インストラクターミーティング

 

毎日時雨続きです。

朝起きた時、外を見て「あれ?雨」。しばらく経ってパーッと日が射し「あ、やっぱ予報どおり晴れなんだ」と
喜ぶのもつかの間、また雲がきてザーッと雨が降り出す。また雲が行ったらお日様きらきらみたいなのが
毎日です。

山形が近いからこんな天気になるんですって。
そのため、何日かに一度は乗って歩けそうな大きな虹がかかります。ここは建物が少ないので、虹は根っこまで
見えます。あっちに出たりこっちに出たりするので、科学に弱い私はどーも納得いかないのです。

今日の虹

朝、道の駅にお餅の出荷に行ったら、海山ネットの新聞バッグの折り手のあやさんに会いました。
勤めるお店の商品の納品に来たのです。
せっかくだから、と立ち話。今注文が入っている新聞バッグをどう捌くかということと、東北新聞バッグプロジェクト
の取り組み方の話。

 

「安いお金での多量の新聞バッグ制作は折る人を疲れさせるからよくないかもしれない」とあやさん。
そのとおりかもしれないです。値段が高くて注文は少量になってしまうけれど、新しいデザインだったり
絵柄に工夫したりして、折る人の励みになるような新聞バッグ作り。いくら生活費の足しになるといっても
同じものばかりたくさん作っていたら粗雑になるっていうこともあるから。

 

でもさ、でもさ、ずーっと同じでいいから簡単なのたくさん作ってるほうがいい、っていう人もいるよ。

 

というような話をしていたら、あやさんが言いました。
「よし、ミーティングやったほうがいいよ。みんなで意見を出し合ったら、いい考えが出るかもしれない」

 

私は、感動しました。

南相馬から避難中のあやさん。
海の手山の手として知りあってから、もう1年半いろんな場面で一緒にいます。
新聞バッグつくりはエキスパート。先日は四万十でのコンクールでグランプリに輝きました。

 

あやさんは何をするにも積極的。いつも元気で前向き志向なのですが、自分から意見を言ってくれることは
なかったです。「意見を言ってください」と言うと「意見言っていいの?」という具合だった。

 

結局一番多く言うのは「ありがとう」という言葉。これはみーんなそうなんです。なんかもう外に向かっては
「ありがとう、ありがとうございます」ばっかり言ってるみたいでした。みんな外の人に向かっては
「たくさんお世話になってます。」と思っているからね。

 

だから、海山の中ではできるだけ「ありがとう」って言わないでいいシチュエーション作りを心がけてました。

だったのに、「ミーテイングをやろう」って。
よっちゃんは喜んで「やろう、やろう」と言ってますが、南三陸にもエキスパートインスラクターがいるので、
みんなでインストラクターミーティングでもやったら、きっといろんな意味で、違う視点が入って新聞バッグが
進化するかもしれないです。

 

東北新聞バッグプロジェクトの実践は来年の春。それまでにおおッと驚くような新聞を利用した手作りの
日常の中で使えるバッグや入れ物を考え出したいものだと思います。

 

 

 

 

 

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