平成28年、大晦日に

夫がいなくなって3年目の歳の暮れ。

1年目は具合が悪くなったりもしたので、お餅をどんなふうに販売したのか覚えていない。

昨年は独りでは大変なので、お手伝いを頼んだりしたのだけれど、今年はほんとうに独りで

できる範囲でお餅を作って売ろう、と覚悟を決めたのでしたが、超々忙しかった!!

まさに髪振り乱してのお餅との大奮闘という感じで、自分の思惑とお客様の需要がつり合っていない。

私の仕事はお客様あっての商売。

お客様と連動してお餅を売り、買って頂いているのだと今更ながら呑みこめました。

 

大晦日の今日の午後からはお正月の買い物。

黒田さんのお母さんのお正月支度を見ていたら、久しぶりに私もおかがみ餅など飾りたくて

買ってきました(自分で搗くのは大変なので)。このお餅に裏白、ゆずり葉、昆布、するめ、橙などを

あしらって白い半紙の上に飾りつけるのですが、その諸々がどこにも売ってない。

なので、黒田さんのお宅の庭から代用品をかき集めてきました。

そしてできたのがこれ。

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隣にあるのは黒田さんのお母さん手作りの籠と折り紙の薔薇の花。

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玄関飾りは今年はよっちゃん手づくりです。

お米の膨らみがなにやら幸運を呼びそうで気に入りました。

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これでなんとかお正月がきそうです。

 

26日、27日で、風でなくなったドアの取り付け工事をしてもらいました。

このドアがメリメリメリッと枠ごと引きちぎられるって想像できますか?

今でもなんでなくなったのか信じられない。突風?巻き風?竜巻?

とにかく、災害の多い昨今だけれど、自分の身にも何が起こるのかわからない、とは

身に沁みました。ほんとにびっくりすることだらけ。

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さて、今年ももう数時間で終りです。

今年は春3月の倉本先生の「屋根」公演という大きな事業があり、1年を通じてロイズチョコレートの

新聞バッグを作り、秋には岩手の日本酒の日の新聞バッグ講座、次いで雑誌STORYの企画、

松井美緒さんとの新聞バッグ作り、合間にはみんなでラベンダーを植える、などなど行事の多い

1年でした。

大震災から6年近く経った今もなお広がりを見せる新聞バッグとともに、多くの方のお世話になり

また人と人の繋がりも更に豊かさを増して、楽しい時間を過ごせましたことを感謝します。

 

来年は少し考えを変えて、応援して頂くばかりだった私たちも、災害を受けて難儀なさっている

方々を少しでも応援できないだろうか、と考えています。

引き続きどうかよろしくお願い申し上げます。

 

あ・ら・伊達な道の駅は、365日営業のお休みなし。

明日もお餅仕事は続きます。

お客様、そして海山新聞バッグを支えてくださる皆様、今年はお世話になりました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

新聞バッグ発送終了・忘年会・クリスマス

東京に行った時の記録も中途半端のまま、年末のてんてこまいに突入。

本職のお餅仕事と(なんてったって年末ですので)、1000枚に近い新聞バッグの発送と、

今年1年お世話になった方への御礼の品の発送やら伝票書きやら、ついでに複数忘年会

にクリスマス、と実にいろいろてんこ盛りのめまぐるしい年の瀬。

 

でもようやっと、ロイズ新聞バッグの発送と、社員様へのお誕生日のプレゼント用にと

新聞バッグセット100個をご注文くださった兵庫県の井本刃物さんへの発送を

終え、残るは滋賀県の化粧品会社ウルズの角川社長への発送が残るのみ。

 

新聞バッグはそのまま送ることは滅多になくて、チラシを入れたりセロハンに入れて封をしたり

細かい作業が加わるのでけっこう手間がかかります。

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たかが新聞バッグ、されど新聞バッグ。たくさんの新聞バッグをご注文くださったロイズ様、

井本刃物さま、角川社長に深く感謝を申し上げるとともに、自分の仕事を終えるとすぐさま

駆けつけてきて、検品、袋つめ、箱詰め作業に大奮闘してくれた上條さん、黒田さん、

そして検品のみならず、新聞バッグまで作って協力してくださった黒田さんのお母さんにも心

からお礼を申し上げます。

 

走りぬけるような毎日は、雪が降ったり晩秋のように暖かかったりの繰り返し。

ふと気づくと、1月になったら田んぼに入ると思っていた白鳥が、もう姿を見せていました。

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親鳥の周辺には子供の白鳥。羽の色がグレーで「醜いあひるの子」を思い出します。

子供の頃は感じなかったけれど、醜いあひるの子なんてけっこうひどい題名ではないですか。

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ついでに松井稼頭央選手から頂いたバットの写真を。

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野球の選手は、作家さんの原稿用紙のように、自分仕様のバットがあるのだと初めて知りました。

私にまでバットと頂いたので、来年は球場まで足を運んで楽天の応援に行きます。

もう一回優勝してほしい。

下に置いたのは、若いお友達、イギリスの木口版画家の岡澤加代子さんが今力を入れている

本などのカバー。布のような紙のような「これはなんだろう」と首を傾げてしまう不思議な触感。

イギリスの製本に使う素材だそうで、このまま折れば本や手帳などのカバーになるのでご紹介。

実物は非常に発色がよくて、とても素敵です。

 

海山忘年会は黒田さんのお宅で行いました。それぞれに何かを作って持ち寄る忘年会。

よっちゃん農場の見事なローストビーフ。私は故郷福岡の鰤のお雑煮。由美さんはサラダに

コンポートなどいろいろ。でっかいオムレツは上條さん、チキン料理や大根の煮物は孫のママ。

お母さん手づくりの品々+圧巻の土佐から送られてきたばかりの藁で焼いた鰹まで出揃って

いやあ、もうこれまで出たどこの忘年会よりも豪勢でした。

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食事の後は恒例ジャンガ。ほろ酔い気分も吹っ飛んでの本気の参戦なんだけれど、今回は花

のおじさんがぶっ壊して終了。次の試合は新年会に持ち越しか。

 

そして昨日はクリスマス。

お餅をついたり、切ったりしながら揃えたクリスマスプレゼント。

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サンタを待つ孫は早寝、私は夜中までのお餅仕事でクリスマスの夜は更けていきます。

12月24日の夜、外はキンキンに冷え、見事な星空です。

 

月曜日から無くなったドアを取り付ける工事が始まります。暖かさを取り戻せるのは有難い

けれど、年末最後の最後までアクシデントの多いことで落ち着きません。

来年はお手柔らかにと祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

偶然? それとも必然?奇跡の出会い。

いきさつを少々。

楽天イーグルスの松井稼頭央選手とご家族は、ある時松島に出かけました。

海岸通りの観光ショップで、松井選手の奥様の美緒さんは新聞バッグと出会いました。

その新聞バッグはよっちゃんが定期的にお得意様のすずくにさんに卸させて頂いて

いるもので、美緒さんはその新聞バッグに出会って自分でも作ってみたいと思われた。

 

そして・・・。

秋のある日のこと、東京の光文社の雑誌、STORYの編集室から連絡を頂きました。

STORYのモデルをなさっている松井美緒さんが参加予定の石巻マラソンを終えた後、

新聞バッグの作り方を習いたい。その講習の模様を雑誌企画にしたいが可能だろうか、

という問い合わせでした。

 

海山内部で2、3の事柄を検討し、岩出山では遠いので、南三陸のけい子さん宅での

講習ということで取材をお受けしました。

テレビや雑誌の取材は比較的派手に感じることが多いのですが、光文社の取材メンバーは

美緒さんを含め、まったく派手な雰囲気のない温かい方々ばかり。すっかりうちとけて

和気藹々と新聞バッグ作りを楽しみました。

 

松井美緒さんはモノ作りが大変お好きらしく、東京に戻ってからもたくさんの新聞バッグを作り、

そして美緒さんの感性で作られたコケシ人形をバッグに入れて、12月16日に渋谷ロフトでオープン

するお友達の千秋さん主催のハンドメードの祭典「ハロー!サーカス!」で販売されるとのこと。

 

これはなんとしても行かなければと、オープン初日によっちゃんみっちゃんと共に渋谷のロフトへ

出かけました。

第8回目の「ハロー! サーカス!」。テーマはレッド(赤)

タレントの千秋さんが応援する全国のママさんの応募作品を、千秋さん自身が選び抜かれた

という手作り品の数々は、華やかで可愛くて手抜きのないクオリティの高さが見てとれます。

私が買いたいのは、小学2年生の女の子の孫へのクリスマスプレゼント。絶対この中で見つけます。

写真を撮って、黒田さんや上條さんに見せたいのだけれど、店内撮影禁止ということで、新聞

バッグとこけしだけにしました。

 

新聞バッグと美緒さんこけしは入り口入ったところの1等席に。

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美緒さんのメッセージとともにあるのは私たちの写真ではないですか。

有難い気持ちはたくさんありますが、こんなところで自分たちの写真を見るとさすがにギョッとするというか、

恥ずかしい。

 

と、ここで大ハプニングが・・。

ここでお会いすることになっていた松井美緒さんが、ご主人の松井稼頭央選手とご一緒にみえた

のでした。そしてなんとまあ、美緒さんが作られた長ーいバットを入れる新聞バッグとともに

松井選手からバットを頂くことに。よっちゃんみっちゃん、けい子さん、私と3本のバットにサインまで

頂きました。よっちゃんの喜びようはハンパではなかったけれど、バットをくださるためにどう見たって

時間がかかったに違いない超長い新聞バッグを作ってくださった美緒さんのお心遣いに感動しました。

さらに美緒さんのご好意で、松井さんご夫妻、編集部のライターさん、副編集長さんとご一緒に

撮って頂いた記念の1枚。

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偶然なのか、必然なのか、奇跡のような出会いはこのあとも続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

免許センターと植物移植

火曜日平日午後の免許センター。

平日だから、高齢者専用窓口というのがあるそうだから、まあ空いているだろう。

のつもりで行ったら違ってた~。70歳以上が長蛇の列だった~。

後ろに並んだ男性が「混んでますねえ」

「ほんとにねえ」

免許センターーの職員総動員態勢で、私たち高齢者は流れ作業で幼稚園児のように親切、丁寧に

書類の用意、点検をして頂き、進むべき場所に進ませてもらい、大声で検査をして頂いて、あっと

言うまに免許更新が終了。

大変便利で有難いんだけれど、この状況は新しい社会現象のようで、3年後の免許更新がどんな

ものか想像できない。簡単にとれて嬉しいかというと、有難いような不安なような、なんともいえない

心境。まあ、次があるかどうかわかなないけれども・・。

 

夜は雪。積もるかと思ったら明け方には雨になり、気温があがったところで、兼ねてより懸案の

道の駅の駐車場内の植栽の移植を決行することにしました。

 

道の駅オープン以来15年。最初は植えるものがなくて困った植栽も、今では次々に植えたものが

丈を伸ばし株を広げ、球根はぎしぎしに詰まって掘り起こすのもひと苦労。

 

この気温での植物の移植は活着に少々不安はあるけれども、重点道の駅に選定された結果での

国土庁による大規模駐車場整備の犠牲になっては取り返しがつかないので、とにかく抜けるものは

全部引き抜いて、別の場所に移動させます。

植物の種類は、私がオープン当時に植えたハーブ、サントリナ、カレープラント、ラベンダー、大量の

芝桜、すずらん、名前が出てこない紫色の球根の花などいろいろ。

 

取り組むのはまたもや花卉部高齢者おばさん部隊。クリちゃん、加代ちゃん、コーミさんに私。

なぜか男手は1人もいない。誰も寄ってこない。

シャベルと鍬で掘り起こし、一生懸命に働いた結果、引きぬいた植物は軽トラ2台に満載の量。

そのままの勢いで今度は移植先へ。

前もって考えたわけではないので、急遽、クリちゃんの娘のカフェの植栽に半分。加代ちゃんの畑に半分。

前もって考えたわけではないので、急遽、耕運機で土を掘り起こし、鍬で畑を作って4時間で終了。

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しかし、おばさんたちの実力に私は瞠目しました。

この植物で儲かるかどうかなんて誰もなんにも考えていない。

植栽を移植させたからといってなんの得があるわけでもないのに、どろどろになって本気で作業を

して、先の見えない未来にタネを蒔こうとするおばさんたちの度量に私は感動します。

 

理屈じゃない。こういう底力が物事を動かしていくのじゃないのかな。

 

道の駅の目玉にするつもりで植えたラベンダーだったけれど、そうなならなさそうなので、別の場所で

花を咲かせます。

そこから挿し木をして苗を増やして、球根増やして、売って儲かったら貯金をしてみんなで旅行に行こう

という新しい夢ができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれもこれもなくなる・・・。

あんまりに人が少ないので、今日は休日かと思った自動車教習所。

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考えてみれば、この辺りの若い人は、高校卒業時に自動車運転免許を取ってしまうので、その後に若い人が

教習所に来る必要はないのだ、と後で納得。

この日も大型免許とかバイク免許とかちらりほらり。とすると大勢は高齢者教習ということなのか。

百聞は一見に如かず、というけれど、見て聞いて初めて「はあ~、世の中こんなことになっていっているのか」

と思わせられること多々。

再び活動を始められた宮崎駿氏が、高齢者教習に出て「じじい、じじいに驚く」という言葉を仰っていたけれども

私も納得。ばばあもいろいろ驚きました。

 

日曜日の半日は直売所当番。

年末までに発送するべき新聞バッグはおよそ1000枚。

メンバーそれぞれに年末の仕事や掃除を並行させさがらの海山仕事なので、スケジュールを考えていると

だんだん胸苦しいような気持ちになってきます。あちこちで作る新聞バッグの回収とか検品とか袋詰めだとか

ひとつひとつはたいしたことない仕事なのだけれど、それでも期日までの納品は絶対なので、

間に合うかなあ、と不安が頭をもたげます。必ず間に合わせるんだけどね。

 

そんな混み混みの年末スケジュールなのに、ドアが吹っ飛んだりするものだから、住宅メーカーさんだとか

火災保険屋さんだとかの来訪や電話が次々で全然落ち着きません。

2階の部屋のデッキへの出入り口は今も応急処置の板を打ち付けたまま。

早く修理に来てもらわなければ、また風が吹いたら今度は室内ドアまで壊れるわ、と嘆いていたら、やってきた

由美さんが、引越し前に黒田さんが住んでいた家の庭の杉が折れて屋根にのっかったよ、と。

いろいろあるもんです。うちだけじゃなかった。

 

直売所の当番を終えて、近所のヒロさん美容室に行ったら、またここでショックな話を聞きました。

 

「学校が統合されるんだって。」それは知ってる。いつか来る、いつか来ると恐れていた町内五つの小学校の

統合がついに再来年に。先日ドーンと新聞の1面に載っていたから、これは紛れもない事実。

4つも小学校の廃校ができて、地区運動会も芸能まつりもなくなるのか、と寂しい思いでいるところに、

「農協がなくなるんだって。」 それは知らなかった。預けていた新聞紙を直売所に移してよかった。

「ポンポコ保育園もなくなるんだって。」えーー、あんな素敵な保育園が!ちっちゃい子供いるだろう。なんで

なくなるの。

あと、何がなくなるのか。

 

 

町の急激な人口減に、いずれは何かの変化が起こるのでは、と思っていたけれど、こんなに急にばたばたと

様々なものがなくなっていくとは予想もしないことで・・・。

あちらこちらで使われない建物が残っていくかと思うと、この美しい土地のなかで見たくない風景です。

 

天災でドアが吹っ飛んだことといい、高齢者教習といい、移住してきてこの15年親しんできた学校や農協が

なくなることといい、刺激の強い年末です。

明日は免許更新に行きます。何が起こるやら・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間がかかる。お金もかかる。

昨日は上天気。

今日はうってかわってどんよりと暗い時折り雪がちらつく冬の空。

 

上天気の昨日は、初めて行く隣町の自動車教習所に高齢者講習に出かけました。

土手下の河川敷にあるのどかで静かな教習所。都会の教習所とは全く雰囲気が違います。

前回72歳の時に受けた高齢者教習では、免許更新期限の1月くらい前に電話で予約して余裕だったのに

3年後の今回は最寄り古川のみっつの教習所の全部に電話をしても満杯。1月まで満杯。

えーーっ、そんなことあるの、免許失効したら一大事とばかり、あちこち電話をかけまくってやっととれた

今日朝9時からの予約。来てみたらやはり同じような人がいました。

 

あちこち電話をしてもとれないので、免許センターに「どうしたらいいでしょう」と訊ねた。

すると仙台管内の免許センターに連絡してくれてそこで探してもらったらやっと1箇所今日、ここでとれた。

「そんなに予約とれないんですか?」

「とれないですよ。2ヶ月も3ヶ月も前に予約したほうがいいです」

 

なんで? こんな田舎なのに。田舎で高齢者でも車に乗る必要があるからからこそ混む?

そういうこと?

 

初めて予備講習みたいなものを受けました。いわゆる認知症のテスト。言われたとおりにやったら最後

に点数が出てくる。この点数はうんと低かったら病院に行かされる。・・らしい。

でも最初で油断しているから点数低いけど、その気になって油断しなかったら点数はあげられる。

けれど、いかに人間学習能力があるからといって、このテストに慣れて点数上げたらいいか、というと

それは違うだろう、と思うから、いやあ、老化を点数で計るというのはなかなか難しいように思います。

 

その後、シュミレーションの運転があって、視力、動態視力、の検査があって、実際に教習所内を実地に

走るという検査があって、総合評価が出て、晴れて合格賞を受け取る。受け取ったら免許の更新ができる、

という仕組みですが、この説明が高齢者相手だと実に時間がかかる。教官が1人1人に付き添って丁寧に

説明してくれるけれど、言うほうと聞くほうが噛み合っていない、ということも多発。

 

時間もかかるし、お金もかかる。

という現場に自分もその1人として場を埋めてみれば、既にもう足を踏み込んでいる高齢化社会がいかなる社会

であるかを実感した気になりました。

 

見回せば私の周りにいる生産者仲間、みーんな次の免許更新は要高齢者教習者ばかり。

これでは予約がとりづらくなる状況は加速する。予約のために苦労しなくて済む方法を、考えてくれませんかねえ、

と思うと同時に、こんな検査で振るい落としたとしても果たして高齢者の安全運転に繋がるかというと、

そうではないだろうから、高齢者が一大勢力という社会はこれまで経験したことのない未知との遭遇という

ことになるのかもしれない。

 

これまで重要とも思ってなかった、全自動で安全に走る車の開発が重要に思えてしまう半日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2回目高齢者講習/キムチはっと汁

昨日から今朝にかけて、この冬始めての本格的な雪。

つもるかなあ、と思ったけれど、今朝はいい天気で、屋根や車を白く覆っていた雪は朝のうちに溶けて

しまいました。

この岩出山に住んで楽なのは、12月の雪は1日降っても翌日は晴れて、朝のうちに溶けてしまい、

根雪にはならないこと。

 

福岡でののんびりした4日間が終って、岩出山に戻ったとたん、家の扉が強風で飛んでなくなったり、

PCの調子が悪かったり、1日置きくらいに会議があったり、高齢者教習の予約がとれなっかたり、

試練の日々が続いております。

 

それにしてもこれで2回目の高齢者講習。

3年前の初回の時は、知らせのハガキに書かれているとおり、古川の教習所に電話をしたら

すぐに予約がとれたのに、なんと今回は予約はずーッと先まで詰まっていて、古川の3つの教習所

全部に電話をかけても1日もとれない。さすがに焦って、「じゃあ、どうしたらいいんですか?」と窓口の

女性に尋ねたら、宮城県内のどこでもいいから予約がとれるところで受けてくださいとのこと。

 

こうなったらどこまでも、と西隣の町、東隣りの町と手当たり次第に教習所に電話をかけたら、やっと

1箇所、早朝だったけれど予約がとれました。

ここは老人でも運転しなければ暮すにも不自由する田舎ではあるけれど、そんなに老人が増えている

のかしら?

いやあ、甘く見てました。びっくりした。

もう後期高齢者になったのだから、認知症の検査があるとかないとか・・・。

それにしても近頃は高齢者の運転の高速道路逆走とかアクセルとブレーキの踏み間違いとかのニュース

の多いこと。気になるところです。

明日はその予約日。明日になれば私の健忘症がどんな種類かどの程度か分かりそう。

 

年末が近づいて、このところミーティングというか道の駅関係の会議が続いています。夜会議は帰宅してから

お餅仕事をするので、けっこうしんどいのだけれど、先日開いた夜会議の会場のカフェのオーナーの

お母さんであるクリちゃんが用意してくれてた鍋もの? 汁もの? どっちか分からないけれど「キムチはっと」

の美味しいこと、美味しいこと。

食が細くて、なんにも食べない人で名を売っている私が、本当に珍しくお替わりして食べました。

 

それだけでは飽き足らず、翌日もカフェ「魔女ママの庭」を訪問。

クリちゃんが作った野菜キムチの大袋を2個買って、はっとの粉も分けてもらって、作り方を教えてもらって

帰宅して「キムチはっと」作りに挑戦。

作り方は簡単。私でも美味しいキムチはっと汁ができました。

 

娘夫婦と孫にも食べさせて自分もたらふく食べて、それでも足りず福岡の親友に電話をして自慢をしたら

「なに! それ。ハットって何?(九州にはダゴ汁はあるけど、ハット汁はない)」と食いついてきたので

明日教習所から帰ったら、福岡にキムチとハットの粉を送ります。レシピをつけて。

 

卵&育雛場を経営している従妹にも電話をしたら、

併設している食堂のたまごかけご飯が人気メニューにも関わらず、「私はキムチは漬けきらん!」

やっぱりねえ。

ここ東北の女性たちは白菜でもきゅうりでもほんとに上手にあっと言う間に漬物に漬けてしまうけれど、

福岡では私も含めて友人たちでも漬物上手という女性はあまり聞いたことがない。

15年もここに住みながら未だ私は白菜漬けもうまく漬けられない。勘所が分からない。

 

東北で漬けたキムチを福岡に送ったら、どんなふうに広がっていくのか楽しみです。

北海道にも送ってみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

STORY1月号と引き千切られた扉

4日間福岡へ行ってきました。

戻って来たら鳴子の山が真っ白になってた。

 

PC立ち上げてフェイスブックを見たら、STORY1月号掲載の自分たちの写真が目に入ってびっくり。

記事が大きい!

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楽天イーグルスの松井稼頭央選手の奥様である美緒さんに新聞バッグの作り方を教えるという

企画で取材を受けましたが、こんなに大きく写真が載せられるとは全く思ってなかった。

面映いやら有難いやら・・。

一番有難いのは、STORYは全国で販売される雑誌なので、常々海山を応援してくださっている方や

新聞紙を送り続けてくださっている方たちに、こんなふうに新聞使ってますよ、今もまだがんばってますよ、

とお知らせできるから。

 

常にお知らせしなければと思っているけれど、なかなかできないことなので、こんな機会に海山の活動を

ご覧になって頂けたら本当に嬉しいことです。STORYさんに感謝です。

 

また松井さんは新聞バッグについてこれ1回で終るのではなく、さらなる広がりをと熱意を持ってくださって

いるので、これからも海山とのご縁は続きます。

なんてったてSTORYは2017年1月号。来年が楽しみです。

 

昨日は尋常ではない強風。

農家ではハウスが破れたり屋根が飛んだり、いろいろと被害が出たのではないかと心配です。

切花用葉ボタンが全部倒れた、と花のおじさんは嘆いてましたが、農作業に関係ない私の被害は、

家周りのものが吹っ飛んでいっただけではなく、なんと、2階の庭に面した扉が風に引きちぎられて、

デッキの手すりに倒れかかっていることに今日気づきました。

 

外出から帰って車から降りてふと2階を見上げて「エーーーッ、あれ何?」ってことで。

急いで2階に上がってみると出入り口はぽっかりと空洞化。

ウソでしょう! そんなことあるの!?

凄い! べりべりべりと木枠から扉が引き剥がされて蝶番が外に吹っ飛んでなくなってました。

倒れかかった扉の重いこと重いこと。ガラスが3重なので信じられないほど重い。

 

いやあ、驚きました。

このままでは雨も雪もしのげないので、近所の工務店にお願いして応急処置をしてもらったり、住宅メーカー

の人に来てもらったり、何も用事がないゆっくりするはずの今日はバタバタと午後が過ぎました。

風をなめてたけど、もうなめない。2度とドアを壊されたくない。

 

明日は直売所の当番。自然災害が起こりませんように。