満席/満室

歳をとって自由になった今、出歩くことが多くなりました。

外に出ればアクシデントも起こります。

1月に富良野に行った時も帰る直前に悪天候になって、「さて、どうやって帰ろう」と頭を悩ます羽目に

なったけど、今回は帰りじゃなくて、行きで「さて、どうやってたどり着こう」、と立ち往生することに。

 

24日、「屋根」実行委員会の任務を背負って東京へ。ほんとの目的地は福岡ですが、横浜で開催中の

フリー刺繍家、天野寛子刺繍画展を見るために、そして天野先生と倉本界隈の女性、吉田さんに会う

ために横浜まで周り道をすることにしました。

道の駅への餅出荷後、10時過ぎに車を飛ばして古川駅へ。

みどりの窓口に行ったらばなんと、新幹線指定席満席。

2月でしょ。24日は水曜日でしょ、普通の日でしょ。それも午前11時だよ。なんで満席?

久しぶりに今日は特に寒く感じる(服装が暖地向き)ホームに20分も並んで立って、自由席を確保しました。

 

横浜まではスムーズ。会場までもスムーズに行けて、先日ニューヨークでの展示を終えたばかりの先生に

お逢いできました。ぎっくり腰で動けなくなっていた吉田さんも治って来ていて、おまけに横浜在住の四万十

新聞バッグインストラクター、タカムラさんも駆けつけてくれて、3人でお茶っこすることができました。

お茶っこの重要議案は、この素晴らしい天野先生の復興遺産にしたいような作品の数々をどのようにしたら

保存していけるのか、ということ。 熱心に話しているのは展示会の責任者である中西さんと私たちで、当の

先生は「私は歳だから疲れるからもういいわー」と。

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あっという間に楽しい時は過ぎて、京急本線の快速に乗り、羽田空港へ。30分ほどで羽田空港到着。

第1ターミナルだか第2だか忘れたけれど、昨日事故があったJALはとりあえず避けてANAへ。

通常シニアチケットという当日買いの老人用チケットを利用する私は予約はしません。

そのつもりでカウンターのお姉さんに「シニアで1席」と言ったら、困った顔をして「満席なんです」

えーッ? 普通の日でしょ。羽田ー福岡なんて30分に1便くらい出てるでしょ。じゃあ、次の便は? 「満席・・・」

ならば、どれでもいつでもいい。と言ってみたけど、「最終便まで満席です。」

じゃあキャンセル待ちは? 「どれもたくさん待ってらっしゃいます。2、30人」

福岡、どうした? 福岡で 何が起こってる?

 

ではもしかすると事故騒動でANAに乗客が流れてきているかもしれないとの淡い期待を抱いて、とぼとぼと

歩いて別建物のJALへ。しかし遠い。歩くだけで疲れる。カウンター前の人は少なく、ここなら乗れるだろう、

とJALカウンターのお兄さんに聞いてみたら、なんと「満席」、最終便まで満席。のうえにキャンセル待ちは

同じく2、30人。スカイマークまでも満席。とどめは、「じゃあ、近所に泊って明日一番で」と言ったらそれも満席で

午後遅くに空いてる席を今予約すれば4万数千円。そんな運賃払えません。

「新幹線のほうがいいんじゃないですか?」とお兄さんに勧められ、沈思黙考。 空港で新幹線薦められたの

初めて。新幹線・・、博多まで5時間・・。  どーしよう!

 

モノレールで東京まで戻って宮城に帰るか、それともどこかに泊るか。

とりあえずはと以前に泊った東京駅近辺のホテルに電話をしてみたら、3軒かけて全て満室。 なんでー?

空港の椅子に座りこんで既に2時間経過。夜7時を回りました。

東京駅近辺がダメならどこに泊る?駅をいろいろ考えてふと思いついたのが横浜。よし、横浜に泊ろう。

手に負えなくなって横浜のホテル探しを娘に頼んだら、ほどなく新横浜プリンスホテルを探し出してくれました。

ここでようやくホテルを確保。空港から新横浜行きのバスに乗って9時近くなってホテルに到着。

チェックインを済ますと、すぐに新横浜駅に向かい、明日朝の新幹線のチケットを購入してようやく」一安心

して、入ったこともない駅食堂街のリンガーハットで一人皿うどんを食べて1日が終了。

はあー、ハードな1日でした。

 

明日は早起きして、6時半には食堂に行って朝ご飯を食べ、新幹線で博多に向かいます。

しかし、、宮城より暖かいはずの東京は寒かった。 こんな寒さの中、新幹線が止ったりしませんように。