織り屋さんのこと

突然電話があって、石巻から機織り屋さんのちかこさんがわが町岩出山に来てくれました。

折りしも丁度、ほっかぶり市の日。毎月市を立てる酒饅頭と麹カッフェのお店、花山さんで待ち合わせ。

まだ会ったことのないよっちゃん夫妻にも紹介できました。

その後は我が家に来てもらっておしゃべり&新聞バッグ特訓。実は先日の石巻講習でちかこさんに

新聞バッグの折り手さんになってもらう予定ではなく、機織りの工房を講習場所にお借りするだけの

つもりだったのです。が、その場の勢いで新聞バッグを折ってもらうことになったのですが、覚えは早い

は手は早いわで、まだ数日しか経たないので数枚作って持ってきてくれました。

悪いところが全然ないのでびっくり。あんまりいない、こんな人は。

 

そのうえに先日「作ってね」とお願いしてきた絣の服がもう出来上がってた。

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これは織るんではなくて、裂き織りのために昔の着物を探す時に絣や紬の着物や上っ張りを購入してほど

いて洗って服に仕立てなおすんだそうです。1枚は作ってもらって1枚はプレゼントで頂きました。こんなに

なんでも自分で作れちゃうっていうのはほんとに素晴らしいですね。

 

因みに今日お土産に頂いた無農薬キャベツは元船乗りさん(漁師さん)のご主人が作られたもの。

船乗りさんを退職されたご主人は、麹菌を作って天然酵母のパンを焼かれるとのこと。魚のあらでアミノサ

ンを作って肥料を作り、野菜を栽培するので虫が来ない。パンを焼いていたガス窯が流されてしまったので

今度は石焼窯を作ろうとなさっているそうで、ちかこさんのお話を聞いてもご主人のお話を聞いてもどっちも

面白くて時間が足りない。

 

そしてちかこさんとのお話で渡波の町から見える海(松林)は、以前は見えた景色ではなく見えなかった。

つまりは町並みがあったのだ、と初めて知りました。石巻は津波に洗われたけれども家は残っていると

いうのは私の思い込みで、流されたところと貫通したところと両方あったということです。ちかこさんの家

の1階を水没させたのは津波ではなく湧いてきた海水。そういう形での水没があった、ということもこれも初

めて知る被災の状況で、やっぱり話は実際に聞いてみなければわからない、とちくづく思います。

 

1階が水没したおかげで(おかげというのもヘンだけど)、2階に置いて助かった機織機械が息を吹き返し、

20年も中断していたちかこさんの織り屋さんが復活したのは天啓みたいなもんじゃないの、と言ったら

そう思うのよ、と言ってますから、これからきっと素晴らしい布が作り出されていくんだろう、と思うと楽しみ

です。

 

思いがけない楽しい1日でした。

 

夕方大きなダンボール箱が2個到着。

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イギリスの高級経済紙フナンシャルタイムズがぎっしり。

東京の地方公共団体金融機構さんからもう3年近く、実にきれいな状態で送料まで負担していただいて

送ってくださっています。こういうご好意、ご支援で海山の新聞バッグ作りは続いています。

海山は新聞バッグを作って販売しているだけなので、お仕事として新聞バッグを折る方々への支払いは

きちんとしますが、それ以外はとても貧乏。でもやっぱり何かお礼をしたいので、ここでとれる農作物など

1年に1、2度くらいはお送りできたらな、と思っています。

この前はりんごだったから、今度は「ワカメ」にしよう。                                                                                                      南三陸のワカメは肉厚で塩がすぐ抜けてほんとおいしいです!!

 

 

 

 

 

 

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