4月になったら

久しぶりのブログ。

しばしダウンしていたpcを今日いつもメインテナンスをお願いしているKさんに
みてもらいました。

ブログ書かなかった間に起こったさまざまな出来事。わすれるんじゃないかと
心配だったけれど、ぼつぼつ記していきます。

それにしても大震災直後から使っている私のPC、こないだも不調になってかなり
大きな(私からみれば)部品交換をしてもらったのだけれど、今日もやっぱり
壊れている部品の交換が必要だそうで、そろそろ買い換える時期なんじゃないか
という結論になりました。

たまたま他の用で隣家からやってきた小3の孫。
Kさんがいるのを見て、自作のロボットを見せたくてうちから運んできました。

この2年ほど親に連れて行ってもらって通った仙台のロボット教室で1回3時間
頭をひねってプログラミングに励んで作ったロボットが、先日行われた東北の
ロボット競技大会で優勝したのです。

まさかまさかの快挙なのだけれども、彼を囲む周りの大人は「よかったね!
凄いね! 立派だったね!」と誉めるものの、孫がそのロボットを作るのにどこを
どう工夫したか、と説明してくれても、プログラミングの素養などない頭では
何を言われているのかわからないのです。

ところがkさんは違いました。
いや、これはりっぱ!。たまたま勝ったのではなく、ちゃんと勝てるように考えて
プログラミングして狙いどおりに勝てた成功なのですよ。
と仕事柄の本職の言葉として孫の勝利を称えてくれました。

いいなあ、素晴らしいなあ、小学校3年生くらいで自分の力でこんな成功事例を
経験することはとても幸せなことだとも・・・。
嬉しく、ありがたい言葉でした。

もうひとつ大事なことは自分で作ること以外、例えば電池とかバッテリーとかにも
目を配ってとりこぼしのないようにすること。その部分を不備にしたままで競技に
臨んでもし勝てなかったら全力でやり切った感がなくなる。
そこまで準備して負けたなら自分の力が及ばなかったのだと納得できる。

ほんとうにその通りだ、と納得できるkさんの助言でした。
その日のうちに電池を買って、値段が高い予備のバッテリーはもうちょっと後で
手に入れることにして、4月初めには東京で行われる全国大会に出場します。

そして昨日は毎年一関で開催される「第18回男子ピアノコンサート」に出場し、
ギロックのピアノ曲を間違えずにきちんと弾くことができました。

これはどんな時も決してマイナス思考に向かうな、と導いてくださる
佐々木先生のおかげです。
そして付け加えるなら、この男子ピアノクラブコンサートを率いる実行委員が
昨年は高校1年生、今年は高校1年生と中学生だ、ということに毎回ですが
驚かされます。

これまで通った全校生徒50名に満たない小さな小学校が統合で閉鎖され、4月から
孫は町の中心部にある小学校で4年生になります。
1年生から3年生までひとつのクラスで女子8名、男子2名。遊び相手で親友は
お互いずーっと同じ1人だったという特殊な環境。

大きい学校に行くのはほんとうに不安だと思うけれど、Sさんやピアノの先生に
励ましていただきながら、乗り越えていってほしいと願ってます。

 

 

 

ひとの温もり(太陽のマルシェ初参戦)

3月の第2土、日の太陽のマルシェに初めて参加してきました。
私が行ったのは土曜日のみで、今日日曜日は、よっちゃん夫妻、温玉の野田さんが
奮戦中です。

温泉卵は道の駅出荷分も重なって、温玉製造者野田さんは大奮闘。
源泉かけ流し温玉は、多量の卵を湯につけると卵の冷たさで温泉の温度が下がるんだ
そうで、多量に作るには時間勝負。
パーシモン仲間に高知大の咲菜、彩音ちゃんも加わってラベル貼りやら卵詰めやら
大騒動の後の深夜の出発となりました。

今回宮城勢がマルシェに持参したのは、よっちゃん農場ラインアップ商品に野田温玉、
岩出山佐藤梅農場の梅干。それに震災後7年の今、海の手山の手新聞バッグも日曜日が
311であることから販売をお願いしました。
売れなくともいいのです。思い出す人がひとりでもいてくれたら・・・の思い。
お店の総称として岩出山ほっかぶりを引き継いで「ほっかぶり」。
全員手ぬぐいほっかぶっての参戦です。

よっちゃん、野田さん部隊が出発した後に、私のみお餅出荷を済ませて新幹線で参加。
ということで上野から地下鉄に乗り継いで、勝鬨駅上の会場には11時前に到着。

もう人は出ていてそれなりに動きはあるのだけれど、普段の私たちの出店現場とは
違う静かな雰囲気。いつも言い慣れ聞き慣れている「いらっしゃーい!!」の大声や
対面のお客さんとの他愛ない会話で弾ける大笑いもなし。やっぱりここは東京の
中心部。高層ビルに住む人たちの売り買いは、静かなお話のなかでなされるのか。

しばし借りてきたネコ状態。そこを脱してからは調子が戻ってきました。
それにしても野田さん銘名の温玉名称が舌を噛みそうで呼ばわりにくい。
名称を簡単にして「鳴子の源泉かけ流したまご」でお客さんに宣伝することにしました
が、でも待てよ。都会のお客さんに「源泉」とか「かけ流し」とか分るんだろうか。
考えてみれば私も岩出山に来るまでは分りませんでした。
やってみて初めて分る課題続出です。

 

午後は私のみ現場を離れて、ししゅう高田の松原プロジェクト「つながった心の風景」
に参加中の天野寛子先生を訪ねて新宿マインズタワーへ。

先生を激励した後は老人施設入居中の叔父叔母を訪ねて千葉県我孫子へ。
顔を見るなり「会いたかったよ~」と涙をこぼす叔母には驚いたけれど、前の施設に
いた時よりも、表情も言葉もぐんと豊かになって、施設の違いでこれほどにも叔母の
様子が変わることを実感しました。
いろいろわからなくなっているけれど、まだ私の顔もわかるし、本もたくさん読むことが
できる。忘れたという字の練習用に手持ちのノートとペンと読みかけの本を渡して帰ります。

帰りの電車で考えたこと。

2度目のマルシェではまたマルシェの新しい面を見せてくれました。
各店舗に並べられ、工夫が懲らされたさまざまな商品。お菓子もパンも果物も野菜も厳選
された材料が使われ、健康に良く見かけも素敵だけれど、でも土や緑や太陽からはだいぶ
遠く離れたような・・・。
遠慮のない大きな声や笑い声や人と人が触れ合う温もりが少ないような・・・。

初参戦の岩出山ほっかぶり部隊は、最初は戸惑って静かだったものの、瞬く間に調子を
取り戻し、宮城の看板の下、源泉かけ流したまご、の呼び声と笑いを響かせました。

よっちゃん商品を生み出す、よっちゃん農場の広く高い青空や黄金色の稲田、野田温玉
を生み出す鳴子温泉の数ある源泉、かけ流しの湯、マルサの手作り梅干しを生み出す
広大な梅農場。そんな風景の中で毎日身体を目いっぱい使って働き、屈託無く笑い合える
日々の暮らしのどれもが温もりのある人の暮らしの宝物のように思えます。

今日は3月11日。
新聞バッグにお客様が気付いてくれたらうれしいのですが。

新幹線を待つ間の本屋で嬉しいものを見つけました。
私が通った渋谷の教室の先生、高田宏氏の「言葉の海へ」が新しい文庫本になって
店頭に並んでました。

 

 

 

 

 

 

手術終了

目の手術が終わりました。

いやあ、ほんとに怖かった。

怖かった、疲れた、ほっとした、が気持ちの順番。

目が2個でほんとによかった。2度とはやりたくないです。

 

2月末日の手術当日は大雪。ひと晩で20数センチも積もって、時間に遅れました。

翌日の眼帯を外してもらう日は大雨。積もった雪が溶けました。

その翌日、抗生剤もらう日は大強風。

3月2日のその日は高知大学地域協働学部の咲奈ちゃん、彩音ちゃんが岩出山に来る

ことになっていて、東京駅で新幹線運転見合わせで足止め。

新幹線古川駅から鳴子温泉に向かう陸羽東線も終日運休になりました。

というアクシデントで、止む無く術後ゴーグルというごっつい眼鏡をかけて古川駅まで

お出迎え。

運転再開した新幹線でようやくやってきた咲奈、彩音コンビと、昨年12月の富良野行き

以来の再会をしました。

今回は昨年の滞在期間より倍以上長い20日まで滞在したいというふたりの希望で

東鳴子温泉の大沼旅館に学生湯治をお願いしたら、快く受け入れてくださいました。

感謝です。

女将さんの旅館のお仕事を手伝わせていただきながら、地域住民との交流などの

フィールドワークもしっかり行うようにとの大沼さんのご好意でした。

 

2日後の5日には高知大学の佐藤先生も鳴子温泉到着。

佐藤先生は6日7日の二日間に渡って、新聞バッグインストラクターの講習を

公民館で受けることになっています。

 

先生や女学生君たちの来訪やら申告やら2回目の太陽のマルシェやら、バタバタと

用事が重なる3月上旬。

どうにか間に合った新しい目で精進します。