青年部会エボ・ラボ誕生

昨日は私が出荷している道の駅の出荷者組合の総会でした。年一回だけの総会です。大切な項目はここで
決めなければなりません。毎年決めなければならないことはいろいろあるけど、今回の目玉は、これまで野菜だの
加工だのの専門部会しかなかった組合組織の中に次世代を担う青年部会が生まれたこと。

これは大きな転機になるだろうと期待します。
私が当地に越して来てから10年余り経ちますが、初めから「なんでだろう」と訝しんでいたのは、出荷者は
たくさんいるのですが、若者の活動がおとなしいこと。全然いないかというと、そんなことはなくて、立派な
野菜を作って出荷する若者が何人もいるんです。
たぶん経営の方針から若者が育てられるという形ではなくて、中年、壮年の実力のある出荷者たちが
この道の駅を背負っていく、という形になっているのだろうとは思うのですが、年年歳歳、私の周囲の
米や野菜を生産する方たちが歳をとっていかれるので心配してました。

私が来た頃には30軒近くあった私の集落の世帯が、今は20軒を切るようになってしまって、それもほとんど
が還暦以上です。子供もいたんですよ。でも今は通学している子供も見なくなってしまいました。すぐ近くに
小学校があるのですが、50人の子供がいるのだと思っていたら、この間全校で35人と聞いてびっくり!

先生の目が行き届いて、ほんとにみんな素直でいい子だと聞いたことがありますが、学校も合併されて
なくなっちゃうの?とこれも心配。
ここはほんとに良いとこなんですよ。雪は少ないし、この町でも一番早くに溶けるし、里山にイグネ(屋敷林
のことです)に筍、山菜、なんでも採れるし、松島、山形、平泉、仙台と小1時間で行けるし、スーパーだって
大きいのが2つも3つもあるし、新幹線は停まるし、高速インターは近いし、学校も保育園も郵便局も農協も
すぐ近くにあるし、ツタヤだってマックだってイオンだってあります。

それなのにどんどんどんどん人が減って限界集落みたくなるのはほんとに寂しい。そう思ってました。
ここにきて解かったことですが、人が生きるのに絶対に必要な農産物を作る農業ってほんとに大事な職業
じゃないですか。だから第一次産業っていうんでしょう。その農業が衰退しない方法ってないのか?と
ずーっと思ってました。

一昨年だか、道の駅のイベントの採ったばり市の反省会の時に、「次の代を担う若い人の育成って重要じゃない
ですか」と問いかけてみたことがあるけれど、あれから1年半の時を経て、今年、青年部会ができたことはほんとに
頼もしいことです。名前が凄い!新青年部会の名前は「evolition laboratory、略して、えぼらぼ」
年配の出荷者からは意味が分からないと言われ、私も最初は冗談かと聞き返しましたが、意味は進化、研究所
と聞いて納得しました。

私が思うに、この道の駅の財産は高齢の出荷者たちとその底力と知識。でも現代的に進化するという立場を
担うには体力も頭もついて行かないので、是非その部分は若者に進化してもらって、年配者をひっぱっていって
ほしいなあ、と思います。進化は素晴らしいことだけど、珍しくはない。しかし、高齢の出荷者の知恵は宝です。
眠っている宝に光を当てて輝かすことができれば、お客様にも喜んでいただけると思う。
そして「えぼらぼ」メンバーの活躍が、過疎に歯止めをかけられたら嬉しいなあ。
道の駅から波及して、若者も高齢者も町も農業も元気に活性するように、活躍祈ってます。

がんばれ! エボラボ!

 

 

青年部会エボ・ラボ誕生” への1件のコメント

  1. 「えぼらぼ」・・・いろいろな言葉が氾濫しているこの頃ですが、これは聞いたことが無い。ちょっと言いにくいけど、頭にひっかかる固有名詞です。お口の体操にもなるゴロ合わせですね。

    ネーミングってとても大きな役割を果たすものだと思います。理念の高さがあること、皆に愛されかつ個性的なことの条件を「えぼらぼ」は見事にクリアしていると思います。さすが青年部の皆さん!!

    高齢者の知恵と青年部のエネルギーがこれからの「道の駅」を支えていくのですね。新体制が整った有意義な総会、我が地域も見習いたいものです。なぜか田舎は若者が声を上げにくい体質がありますもの。これでは10年後がおぼつきません。

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