伝えるということ

我が家の雪だるま君をご紹介。

 

毎月1度、第2火曜日の夜に川渡温泉のcafeカガモクさんで、地域の諸々を
語り合い実践しつつ、ついでに毎回違うカレーを食べる「カレーの集い」
をやっています。

各々の仕事の都合などもあって集まる顔ぶれは毎回違い、話し合う内容も
違うという集いですが、今回で7回目。

ということで火曜日の夜、マイナス5度の雪降りしきる真っ白の圧雪国道を
慎重に運転しながら川渡に向かいました。

雪道に慣れたとはいえ、フロントガラスに小雪が叩きつける夜の運転は
不気味で、普通なら平気な道が倍にも長く感じられます。

なんでこんな夜に40分もかかる川渡まで来たのかというと、それは昨年の
12月に野田さん、理君、高知大の佐藤先生、女子学生の一緒に訪ねた富良野の
ワークショップについてのプレゼンを野田さんがやるからです。

前々回、富良野に行く前に私がやったプレゼンはうまくいったとは思えません。
段取りが下手なために、聞いている人には富良野で実施しているコミュケーション
ワークショップを鳴子、岩出山で実施したいという私の希望は、いまいち解り
づらかったと思います。

オサム君制作のバレンタインに因んで作ったというチョコレート入りカレーを
ご馳走になった後、野田さんのプレゼンが始りました。

始まりは富良野という町についての説明。地域、産物、歴史。
次いで富良野といえば人々が思い浮かべるのはラベンダーとドラマ「北の国から」
次いで富良野の産物としてのラベンダーの歴史。
「北の国から」の歴史。
そこから導かれていく現在の富良野。富良野で実施されている倉本聡スタッフによる
演劇を下地にしたコミュニケーションワークショップ。

みんなの顔も耳も野田さんのパソコン画面に向かって集中しているのが見てとれます。
特別な飾り気もなくこれみよがしの技法もない素直な野田さんのプレゼンテーション
ですが、みんなが集中して聞いているという点で納得しました。

自分が見てきたもの、思いを伝えることはとても難しい。
野田さんのプレゼンを聞いて、雪の中、固まりながら川渡温泉まで運転してきた
甲斐がありました。

因みに帰りも怖かった。

翌朝の雪景色。