マウントカーネル高校の生徒たち

Kさんからのお手紙を一部ここに載せておきたいと思います。

生徒たちの写真は「絆」という報道写真集に載っています。

『日本へのがんばれメッセージ収録の日は学校側は体育館使用の許可を出しただけで、学校や先生からの
強制ではなく、生徒主体、自主参加でのビデオ収録だったため、先生も含め、まったく何人集まるか
予想がつかないイベントでした。

そのうえ収録は30分しかない昼休みを利用したものだったので、みな昼食抜きで参加してくれました。
息子は300人は来てくれると思うとあの日出かけて行きましたが、実際には体育館に入りきれない
1000人以上の子供たちが赤いTシャツを着て駆けつけてくれ、ものすごいエネルギーだったと校長先生も
涙して話してくれたことを思い出します。

 

誰が呼びかけたのか子供たちはあの日ランチ代を赤十字に寄付したことも後で知りました。私が参加
している日本人グループでのチャリティー活動で集めたのとおなじくらいの寄付金をあの子たちは1日で
集めていたようです。14-17歳の子供たちですが、その行動の速さや団結力、心優しさには私も
感動し、また習わなくてはならないものがたくさんあると痛感したイベントでした。

 

アメリカ人は大雑把とよく言われますが、とても心優しく、寄付や奉仕活動を年齢を問わず惜しまずする人が
とても多いと私は思います。ここは山火事が多く、子供たちも自然災害の恐ろしさを、他の地域の子供たちとは
違い身をもって体験しているので、よりいっそう彼らには日本の被災者の方たちを励ましたいという気持ちが
強かったのだと思います』

 

とあり、サンディゴの山火事の写真が添えられていました。
たくさんの子供たち、そしてドーン校長先生も山火事で家をなくされたとのこと。

私が送った報道写真集は校長室や生徒会室に展示されているそうです。
風神雷神さんの「私の東北」の想いがそこにあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マウントカーネル高校の生徒たち” への2件のコメント

  1. 高校生の話、エネルギーにあふれた彼らの気持ちを、姿を考えると、たまらないです。そして、本当におっしゃったことを長い時間かけても、実行に移されたのですね ! 風じん雷じんさんの思いを、きれいごとではなくて、ほんとに心の芯で受けとめていらしたからこそのomochi さんの行動に、心うたれて、言葉が見つかりません。 

    1. Iさんのお気持ち、ほんとうに有難いことでした。お礼をするってなかなか大変なことなので。それも生徒たちがたくさんいるのでみんなにこちらで起こっていることをどう伝えようと考えました。ドーン先生に喜んでいただけたのはIさんとみいさんのお蔭です。ありがとうございました。

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