たまごやで

このところの熊情報。 頻繁なのでご用心!

数日前の朝は、小学校前のータリー付近で乗用車と衝突事故。1.2メートルほどの熊。
怪我してるから気をつけるように、と小学校から連絡。

その隣の市民農園駐車場で1.5メートルの熊。それは昨日。
その他子連れのお母さん熊。 という賑やかさ。
農園にはラベンダーの草取りに行かなきゃならないので、実に困る。

と言う状況のなか、奥の細道では熊と出会わずラッキーでした。
「奥の細道トレッキング」のその後・・・・。
みんなけろりと普通の生活に戻り普通に仕事をしているのに唖然。
あれだけ歩いたのに。まったく平気みたい。凄い人たちです。

6月11日の「富良野な日」が近づいてきたので、なんやらかやらでミーティング続き。
午前11時半、喫茶たまごやにヨッチャン夫妻も集合して第1回「富良野な日」準備の打ち合わせ。。
仕切るのは「富良野な日」なるこ実行委員長の宮本マスター。
岩出山実行委員長のよっちゃんは当日他イベントで不在となるので、その代理をも宮本
マスターに務めて頂くことにしました。

同じ時間、窓際の定番席では、毎日東鳴子から歩いて終点のたまごやに立ち寄る西田さんと
逗留旅館から、「おはよう」訪問に来る高田さんが、コーヒーと紅茶を飲みながら語り合ういつもの
朝の風景。

こちらのミーティングのところどころで二人の会話が入ったり、西田さんから全員にお菓子が配られ
たり。この自由で不思議な空間に、「いいですねえ。倉本ドラマの『優しい時間』のようだ」とヨッチャン。

富良野を舞台にした倉本先生のドラマ「優しい時間」では、喫茶店「森の時間」のカウンター席に
馴染みの住民や外からの来客がやってきては一緒に日常を語ります。
みんないろんな幸せや不幸せを抱えながらもここにいる間は、その幸不幸をいったん置いといて
「森の時計」の時間を一緒に過ごすのです。                            「

西田さんも高田さんもマスター夫妻も私も高橋夫妻も、昔からの知り合いではないのだけれど、
でもここにいる時は、お互いの歩んできた人生の違いに関らず、構えず笑って時を過ごす
優しい空間であり優しい時間。たまごやの時間!
ドラマには「森の時計」のマスターを中心とする親子の葛藤や、長澤まさみさんと二宮君の恋の話
などのあらすじはあるけれど、描かれているのは「森の時計」での時間なのだ、と私は勝手に思って
います。

そういえば、奥の細道トレッキング中、西田さんは24歳のシンスケ君に「シンスケ、おまえなあ・・」と
西田さんが大事と思うことを話しているようでした。
「北の国から」のソウタ兄ちゃんみたいだな、と私は思ったりしてました。

窓際のテーブルとこちらのテーブルは話がごちゃごちゃ飛び交いながらも終了。
いよいよ「富良野な日」に向かって、実際的な準備がスタートします。
せっかく富良野から、倉本先生とともに「森の時計」のカウンターに座った人たちが来てくださるのだもの。
聴く人と、話す人が同じ舞台でトークできるような、そんな場を作りたいと考えています。

たくさんの方の参加をお待ちします。

千葉の友人から今年も花が送られてきました。

詳しい事情は分からないけれど、友人が花を栽培するお友達のところを訪問し、私にもお裾分け
のお花を贈ってくれているのではないかと、推測しています。
いつも立派な向日葵と薔薇。
友人はもう10年も毎年送ってくれています。ありがたいことです。

 

 

 

 

歩いて、歩いて、奥の細道

ついにその日が来ました。

奥の細道トレッキング。
一緒に歩くメンバーは、不思議なご縁でつながってつながった寄せ集めの7人。

年間90日は鳴子温泉に逗留する新潟からの旅人高田さん。さらに年間100日以上鳴子温泉に
逗留し、毎日同じコースを1万歩歩く千葉人の西田社長。喫茶たまごやの奥さんのゆうこさん。
岩出山の喫茶パーシモンの奥さんのちよさん、そして黒田さんと私に、中山平の酒屋の跡継ぎ
であるシンスケ君。

わけわからない組み合わせですが、鳴子温泉の喫茶たまごやで出逢い、コーヒーを飲み語り
合っているうちに、こんなことになった、という行き当たりばったりトレッキング。

歩くのは、山形県の堺田分水嶺まで電車で行き、そこから歩き始めて芭蕉と弟子のそらが歩いた
奥の細道を鳴子峡近くの尿前の関まで歩いて戻るというコース。距離にして10数キロ?
所要時間は休み休み歩いて5時間くらいか。(歩かなければわからない。)
溌剌とした若さのシンスケ君の24歳を割り引いても、平均年齢の高さは相当なもんです。

日々2輌連結で走る電車を見ながら乗ったことがない陸羽東線に初めて乗りました。
ラドン温泉の屋根、鳴子峡の緑の美しさなど、窓から見下ろす光景に感動!

堺田駅に着き、駅の上にある分水嶺から「歩け、歩け」スタート。
しかし、この分水嶺というのは、見れば見るほど不思議。なぜここで分かれるんだろう。
日本海に行きかけた木の葉を、太平洋側に流して運命を変えてやりました。

すぐに緑陰の道へ。奥の細道の始まりです。

10時半から歩き始めて、格別の困難もなく、12時に涼しげな渓流に立ち寄って昼食休憩。

しかし、先導役の高田さんはともかくとしても、私より年長の西田社長もゆうこさんも、スキーはするけど
山登りはしないというちよさんも、大丈夫かなあと心配していた黒田さんも、淡々淡々と普通に平然と
歩くあの足取りはなんだろう。
1時間歩いても2時間歩いても、最初と同じように普通に歩くあの脚力はなに?

100パーセントの地元民でありながら、初めてこの道を歩くというシンスケ君は、「とても楽しい」そうで、
遅れたり進んだり自由気ままに歩く西田社長に付き添ったり、年寄りの私を労わったり、しながら全体に気を
配ってくれています。

山の中を歩く、ということはただ山歩きを楽しむだけでなく、脚力を鍛えるだけではなく、誰と歩くか、
一緒に歩く人とどんな時間を共有するのか。そんなこともまた楽しみのひとつだと思うけれど、今日1日を
私たちとともに歩いてくれるシンスケ君にとって、実り多い時間であれば嬉しいのですが・・・。

緑陰の道から出て、湯気が立ちそうな暑い国道を歩いて中山平駅まで。
シンスケ君のお母さんからお茶を頂き、一服休憩後歩き始めて、しんとろの湯まで歩いたところで
たまごやのマスターのお迎えの車を国道で発見。

自分の脚力の限度が分からない私は、大事をとってここで終了。
私だけを終了させてはかわいそうだから、と西田社長も終了してたまごやへ帰還。

この先難所の小深沢、大深沢があるらしいけれど、大深沢を登りきった時間を見計らってまたもや宮本
マスターは出迎えに行き、4時半車に乗せられ女性陣も撤収。
その後男性二人も戻って、本日の奥の細道トレッキングは無事終了。
次は6月19日。栗駒山を歩きます。

最後は西田さん滞在の大沼旅館について行って、温泉入浴おしゃべり会後、大女将さんお手前の
お茶を頂き、お暇しました。
暑かったけれど楽しい1日でした。
久しぶりに歩いて、壊れなかった足に感謝!

 

 

 

 

 

東京へ

土曜日は東京。

東北新幹線は混んでて9時台、10時台はとれず。
なぜだか判らないけれど、新幹線は混むようになったんだなあ、と実感します。
大震災から6年経って、人が動くようになったということだろうけれど、どうにか11時台がとれて
孫と一緒に東京へ。

孫は上野まで来てくれた長男に連れられて上野の博物館へ。
私は老健施設に入居した叔母を訪ねて、電車を乗り換え、千葉へ。

普段だったらなるべく短距離を歩き、階段は使わずエスカレーター、できることならエレベーターに
だって乗りたいところなんだけれど、目前に迫った奥の細道トレッキングが気になり、エスカレーター
は×。階段を登り、駅からのバスは乗らずてくてく歩きに歩いて施設に到着。

うちの場合は両親を家で看たので、ご縁がなかった老人施設。
後学のためにとうちの近所で1、2箇所見たことはあるけれど、東京近郊の、たぶん経費的には
中の上クラスだろう老人施設を見るのは初めて。
で、「△△園」の中に入った感想は。外観はとても素敵で立派、中も明るくて広々として立派なんだ
けれども、若い男女の介護スタッフの数の多さに驚きました。介護職って人が不足しているんじゃ
なかったの。でもここはとても多い。待遇がいいのかもしれない。

ホール中央のテーブルに向かって車椅子で眠ったような入居者を見守るための必要人数なんだろう
けれども、逆に言うなら見張られているような。まあ、それが事実なんでしょう。

今私は75歳。この先、歳をとるということはこういうことなのか、と思い知らされます。
こういう立派なところに入りたいかというと、絶対に入りたくない。
まだ全然眠ったようになっていない叔母と会い、なにやら打ちのめされた思いでてくてく歩いて駅へ。

都会でポケモンをGETしてごきげんの孫と合流して、夕方の新幹線で帰る車窓から見る夕焼けの
きれいだったこと。
宇都宮から福島へ向かう辺りの夕焼けです。

 

 

 

 

 

 

 

反省会・歩く

5月連休の花卉部会オナゴスターズの花マルシェの反省会兼食事会を道の駅レストランで開催。

今回は参加メンバー全員太っ腹なカヨちゃんに奢ってもらうことに・・。
しかし内容は濃く、午前11時半から午後2時までびっちり。

初めてのゴールデンウイークの花市でしたが、売り上げはまあまあ。それでも最初にしては立派。
反省はそれぞれにいろいろありますが、全員共通で反省したのは、5月連休はまだ肝心の花が
咲かない、ってこと。

葉っぱと蕾だけの苗の販売は至難の技。外見も地味でお客さんを惹き付けるインパクトに欠ける
ので写真やポップを貼り付けてみたり、笑顔で説明に務めたりとそれぞれに工夫をこらしました。
「来年はもっと早くタネをまこう!」で全員の意見一致。

花がないので山菜で勝負したメンバーは、このところ急激に増えてきたイノシシにやられて野菜が
育たないので花に転向ということだから、秋の花マルシェはもっと賑やかになることでしょう。
なにより企画係りとしての私が一番嬉しいのは、これまで家をでづらかった農家のお母さんが
短時間でも参加してくれたり、売るものが何もないメンバーでも昼食を作って持って来てくれたり
する、そういう仲間どうしの支えあいが心に沁みました。

何をやるとしてもやらないほうがよかった、ということはなく、ひとつでもふたつでも収穫はある。
秋の花マルシェまでにはタイミングを合わせて種を蒔き、球根、種などの販売もしよう、と意見一致。
6月の菊栽培講習、秋田研修、秋の花マルシェスケジュールまで決めて、2時に終了。
食べてしゃべって笑って考えて、エネルギー放出して疲れた!

 

来週、トレッキングに参加することにしました。
トレッキングシューズを履くのは何年ぶりだろう。以前は登山靴だけど、今時はかっこよくトレッキング
シューズです。スニーカーでもいいよ、と言われたけれど、他の道具はともかく足周りだけは不安
なので、仙台のアウトドアショップまで出かけて、10数年ぶりに靴を買いました。

昔のに較べておしゃれ度が高くなっているのか、狭目なのが多く、いくつも履いてやっと合うのをGet。

時間がないので、道の駅に行くにも買い物に行くにも厚い靴下とこのシューズを履いて歩き廻っています。

が、登山から遠ざかったこの10年あまりで足が上品になったのか、カットの部分があたって痛い。
慣れねば慣れねば。
煮詰まったような昔のザックは使いたくないので、ザックは欲しいし帽子もほしい。トレッキングパンツも
ほしいし、防水がとれたレインコートも新しくしたい。手袋もいる。
なんぞとほしいものがぞくぞくと出てきましたが、まずは歩けるのか、問題はそっち。

今のところお天気も良好とか。
独りや二人なら絶対に熊が怖いけれど、今回は男性も取り混ぜて6人。
堺田の分水嶺から鳴子まで奥の細道を3、4時間、お握り持って緑陰を歩きます。

楽しみなような恐ろしいような。

明日は東京。孫連れなので、上野の国立博物館に寄ってこようと思います。

 

 

 

 

雨の大島へ

気仙沼大島の民宿「アインスくりこ」に行ってきました。
昔欽ちゃん番組で活躍していた気仙沼ちゃんが経営する宿ということです。

私の企画ではなく、福岡のいとこの企画で、東京のいとこも含めて3人のイトコが気仙沼大島で
気仙沼ちゃんに会い、超豪華だという料理を楽しもうというイトコ寄り。

しかし、気仙沼大島は私が暮す岩出山からも、東北新幹線で一関。大船渡線で乗り換えて
1時間半で気仙沼到着。次にタクシーでフェリー乗り場に行き、フェリーに25分、船着場に到着後は
また車、ということで私からすると超遠い。車で行きたいけれど、上野から来るイトコたちと一関で
合流ということで観念して初めて電車で気仙沼へ行くことにしました。
しかし天候は最悪。雨は本降りのうえに寒い!

黒田さんに曰くの、のんびりゆっくり楽しいですよ、という大船渡線1時間半の電車旅は、季節柄
瑞々しい新緑を楽しむはずが、窓をうつ雨の雨滴でほぼ見えず。
初めて着いた気仙沼駅は、自分が抱いていたイメージよりもうんとこじんまりした駅で、ちょっと
びっくりがっかりしました。
大震災からの復興という現状を考えれば、もっとお金をかけて新しい駅にしてもいいんじゃないのか。

気仙沼駅からはタクシーでフェリー乗り場へ。
フェリー乗り場の待合室は工事現場のコンテナハウス仕様でまたもやびっくり、がっかり。
周囲はある程度の地盤の嵩上げは終ったとはいえ、一帯に土盛りや白い土嚢袋が目立って、
荒れた感じが否めません。大震災から6年。そんな歳月ではたいしたことはできないのだ、と実感
させられます。

フェリーに乗って25分。
来る前に、気仙沼ー大島間に橋がかかった、と聞き、それならやっぱり車で行こうと張り切った
のですが、橋はまだ工事中。開通はまだ先のこと。
到着した大島のフェリー乗り場もまたコンテナ仕様。それも船から離れていて、雨にうたれ、寒さが
身にしみるなか、やっぱり思いは、東京オリンピックなんぞにかけるお金があるなら、東北にこそ
お金をかけてほしい、とどうしても思考がそんなふうになっていくのは、東京、福岡のイトコたちとは
違い、大震災時に東北にいたものの思いに他なりません。

気仙沼ちゃんの宿は新しい建物が加わった大きな民宿でした。
会いたい、会いたいとイトコが願っていた、歳を感じさせない明るい笑顔の気仙沼ちゃんと、会話が
楽しいご主人が出迎えてくれました。
その豪華さは話にも聞いていたけれど、実際にでてきた夕食の料理の凄さ、といったら・・・。

これで4人分。ありとあらゆる海鮮物が全て出揃っている超豪華版食卓。
夕食中盤戦からカラオケが始ります。ただのカラオケではなく、ご主人の采配による仮装カラオケ。
これがけっこう凄いというか、えぐいというか、濃いというか。
8時過ぎに終了したところで、次はバスによる夜間ツアー。
島を巡って仮設住宅などを見るそうですが、これは辞退しました。

翌朝6時、玄関ロビーでの朝市の案内放送から始まり、またもや超豪華な海鮮朝ご飯。
ご飯を終えた後、気仙沼ちゃん手製のぶどうパン、人参パン、お茶パン、コーヒーパンを供され
ますが、お腹満杯。全然食べられません。
お土産にと発砲スチロール箱いっぱいのワカメにメカブ、紙袋にぎっしり詰めたパンを頂いて
お暇しました。
しかし、聞きしにまさる・・。食べ物が凄かった。

帰りも、来た時同様、フェリー、大船渡線、新幹線を乗り継ぎます。

乗り換え時間を待つ間、休憩した一関駅の小さなお茶屋さんで、偶然にも糸井重里ご夫妻と
遭遇し、ご挨拶させていただきました。。2年ほど前、東京聖路加ガーデンのホテルで、四万十
ドラマ主催のイベントでお見かけして以来です。
奥様は女優さんらしくとてもかっこいいけれど、女優さんというよりも糸井さんの奥様という感じ
が強くしました。いずれにせよ、こうして東北まで出向いてくださるだけでも有難いことです。

86歳の従姉は長崎の原爆被害者で目が不自由。
75歳の私と同年の従姉は難病と闘病中。
嵐のようなイトコ寄りでしたが、これも命あるうち。また次があることを願いつつ、仙台空港まで
送って終了しました。

 

 

 

 

ともだち

早朝、南三陸からの移住者であるタカちゃんが、獲れたてシラスを持ってきてくれました。

だんなさんのショーエイさんが午前3時に石巻のシラス漁に出て持ち帰ったとのこと。
船をなくした大震災後は漁師さんのショーエイさんにとってはつらい時期だったけれど、今は
夏は北海道でサンマ船、春はワカメ、にシラス、と海仕事が忙しいようでなによりです。

私も海のいろんなものを食べさせてもらって幸せ。
さっそくタカちゃんに教わったとおり、たくさんお湯を沸かして釜茹で(?)にしました。鍋だけど・・。
その後教わったとおり、広げて干したいところだけれど、猫と鳥のご馳走になりそうで外には
出せず、屋内干し。
茹で上がったのに醤油をかけて食べたら、美味しいわ!

 

チヨさんと一緒に青い虹のパンレストランに行くことにしました。

チヨさんがご主人と息子さんと一緒に経営する喫茶店の軽食研究が目的です。
今は飲み物だけだけど、お昼ごろになると現われる「何か食べるものありますか」というお客様に
美味しくて手がかからない軽食をチヨさんは出したいのです。

二人で別々のメニューを選んで食べて、青い虹のオーナー、ジュンコさんにいろいろ質問して
パンを数種類買って、ジュンコさんのメニューに近づくことができそうな調味料など買いこんで、
帰ってきました。

ジュンコさん、チヨさんは60代。
ジュンコさんはレストランは始めたばかりだけど、パン作りはプロ。
チヨさんはサラリーマンの奥さん業から喫茶店経営に転身して1年、まだシンマイ。
私は70代。
サラリーマンの妻業から直売所の生産者になってはや15年。

今はモノ作りに忙しく、ゆっくりお茶を飲んでおしゃべりしたり、買い物に出たりする時間もない日々を
送っているけれど、それぞれに結婚して子を持ち、育て終え、親の介護などをしながら仕事をする
という境遇は共通しています。 もうさほどの後がないというのも共通項。
若い人とお話するのは元気をもらって楽しいけれど、年を重ねた同士が仕事の向上を模索しながら
おしゃべりするのもまた実に楽しい。

移住してきてよかったー。
喫茶店でいろんな人と出会えてほんとうに楽しい。ご主人の退職後、何もしなかったら、こんな日々
はなかった、と思う、とチヨさん。
私も同じ。夫の退職後、そのまま首都圏にいたら、どうなってたんだろう。

なんて話をしながら二人でほぼ1日過ごしました。

こんなふうにして知り合った60歳を過ぎてからのお友達同士で再来週にはトレッキングをします。
たぶん12キロくらい歩くことになると思うけれど、どうなるんだろう。
それでも久しぶりに「歩く」と思うと胸が高鳴ります。
まさかまたトレッキングをするなんて思わなかったから、トレッキングシューズは人にあげたし、レイン
コートは防水はなくなってボロボロ。ザックは孫のしかないので買いに行きます。

楽しみだ!

 

 

 

 

 

 

花マルシェ第2弾&ラベンダーを植える

オナゴスターズ花マルシェ第2弾のご案内。

 

参加した全員が売るということではなく、ただ楽しいからと手伝いに参加してくれたヒサエさん
は、2日続けて、参加した全員とその家族の分まで弁当、コーヒー、おやつなど作って持ってきて
くれました。ほんとうに有難いことで、みんなで揃ってお弁当タイム!

さて、この2日の売れ行きはどうだろう。

第1弾は土、日の2日で二桁の売り上げが上がったようで、初オナゴスターズ花マルシェは
なんとか成功といえそうです。
次は秋。参加部員は今から種を蒔いて備えるそう。

黒田さんを俄か農業者に仕立てよう、という試みは、由美さんの朝飯前の草刈りから始まりました。
草刈りが終ったら、耕運機で耕し、これまでの草地があっと言う間に畑に早替わり。
黒田さんと二人、ラベンダーを植えました。
次の休日にはもっと植えて、ラベンダー畑にするつもり。花が咲いて、下の道を通る人が
おお、ラベンダーがあんなところに、と驚いてくれたら嬉しい!

これは畑ではなくて、宅地の庭の外の草地なのです。
何本ラベンダーが植えられるのだろう。 広すぎて想像がつきません。

 

 

 

 

 

5連休

ゴールデンウイーク。

道の駅で見ている限り、5日続きの豪勢な連休で、お客様がたは家族連れやらお友達連れやらで
みな楽しそう。どこへ行っても道路は渋滞、道の駅もハイレベルで大混雑。

で、連休中は仕事仕事でどこへも行かない我ら生産者も、連休ということで日頃になくやること
満載で忙しいのです。
新緑の中で薄くピンクに彩る山桜。あちらこちらと山桜を探して家まで戻ってきたら、うちの周りの山
は特に山桜が多いことを改めて発見。

 

3日夜は、鳴子温泉の「こけし夜話」に参加。

3回目の夜話。前回は温泉にまつわるお話を温泉ソムリエの石井さんから聞いたのでしたが、
今回は東京在住のイラストレーター、佐々木一澄氏の「郷土玩具の起源とその魅力」。
郷土玩具の話?。あまり身近ではないような・・・。最初の印象はそんなものでしたが、実際に聴く
佐々木氏のお話は実に面白かった。玩具の始まりは土と木と紙から、という玩具の起源からひも解く
お話でしたが、やはりこれも人の物語。あっという間の2時間でした。
夜話の後の懇親会は、お餅仕事が待っているので辞退して帰宅。

 

翌4日、朝のうちに喫茶たまご屋に行き、昨夜ご挨拶だけした方々と懇談、かつ6月に行う
「いわでやまで富良野の日」のことなどをご案内。

そうこうしながら頭から離れないのは昨秋仮り植えしたラベンダーの移植。
早く植え替えなければならないと気は焦るけど、何時植えるか、どこに植えるか。
独りじゃできないので、由美さんの植え付け仕事が終るまで待とうと思っていたら、今日のうちに
由美さんが独りで移植を終らせたと、夜、人づてに聞いてびっくり。
えーーッ、あんな大仕事をとほんとにびっくり!

100本以上のラベンダー苗を仮植えの畑から、自分で耕運機で耕した農園の畑に移植させて
くれて、それも独りで、と私は思うのですが、由美さんは「なんてことない」ときっと言うだろうから
だからただありがとうと言います。
種類別に植えていたラベンダーがごちゃ混ぜになっちゃったけど、ありがとう、由美さん。

お勤め人なので、人並に5連休になり、よっちゃんと私からの頼まれPC仕事中の黒田さんを誘い、
孫を連れて、お昼を食べに道路が込まない栗駒町へ。
お天気最高。まだ真っ白に雪をいただいた栗駒山、水が張られた水田、瑞々しい新緑、満開の八重桜
などなど愛でながら田園の道をドライブ。
栗駒山の麓の町のファミリーレストラン「チロル」で昼食。田舎風だけれど、ここは量はたっぷり、美味しい
お昼ご飯でした。

食事後15分ほどで行けるというので、前から行きたかった金成の聖ハリストス正教会へ向かいます。
住宅地の中に、ぽっかりと別世界のように現われた正教会。
たぶん日曜日には使われているのだろうけれど、ひっそりと静まった人の気配のない美しい教会でした。

 

黒田さん宅に戻り、由美さんと3人、黒田さんちのお庭と畑をどうするか、と検討。

黒田さんが買った家は宝船みたいなのです。
樹木が大変素晴らしい。
年数を経た石楠花。これまでの手入れの跡が見られる大きな沈丁花や大王松。ぐみの大木。
嬉しいことに私が手に入れたかった八重桜もあり、これで私は桜花の塩漬けや桜餅の夢が実現しそうで
嬉しい。
畑にはコゴミや三つ葉の群生があり、食べるに事欠かなきません。

外から見える広がりには花を、裏の畑は草を刈って野菜を植えることに・・。
明日からまた由美さんの大活躍が始ります。
お休みの間に黒田さんには花や野菜の苗を植えてもらわなければ。

仕事にプライベートに忙しい連休はあと二日。
明日、明後日は道の駅でオナゴスターズの花マルシェ、第2弾。
客様のお越しをお待ちしまーーす!

 

 

 

 

 

菊苗配布・岩出山の春

昨年の秋から花卉部会で計画してきたお盆菊。
4000本が揃って、今日はその菊苗の配布日。
午前11時、道の駅に集まってきた希望者に植え付け本数を持ち帰ってもらいます。

800本だとか90本だとか多量少量まちまちのプラグ入りの苗を、赤白黄色別に分けて取るのも
けっこう時間がかかってお昼に終了。
この先ピンチだの開花調整剤処理だのフラワーネッ張りだの、お盆に菊を開花させるまでには、
さまざまな作業があるし、気候の変動や動物からの被害など、さまざまな難関はあるけれど、
でも、思い立てば花の栽培ができて、咲いた花は道の駅で販売できるという環境は、都会者
の私から見ればとても貴重に思えます。ここの人はそんなことは考えていないだろうけれど・・。

なにはともあれ、今日まで4000本の苗に水をやって世話をしてくれたカヨちゃんご夫婦にありがとう。
次は1ヶ月後の彼岸菊。今回と同じことをもう1回はなかなかのもんですが、がんばります。

桜が散り、山桜が満開。田には水が入りトラクターの姿が見え始めました。
春らんまんの岩出山をひとめぐりして、春をみつけてきました。

県道沿いなのに、人知れず咲くニリンソウの群生。



そして花が終り、実をつけたカタクリ。

開発されて都会ではもう見られなくなった貴重な山の花々が、そこここに無造作に咲く風景は、
ここはもとはどんなところであったのか、昔の姿を想わせられます。

今年も無事に我が家の私の山桜が開花を見ることができました。

ほとんど葉と一緒に咲くので、その色からも地味に見えるけれど、近くで見ると華やかです。

元は桃の畑。今年からは菜の花畑になった鮮やかな黄色。

そういえば、今日初タケノコをもらってきたのだった! 今思い出した。

これから煮ます!

 

 

 

 

オナゴスターズの花マルシェat道の駅

ゴールデンウイーク初日。

あ・ら・伊達な道の駅出荷組合花卉部の春のイベント「オナゴスターズ」の花マルシェ
4月29、30日第一次、無事終了しました。参加したみんな、たくさん売れたかな?

普段何もないところに、花の台を置いて、鉢やさまざまな花が並ぶ様はなかなか壮観。
それに今日はおおいに張りきって準備をした売り手の花卉部会のお母さんたちの笑顔と
元気の良さが手伝って、小規模ながら活気がある雰囲気をかもし出しています。

連休初日ということで花マルシェの脇にある舞台では、今日の演奏はおやじバンド!
ベベベベベン・・、まずはベンチャーズの音に乗って、花売り開始、。

1週間連日忙しくて売るものがない私は、新聞バッグとラベンダーの販売で参戦。
売れようが売れまいがこれも賑わいのひとつ。
隣の台でこーみさんは秋田さんの採りたて山菜を販売しています。
活きのいい山菜はお客様に大人気で出すと10分ほどで売り切れ。採るまでと、採ってからの
手のかかる作業を思うと、あまりにも短い時間だけれど、でも、お客様には喜んでもらって
こごみ、クレソン、お昼前には完売しました。

今は花を売るにはまだ早い時期。なんにも売るものないのよー、と言いながらも手伝いだけで
参加してくれる人もいて、差し入れをしたり、花を買ったお客様のお世話をしたり、ほのぼのと
温かい時間が過ぎてゆきました。

外イベントの日には毎回といっていいほど起こる強風。
ごたぶんに洩れず午後1時頃から吹き始めましたが、マルシェ終了の3時頃にはまたポカポカ
陽気に戻りました。

初日、たくさん売れてイベント成功!

2日目はもっといい天気。
雲ひとつない青空の下で第2弾開始。
今日の舞台は、中年おじさんのギターと唄、そしてスコップ三味線&踊り。
2日目はさらに趣向を変えて花数を増やし、通常の花販売の補助までして終了しました。

終了後、海山女子部は、新しくパンレストランを開店したパン工房「青い虹」さんのお祝いに三本木へ。

パン作り歴うん十年のジュンコさんが息子さんと一緒にオープンさせた素敵なレストランメニューは
パンをメインにしてジュンコさんが作ったハイビスカスのジャムだとかイタリアからのジャムだとか、
徹底して良い素材で、自分で作り出すもので、というジュンコさん流が貫かれています。

決して若くはないアラシックスティという年齢で、開店したお店に似合うケーキや和菓子をもっと
高年齢の職人さんに今習っているのよ、というジュンコさんの気概。
60歳を過ぎた後、老いていくか、老いていかないか、生きかたで変わる、とジュンコさんに
教わっている気がします。

勉強途上にある薄皮まんじゅうとチョコレートケーキ。
あまりにも美味しかったので、パンを購入がてらまた行きます。

 

明日から2日間ウイークデイでちょっとゆっくりして、その後、5日間連続ホリデイに突入。
道の駅出荷者はもの言う暇もない日々になります。
そして次のオナゴスターズの花売りは、5月6日と7日。
きっともうちょっと花も咲きそろい、山菜ももうちょっと豊富になって、もしかしたらタケノコも
お目見えするかもしれません。  みなさまのご来店をお待ちしまーす!