嵐のような2日間  1日目(見えないー迷いの日)

新聞バッグプロジェクト第2弾2013の会議の2回目。

東北新聞バッグプロジェクト第2弾2013の第1回目の会議会場は陸前高田、気仙沼だったので、     2回目の今回は大崎で会議ということに決まってます。

早朝に出て遥々高知県四万十からお出で頂いたのは、いつも通り四万十ドラマの畦地社長、そして
デザイナーの梅原真先生他5名。こちらからは海山メンバーが揃って出席しました。

論ずるのは、前回から引き続いて、今回のプロジェクトの目的である、「ジモトツツムシゴト」をテーマ
とする「東北新聞バッグコンクール開催について」

もうひとつはこれまでは四万十だけで行なっていた新聞バッグインストラクターの「養成講座を東北
で開くことについて」

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その前に、

よっちゃんは埼玉県日高市のたねの森さんイベント(東北応援も含まれます)から帰ってフラフラの様子。
初めて埼玉でワークショップを開くことになり、南三陸のさおちゃんに来てもらうことになりました。そのため、
南三陸周りの埼玉行きで、片道9時間。さすがのよっちゃんも音を上げる遠さだったと思います。

でもそこで行われたことは、言葉にできないほど尊い紙英三郎さんを中心とする仲間の方々の東北応援の姿でした。「一生忘れられるものではない、ご恩の返しようもないほどの東北を応援してくださる皆さんのお心尽くしだった」とよっちゃんは言ってました。

たねの森さま、みなさま、雨の降る中を、本当に本当にありがとうございました。

 

まず、「東北新聞バッグコンクール」をどこで開催するかについて。
これまで新聞バッグコンクールは毎年四万十で行なわれていたのですが、大震災を機に四万十から
バッグの作り方を教えていただいて、東北でも作れるようになりました。作り始めて3年経つ今、東北でも
新聞バッグコンクールをやろうじゃないか、というプロジェクトです。

でも、うーん。正直なところやりたくない。

私たちが新聞バッグを作っているのは、趣味で作るのではなく、製作費は折り手さんたちの生活費の足し
になり、お客様からたくさん買って頂いてたくさん折って技術を上げ、完成度の高いクラフトとしての新聞
バッグを作りたい。大量生産大量消費ではない、人の手による産業をもう一度取り戻したいという目標が  あります。そして、その新聞バッグには自分たちが自身で作った生産物を入れて販売したい。

と思っています。新聞バッグの出来栄えやアイデアを競うのも楽しいことかもしれませんが、私たちは   モノを作る企業、モノを作らない企業に関わらず協賛してもらって、秋刀魚を入れる新聞バッグ、米を入れる新聞バッグ、わかめを入れる新聞バッグなど、生産物を入れる新聞バッグを作って商談まで繋げられるようなコンクールを開催したい。

わがままを省みず、前回そうお話ししてみたら、梅原先生が「やりたい形でやっていい」とゴーサインを
出してくださったのです。
あの時から、どんな企業にお話ししたらいいのか、と頭がいっぱいでした。

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秋刀魚を入れる新聞バッグ。英字では映えないので、日本語の新聞で作りなおすことになりました。
でもこの新聞バッグに入った秋刀魚を思い浮かべるだけで、ユーモラスでしょう!

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あやさんが作った、これは何を入れる新聞バッグなんだろう。興味津々です。
みんながどんな想像力で作ってくるのか。                                         ほんとにびっくりするような」新聞バッグが出てきたりするので楽しみです。

 

で、この東北新聞バッグコンクールをどこでやるのか。

これが最初の難問。
四万十チームの方々はどこでもいいよ、と言ってくださるのですが、東北以外の土地の名が出て来ると、
うーん、と立ち止まってしまうのが海山チーム。じゃあ、東北で?と問われてもうーん・・・。
胸の奥底ではいろんな思いがあるのですが、整理しきれないで場所も決められない、というのが本音
のところ。

じゃあ、東京か? 六本木?
六本木?、というあたりで、ポーンと何かが弾けました。

じゃあ、六本木もすっ飛ばして、外国?アメリカ?ロスか、ニューヨークか?

 

ニューヨーク!!

いいんじゃないですか。
新聞バッグコンクールだもの。お客様にたくさん来て頂いて楽しんで頂くためには楽しくやりたい。
でも大震災後のこの3年、ほとんどなーんにも変わっていない東北の現状に気持ちが戻ると楽しく
やりたいとは思うけど、はしゃげないです。

でもアメリカなら、そんだけ遠くに行っちゃったら思いっきり楽しいコンクールやって、もし成功だったら、
喜び勇んで「成功したよー!」って、張り切って東北に戻ってきたい。いいこと持って帰りたい。

四万十の川を汚さないエコの心から始まった新聞バッグ。大震災を機に新聞バッグは東北にきて、東北
では残った手を活かす手仕事としての役割を担う新聞バッグになりました。
そして今、四万十と東北と手を繋いで、梅原先生が仰るように「日本人の美意識」「日本人の手仕事」を
世界の人に見て貰えるコンクールを開けるならばこんな嬉しいことはない。

そんな思いで、みんなそろって「アメリカに行こう!!!」
で今日の会議は締めくくられました。 次、どうなっていくんだろう。

 

夜はほっかぶりの面々も加わっての恒例懇親会。
肉離れで整骨院通院中のあかりちゃんもお母さんと一緒に参加。せっかく料理屋に来ているのに「お握り」食べてる。

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そしてまたもや偶然去年と同じで今日はよっちゃんの誕生日。2年連続で四万十チーム、海山チームから
「おめでとう!!」
41歳になりました。

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明日は朝から会議続行です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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