酒蔵一の蔵へ

酒蔵一の蔵のベテランマネージャーであるYMさんにお忙しい中、少し時間を割いて頂いて

松山の一の蔵本社までお話しに行ってきました。

YMさんは石巻の方で、お話していても近頃少しお元気がないように見受けられます。

とてもお忙しいのでそのせいもあるかもしれないけれど、今日お話してみて、一の蔵のお仕事が

忙しいだけではなく、石巻やその他でいろいろと骨身を惜しまず支援のための活動をなさっている

被災地の現状を憂いて元気をなくされているのがよく分かりました。

 

大震災から3年経過した石巻では、被災地以外からの支援の手によって得られた復興グッズなどを

作って売る手仕事がなくなり、動きがとれなくなっている高齢者が多いこと。今建設が進められている復興

住宅に入れば家賃が発生するし、かといって今のまま仮設住宅に居続けることもできない。

 

などの心労から、体調を崩す、だけではなく気持ちが追い詰められて心が病む、または自ら死んでしまう

人が多く出てくるのではないか、と心配されていました。

今年の3月11日、石巻のある大規模仮設住宅のこの3年間を追う、というNHKの報道番組で、住民の

約三分の一の預金が10万円以下である、という事実を知って私は言葉を失いましたが、それは嘘でも誇張

でもない。ということでした。

 

私たちに何ほどのことができるというものでもありませんが、もしただ手持ち無沙汰で籠もり気味である、と

いう仮設での日常ならば、みんなで一緒に手を動かすという楽しみにでもなれば、と大量注文の新聞

バッグを折りたい方に折って頂きたい、とお願いしてきました。

 

今朝のチリでの巨大地震で発生した津波が明日の朝には北海道から東北沿岸にも到達するそうです。

大地震から3年たって、海には船も戻り、岸壁の工事も進み、ノリだのワカメだのの設備も整ってきて

います。

心から、大きな被害が出ませんようにと祈るばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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