今日は、今週土曜日に東京でのガイアイベントに出品する南三陸商品を作る日。
商品は4つあって、梅干しと「よっちゃんなんばん」という南蛮だれとおもちと南三陸の
人たちが作った南三陸商品です。メンバー各自の商品と南三陸の人たちが作った
商品を組み合わせるというのが主眼なので、N山荘からSさん、Sさんの奥さん、Nさん
に来てもらう。この近辺にあるもので作りたい、ということで今日作るのは盆栽風植え
込み。きのうのうちによっちゃん農場で青竹を切り出し、Sさんともう一人のSさんが
きれいに洗い、節を底にして10cmほどの高さに鋸で切り、面取りをし、黴止めに柿渋
を塗り、底に穴を空けるというけっこう面倒な作業で、目標の100個が間に合うのかし
ら、と心配だったが、よっちゃんがんばってくれて、今朝は目標よりうんと多い数の
青竹容器ができていた。
ハウスの遮光した日陰に台を置いて4人で作業開始。
材料は竹の容器に入るなるべく小さい植物たち。小さいツボサンゴ、アッツ桜、
ヒメツルニチニチソウ、イブキジャコウソウ、タイム、ヤツシロソウ、ベンケイソウ、
庭セキショウ、アルメリア、カッコウセンノウ、その他。植え込んだら土に苔を被せ
て終了。見るからにかわいらしく、3人とも1個つくるごとに、かわいい、めんこい、
我が子のようだと、自分の作品を誉めている。
相変わらず海の人たちの流れ作業は的確で午後2時には130個の青竹盆栽
が出来上がった。
「東京へ行ってがんばってこい!」
3人から何回もそう聞かされていた青竹盆栽が、東京で誰かの手に渡って、
台所の出窓などに飾られたらうれしいなあ。
仕事が終わって中山平温泉まで3人を送り、ついでに菊の先生であるO先生の
避難先R温泉にうかがったら、お部屋にあげてくださった。南三陸にお住まいの
時には、居間から海が見える絶景の場所にお宅があったのだが、R温泉では
窓の真正面に鳴子の山々を臨み、眼下には鳴子峡の渓谷が見えるという絶景
のお部屋。つくづく0さんは絶景のお住まいに縁がある方らしい。縫製が得意な
奥様に何か商品をとお願いしたら、自分で縫ったエプロンを出してくださった。
避難に来てすぐに作ったというエプロンはとても素敵で、南三陸商品というよりも
自分が欲しくなったのだが、手縫い、と知って値段が付けられず帰ってきた。
山の手S記