嬉しいこと、二つ

ミラノのKMさんから連絡が来ました。
送った震災時の河北新報を読んで涙が止まらないって。私など、もう既によんだはずの新聞をミラノへ送る
ために選んでいて、また泣いたりしてました。やっぱり、この大震災と原発事故は、よほどの巡り合わせでしか
巡り会わない悲しい出来事なのだと思います。

だからこそ後がないから前進しかないと思えるのかもしれない。
KMさんのメールによれば、kMさんが今回企画されている「大震災から学んだこと」というテーマのイベントは
在ミラノ総領事館が協力してくれて在伊日本人や有力者の方にお知らせを流してくださるとのこと、
その件を読んで、私は思わずなんだか泣きそうな気持になりました。

KMさんとお知り合いになってからまだ2、3か月。一度もお会いしたことのない日本人の女性ですが、
メールのやりとりだけでもそのお人柄の輪郭くらいは読み取れます。優しくて真面目で勇気のある方だと
思います。このイベントは「イタリアのためです」とはっきりおっしゃる明晰さと、イタリアを想うお気持ちは
やはり物事を人を動かしていくのですね。

そのことが嬉しくて、思わず胸を熱くしたのですが、心からイベントの成功を祈って、私にできるご協力
をしたいと思っています。

それからもうひとつ嬉しいこと。
私の本が出来ました。本といっても薄ーい冊子。でも三春在住のATさんの版画(ほんとうに優しいほのぼのと
した色合いの絵ー私は勝手に三春の春ーと名付けました)を表紙にして、新聞バッグ講習会のみんな必死の
写真、満開の梅の下の山の手海の手大集合の写真、そして私の文章など、大切にしたい人やモノやコトが
全部詰まったような一冊です。

海山ネットに関わって、今の状況をよくしよう、なんとかしよう、という志のある仲間が、みんなで持っている
力を出し切ってこの冊子を作ってくれたということが、私はほんとうに嬉しいし、誇りです。
表紙や裏表紙を考え、昨夜は徹夜で作業をしてくれたKYさん、ほんとにありがとう。そして大震災以来、
遠く離れた宮城に住む私を応援し続けてくれている福岡のみなさま、ありがとうございました。

出来上がったら手拭いと一緒に送ります。

 

 

 

 

嬉しいこと、二つ” への1件のコメント

  1. ありがとうございます。山の手メンバー5人、その一人一人に秘められた素晴らしさを感じます。そしてそのエネルギーがまた違う
    ところのエネルギーと響き合い、繋がり、大きい輪になっていっているように思います。大切なことですよね。

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