夏ハゼの実の収穫です

 

秋が深まり、畑にある4本の夏ハゼの実の収穫時期になりました。
この地では通称ヤロッコハチマキ(黒い実にぐるりと細い鉢巻のような筋が入っていることから、男の子の鉢巻)
と言われる夏ハゼの実。生食もできますが、ジュースとかジャムとかにするとブルーベリーよりもコクがあって
味が濃い感じがします。

 

ちなみにナツハゼがどんな植物かを説明すると、
ナツハゼは漢字では夏櫨、ブルーベリーと同じ仲間でツツジ科スノコ族。生食すると酸味が強いです。
ブルーベリーのように品種がいくつもあるわけではなく、純国産のナツハゼが一種類だけ。
眼の疲労回復や血液の浄化作用などに効果があるといわれるアントシアニン等ポリフェノールがブルーベリー
の2~3倍含まれている、とのこと。

果実酒にすると実に鮮やかな赤紫色になります。染物に使っても良い色が出るそうです。

ナツハゼの実はよいことづくめみたいなんですが、残念ながら生育がうんと遅い。挿し木ができない、発芽
させるのが難しい。木は大きくなっても実が全然ならない、というのもよく聞きます。


毎年同じことの繰り返しですが、今年も採りまきの播種に挑戦したいので、今日から収穫開始。
2時間採って、1本の下のほうだけ、という有様で全部採るのはだいぶ時間がかかりそう。

ナツハゼ農園とまではいかないまでも、木の数を増やしたいので昨年は十数本植えました。

そして採ったこの実をジャムにはしますが、ドレッシングやソースにしてみたい。以前に福岡の従妹の
菓子工場に頼んでアイスクリームに加工してもらったことがあるのですが、きれいな赤紫色のアイス
になって戻ってきました。

道の駅の生産者仲間のナオコちゃんが作ったきれいなピンク色のラズベリードレッシングが今人気もの
ですが、私も当地原産のヤロッコハチマキドレッシングを作ってみたい。
他にもおいしくて健康によい宮城原産海のもの山のものドレッシングを生産者仲間や海山ネット仲間で       何種類か作って売り出したら楽しいだろうなあ、と夢想します。

 

畑の下にある田んぼの様子。

稲刈りの後の天日干しで、刈った稲藁を棒掛けしてあるのを「ほんにょ」というのだと、今日知りましたが、
ただの藁をこんなふうに干してあるのはなんと呼ぶのか知りません。

お米を採った後の藁をこうやって丁寧に干していろんなことに利用するのだと思いますが、私が驚くのは
この三角に立てかけたような稲、風に飛ばないんですよ。よほどの強風でも飛ばないで居座ってます。
初めて見た時びっくりした。

すごいなあー、人間の知恵は!、と感心しました。
でもここの人に言うと、「なーにを言ってるのだか」と笑われそうです。

 

私は今日気がつきました。                                                    毎日、外の景色を見ては「きれいだなあ」と思っていたのですが、何がきれいなのか、わからなかった。
光がきれいなんですよ。日差しを浴びて草や木がキラキラ光る様子がきれいなんだと今日わかりました。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA