手拭いの一生、花の一生

連日の猛暑、酷暑はあと1、2週間続くそうです。

毎朝毎夕切っている畑の花々も土の乾燥で、畑に植わったままぐったりしています。
切ってすぐに水切りしなきゃいけない過酷な状況にあります。かわいそうに。

畑に水をやればいいようなもんですが、広いし、土が乾き過ぎて湿りにくいし、花を切って売ってしまえば
終わるんだからと思うと水をいれるのも躊躇します。
それにお盆の花を売る時期のピークはもう過ぎているので、売るのも楽ではないのです。
他の花と組み合わせるとか、量を多くするとか、お客様に買って頂くには工夫が必要です。

他の切り花を作る人は、だいたい次の作物のタネをまくので(白菜とか、ブロッコリーとかの秋蒔き野菜)
売れない花を長々と置くのはやめて抜いたり、水をやらずに枯らしたり、耕して土に漉き込んだりします。

ところが私はそれができない。
抜くのも枯らすのもできなくて、花が咲いている限り咲き過ぎた花をとったり、短い花は花束にしたりして
粘りに粘る。そしてもうこれ以上はできないというところで、ようやく諦めて処分します。

疲れるんだけれどやめられない。                                                売りたい、というんじゃないんだけど、タネから蒔いて育てた花だから、花は花として終わらせたいというか
そんな気持ちがあるみたい。私は農家ではなくて花の栽培者だからかしら。

 

イタリアのミラノで手作り雑貨のお店を経営している日本人女性今さんは、お店で時々モノに関わるお教室を
開くそうです。今人気があるのは風呂敷講座。もともとは買っていただいたアフターサービスで始めた
ということですが、なかなか人気があるそうです。それで手拭い講座も開きたいと。

頭に巻くのも数パターンあるし、ペットボトルを包んだり、あずま袋に縫ったり、子供の服を作ったり。
最後は雑巾、はたきにまで形を変えながら長いこと使ってあげる「手拭いの一生」を尊重すること。
そんな日本文化を知ってもらおうと思っているけど、日本にいる時には意識したこともなかったので
お母様が笑ってる、とメールを頂いたことがあります。

「手拭いの一生」

いい言葉だなあ。

私も「花の一生」を尊重したいのかもしれないです。
そのおかげで、毎日暑い暑いといいながら汗ダラダラで畑で花切りをやっているわけですが。

 

今日の初挑戦。
海山ネット事務局KJの次男さんは明日結婚式。引菓子用アラレの注文を頂いて、心をこめて作りました。

このアラレは毎日搗くお餅の残りを薄く切って乾燥させて、乾いたら揚げて仕上げます。
うちのお餅は、青豆塩味、黒豆塩味、ごま砂糖味、に季節限定でよもぎのお餅に枝豆のお餅。なので
アラレの中味はそのお餅のミックスです。

先日からよっちゃんなんばんを入れて餅を搗くという新製品開発をやりまして、そのよっちゃんなんばんコラボ餅
も薄く切ってアラレに入れました。これは好評です。
また新たにカレー味というのも作ったので、これはカレーだけのアラレでいこうかと考えてます。

おめでとうございます。寿マークも入れましたよ。
末長くお幸せにネ!

 

 

 

 

手拭いの一生、花の一生” への1件のコメント

  1. omochiさんの「女の一生」もすごいと思います。命を大切に考えるとどうしてもいろいろなものに心を砕いてしまいます。それが人であれ、植物であれ、物であれ。

    新聞も最後は新聞バッグになり、色々な物を運び、心をつなぎ・・・「一生」と言われるほどのものになっていますね。

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