強風の日に

昨日の夜から凄い風です。

朝いったん収まり、青空も見えて、少しはよくなるのかなあ、と期待していたら、10時頃からまたもや
走っている車がグラグラ揺れるほどの風。車に乗り込んで扉を閉められなくて、でも風に負けたら
扉が壊れそうで、両手で必死でしがみつくなんて経験は初めてです。

やっと直したハウスがまた壊れなきゃいいんですけどねえ。

仙台よりの7つの町で壊れたハウスが30棟ですって。明日になったらもっとたくさんに増えていると思う。
これまでビニールハウス中で育っていた野菜が、強風でビニールを吹き飛ばされて、むき出しになった姿は
無残です。

葉っぱも茎も風に吹きまくられてボロボロに傷んで、再生は難しい。
大体の野菜は、花もですが種を蒔いてからほぼ3か月で収穫できます。春、夏の気温がある時はそうだけど
冬の低温では秋に蒔いたり植えたりした野菜とか、または1月頃に電熱を入れて大事に育てた野菜が
一晩でパーになるのだから、ほんとになんと言っていいんだか。

 

今日は海山初めての新年度会議をやろうとして夜、古川に集合することになってたのですが、集合場所
の近くまで行ったところで、「今日、来れない人二人いるから中止」と連絡が入りました。

業務用食材店で買い物があるので、かまわないんですけどね。

古川の町を走りながら、ふと気づいたこと。
道がなおっている。
大震災で滅茶滅茶に壊れた古川を貫通する江合川の橋の周辺道路。修理が2年経っても終わらず、
ついこの間まで川沿い道路は右にも左にも通行禁止でした。

直れば気になるのは、以前から江合川にいた白鳥のこと。
白鳥のたまり場みたいな場所があって、白鳥もガンもカモも最盛期には駐車場にも上がってきて、車が
停められなくなっていました。白鳥にカッパエビセンや食パンのかけらを与える人もいるので、トンビも
カモメ、鳩、その他の鳥まで集まってくる場所でした。

もう白鳥は帰ってしまったけど、もしかして残っているのがいるかなあ、と橋の欄干越しにのぞいてみたら、
なんと河原の緑の草の上に7、8羽の白鳥が上がってました。やっぱりいたよ。
なんだか嬉しい。やっと終わった、と思っているかな。

 

この風に困っていると思います。飛べないもの。

さて、日を改めて風のない日に新年度の海山会議第1回をやります。
アベノミックスとかでまあー景気の良い話がテレビやラジオから聞こえてきますが、移り変わる世情や
これまで関わって来た方々との連携の中で、この先の計画を決めていく必要があります。

 

ただ、今日本の経済状態は変わっていっているのかもしれない。何十万もする高級な服が売れたり
景気がよくなっているように見えることがいっぱいあるのかもしれない。

 

でも、被災地は何にも変わっていません。
仮設住宅の入居できる期限がもう1年延ばされました。それくらいかな、変化は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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