落花生

朝起きたら、夫の仏前に何か見慣れぬものが皿に入れて置いてありました。

なんだろう。小っちゃい茶色のじゃがいもみたいな物体。傍の小さいお皿にはかぼちゃと里イモの
煮付けも。枝豆も置いてある。

あー、わかった。夜のうちに隣りから娘の婿さんが来て置いていったのだと。茶色の見慣れぬ物体は
落花生の煮たのでした。落花生の生とか煮たのは、この辺ではほとんど見かけぬ食材なので、
見た時は一瞬わからなかった。

彼は野菜作りが好きで、おまけに研究熱心なので、うちの敷地のあちこちで何やらかにやら作っている
ようだけど、私は何を作っているか知りません。だから突然落花生が出てくるとびっくりする。

 

その朝、直売所のバックヤードで落花生の話で盛り上がりました。

落花生はタネを蒔いて普通に苗は上に向かって育つけど、途中で下に向かって伸びてゆき、地中で
実をならせる不思議な植物。
「地面の下でなっているから台風が来たって心配ないよね」
「転作にいいんじゃない。大豆みたいに採った後豆にする大変さがないもの。全部ひきぬいてくるくる
輪にして畑に棒立てて、ここの棒掛けの稲のように干しとくの。時々引っくり返してよく乾燥させてから
ゆでるとかするの。殻ごと炒るのは機械がなかったら大変」

田舎暮らしを目指して、千葉県船橋市の近くの元牧場の貸し農園で畑仲間と落花生を作ったことが
ある私は、ちょっとだけ落花生のことを知っています。タネ蒔いて育てて採って、干して炒るまでやったこと
あるけど、人間だけいぶされて真っ黒けになって、落花生はなかなか。パリっとして「美味しい!」という  具合にはいきませんでした。もう1回やる?と言われたらNO。

でもここでみんなで作るにはいいかもしれない。

 

家に帰って、今度は隣町の幼稚園まで孫のお迎えに。

今日の空と雲のきれいなこと。いくら見ても見飽きません。

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孫が通う幼稚園。

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右側が小学校。幼稚園と組み合わさっています。プールも一緒。

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この裏は広大な運動場になっています。素敵な小学校。

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幼稚園の後はピアノのレッスンに古川へ。孫はピアノが大好きなのです。

 

夕方家に戻るとなんとまあ、夫のかぼちゃも里いもも枝豆も、家族の中で一番夫がかわいがっていた
老犬チビが食い散らかしてました。
落花生は、美味しくなかったらしく、吐き出してそのまま残ってた。

チビは国道4号線で車に撥ねられて片目が出てしまっていたホームレスの雑種の犬です。娘が助けて  動物病院に運んだのだけれど目は助からなかった。奇跡的に、身体に損傷がなかったので、行く先に  困って我が家に来ました。

既に我が家には黒いラブラドールが2頭もいて、遠慮がちなチビを夫が自分専用の犬のように可愛がり、
チビも一番夫になついていました。今何歳かはわからないけれど、残った片方の目も見えなくなり、耳も
聞こえない人間でいうなら要介護のようなおばあさん犬です。
夫が亡くなったからがっかりして、ちょっとは」弱るのかと思っていたら全然弱らない。

食欲旺盛で食べることだけが1日の仕事のチビは、夫の仏壇周りから離れません。仲良しだからいいよね、
と食べたんだろうけど、犬が吐きだすんじゃ、落花生もなんだかねえ。
私も食べてみたけどまずかった。若過ぎるんじゃないかなあ。

 

 

 

 

 

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