。なんだ、校長先生

じゃないですか。

新幹線のハプニングで校長先生とお近づきになりました。学校をお尋ねするときには、先生が嗜まれる

お抹茶をたててくださるそうです。

これをご縁に先生や生徒さんたちとも、よいご縁ができればいいな、と思います。

 

学校といえば、今日はうれしい出来事がありました。

先日震えるような思いで講習をした、海老名の中学校のsato君からブログへのコメント、そしてメールを

頂きました。「楽しかった。バッグを大切にしています。良い思い出になりました」と書いてくれました。

最初にJTBの方から修学旅行に新聞バッグを、というお話を頂いてから3年。JTBの方への講習、先生方に

も新聞バッグを作ってもらって、やっと本番を迎えたのですが、満足のいく出来ではありませんでした。

 

楽しんでもらえただろうか、と不安だったのですが、「楽しかった」という感想をもらって本当に嬉しかった。

Satoくん、ありがとう。来てくれてありがとう。新聞バッグ作ってくれてありがとう。また来てくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

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