宮城産

一昨日だったか、福島第一原発事故で警戒区域に指定された自宅に一時帰宅した男性が、そのまま行方がわからなくなっている、というニュースを見て、大丈夫かなあ。亡くなったりしていないかなあ、と気にかけていたのでしたが、今朝の新聞で首を吊って死亡していた、という記事を読みました。

やっぱりねえ。亡くなられていたんだなあ。
なんと表現したらいいのか言葉が出ません。

こういうニュースって、他所の、東北以外のところの新聞にも載ってるのかしら。
中にいるとというとヘンな表現ですが、福島からこっち側にいると、福島から向こう側でどんなことが起こっているのか、世の中がどんなふうに動いているのかよくわからない。

ここで毎日読む地元紙河北新報は32面のうち震災関連が20数ページあります。当たり前です。そこで暮らしているんだから、震災に関連したことしかない。ニュースも文化面も。しない記事は少ししかない。

で、亡くなられた方は警戒区域に指定されている浪江町でスーパーと葬祭業を営まれていた。第一原発事故で警戒区域にしていされた後は福島市の借り上げ住宅に住まわれていた。

普通に聞くと、事故があっても、住むところがあり、家賃も生活費も事故の補償で貰えるのならいいじゃないか、と
世間一般では思われるのかもしれないけれど、東北のこんなにも緑多い広々とした土地に住んで、自営でスーパーなどを営んでいた方が、市内の借り上げ住宅などに住んで、日々するべき仕事がなかったら、どんな気持ちになられるだろうかと、想像するだけでも胸が痛みます。

せっかくの帰宅日に。残されたご家族はどんなに悲しまれていることでしょう。

普通に亡くなったわけではないんだから。死ななくてもよいのに亡くなされたようなものなんだから。

ほんとにこんなことが起こる度に、どうにかならないのかと痛切に思います。こういうことってニュースに出るのは
ほんの一部と思う。もっとたくさんのつらい出来事が起こってるんですよ。きっと。

電気は重要なのかもしれないけれど、ほんとに原発は今は止めてほしい。
宮城に住みながら、こんな海が近いところに住みながら、宮城の魚は何もない。もしあっても売れないのだと思う。 私も買わないし、食べません。

野菜だってこれは食べていいのかしら、と疑ってばかり。

今日、美容室で髪切ってもらっていたら、「ねえ、魚はロシアとか北海道とかそんなところのものばかり食べてるけど、牛肉は大丈夫と思う?」と聞かれた。わかんないですよ。ただ、食べなきゃいけない、と思うけど、徐々に徐々に
宮城産を避けてる自分がいるんです。

ほんと、いやまもんだなー、と思います。

 

 

 

 

 
 

 

 

宮城産” への1件のコメント

  1. 本当に痛ましいことです。身体が生きていても、心が生きていない状態は本当に辛いことだと思います。最近はあまり報道されないですが、あの美しかった飯館村は今どのような状態になっているのでしょうね。手つかずの自然や家は荒れるのが早いから・・・。

    農作物で言えば宮城県産よりももっと深刻なのは岩手県産のようですね。

    昨日ヤリイカの大きいのが1パイ580円で売られていました。魚屋さんが言うのに「こんなに大きいのが当地に来るのは珍しい。普通は東京方面へ行くんだけどね。」と言っていました。産地は茨城県。検査済みなんだろうと思って買って刺身にして食べました。とても美味しかったけど心の底から美味しいと思う日が早く来てほしい。それまでセシウムの半減期の30年はかかるのかしら。

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