手拭い作り

ここ2、3か月手拭いを作りたいなあ、と思っている。何の手脱ぐいかというと、新聞バッグと一緒に
販売する手拭い。手拭いって素敵な手拭いはほんとに素敵でしょ。私たち加工をする人間は
いつだって頭に被ってるし、縫えば袋にもバッグにもなるし、小さい子供の夏のアッパッパーなんか
手拭いで作ったら涼しいだろうなあ、と思って。

これまで東北復興イベントなどで、新聞バッグと共に布で作ったエプロンや袋ものなどを販売して
きましたが、正直エプロンは土地の暮らしと密着しているので、東北で作ったエプロンが東京で
たくさん売れる、ということはちょっと難しいのです。好まれるデザインがちょっと違うから。

それにたくさん持って行きたい時は嵩張るし重い。これまで作ってもらったエプロンは12月の世田谷
ボロ市で完売しましたから、これを機に、少しエプロンを減らしてもうちょっと軽くておしゃれで、お客様に
買って頂き易いものに変えてゆきたいと思ってます。

そんな訳で、手拭い作るっていくらくらいかかるんだろう。どんな風にして手拭いって作ったらいんだろう。
その辺りが知りたくて、ネットで探した手脱ぐいを作る会社に2、3電話を入れたら感触が悪かった。
個人はダメ。忙しいからと断られたりしました。

デザインをどうしたらいいんだろ。誰に頼もう。やっぱりネットで探した手拭いを作る会社に、福島、
宮城、岩手からのメッセージ性があるデザインをお願いできませんか、と問い合わせてみたら
やっぱり断られた。そうだ、じゃあ東北の方にお願いするのが一番だ、と考えて調べてみたら
岩手、釜石で見つかりました。お願いしようと思ったら被災されてお店を閉められていた。

じゃあどこかにいらっしゃるだろう、と探したら津波で亡くなられていた。まだ34歳の才能あふれた
女の方だったのに。お一人残っていらっしゃるようだからと避難者の避難先名簿を見てみたら
その名簿が700ページくらいあって、家を無くした方がこんなにいらっしゃるんだ、と胸が苦しく
なって、290ページあたりで中断しました。

でも、やっと光が見えてきました。三春在住の素敵な温かい優しい絵を描かれる方に巡り会いました。
染めは私の大切な友人の幼馴染であるたけひろちゃんにお願いしたい。
ミラノに間に合えばいいのですが。

 

手拭い作り” への1件のコメント

  1. 「行動」「勢い」って大切だなーと思いました。ゆっくり腰を下ろして考えると名案がうかびそうだけど、頭の中でぐるぐる回るだけになりがち。「行動」が「結果」になる。「善は急げ!!」っか。

    ミラノに間に合いますように。

    (アッパッパーが通じるのは何歳までの人たちにでしょうか?)

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