鬼首温泉郷半日散歩。

お天気がいいから、お天気が良すぎるので。。

朝のお餅仕事を終えた後、帰らねばと思いつつ、秋の抜けるような青空があまりにも
もったいなくて、上條さんを誘って午後から鬼首へGO。

久しぶりの鬼首。
スキー場あり、山あり、草原あり、牧場あり、いくつもの温泉あり、ダム湖あり、火山噴火後の
カルデラという特異な形状を活かして、渓流沿いに熱湯が吹き出る地獄谷あり、地熱発電所
あり。こう書くとなんとも凄いところではないですか。

上條さんの自宅は鳴子温泉の最奥。
自宅からすぐ上の鳴子ダムに沿ううねうね山道を進むとまもなく鬼首に入ります。
紅葉シーズンは終ってしまって、山の木々は葉を落す前の深い黄葉。ほぼ赤褐色。
赤褐色の森の木々がダム湖の青い水色に映えて、なんとも美しい佇まいです。

ちょっと寄ってみよう。。
好奇心の強い上條さんの提案で、これまで気付かなかった吊り橋?へ。
ここは車では行けません。車を止めて歩いて行くところ。

新しいバイパスの橋

次は、吹き上げ地獄谷を散歩に。



地獄谷は渓流沿いの遊歩道。流れを挟んであちら側、こちら側にボコボコ音を立てて
湧き出るいかにも熱そうな湯溜。立ち上がる湯煙。

川の流れは一見冷たそうだけれど、手を入れてみれば40度くらいだったり60度くらいだったり
あっつっつ・・・・というくらい熱かったり。

この地面の下全体にこの熱があるのかと思うと、地球そのものを感じさせられます。

カルデラ大地をぐるりと廻れば片山地獄や地熱発電所を見ることもできるのですが、それほどの
時間もなく、最後はワイナリーがある吹き上げ高原へ。
正面にどっしりと構えた岩山のかむろ岳を望み、見晴るかす緑の草原、草を食む黒牛。

山の端を彩る残照。

右を見ても左を見ても本当に美しい鬼首温泉郷。

規模は違うけれど故郷九州の阿蘇山麓を思わせるような、富良野の麓郷にも似ている
ような。

最後に観光案内冊子で見たお豆腐屋さんの豆腐を訪ね訪ねて探し当て、豆腐と油揚げ
を土産に買って、本日の鬼首散歩を終わります。

鳴子温泉から30分もかからない鬼首。
この地球の息吹きが感じられる美しい山郷をもっともっとたくさんの人に知ってもらって
訪ねてほしいと思います。