支援物資の玉手箱

     全国から出動し、たくさんの方々を救出した緊急消防援助隊の活動が6日をもっ

     て終了したという記事を読みました。つらく厳しい任務だったことでしょう。お疲れ

     さまでした。ありがとうございました。と申し上げたいです。

     震災から続いてきた被災者を助ける活動がひとつひとつ終了する度に、避難な

     さっている方たちは、自分達も早く、と焦る気持ちになられるかもしれません。

     今日は家に大きな荷物が3個も着きました。前に来た分も合わせると、狭い部屋

     に大きな箱が5個もあって倉庫のようです。

     今朝は山の手Tのツイッターを見て全国のあちこちから送ってくださった色とりど

     りの布を、菊の植栽の指導に来てくださったR温泉のO氏に預けました。奥様と

     旅館での仲間、南三陸のお友達が布で小物を作るのです。Oさんも喜ばれまし

     たが、きれいな布を見て喜ぶ女性群の顔が目に浮かぶようです。何にも作らな

     くても、女の人はきれいな布を見ると心が和らぎます。楽しくなります。

     箱に戻りますが、荷物は私の故郷福岡の友人達が声をかけ合っては送って

     くれる支援物資の玉手箱です。衣類、バッグ、靴、財布にスカーフ、雑貨、などが

     ぎっしり詰め込まれた箱がもう何箱届いたか数え切れません。

     感心するのは、彼女達の心遣いです。新品、USED、いろいろですが、見苦しい

     ものは全くありません。一枚一枚透明な袋に入れ、婦人物ズボンMサイズ、

     紳士物ズボンウエスト83㎝などこまめに書いた紙が入っています。私は箱を

     開ける度に、友人達の気遣いに感動します。一枚一枚、海の手山の手ネット

     ワークで知り合った避難者の方々の顔を思い浮かべながら、これはあの人に

     これはこの人にと仕分けます。終わったら電話をして自分で運んでゆきます。

     「これ似合うよ」などと押し付けながら、自分も支援ファッションを頂いたら、、

     これまで着なかったような明るい色の服を着たりして、若返るかなあ、と思った

     りします。                          山の手S記

         

     

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