車が壊れた

北海道は時ならぬ大雪だとか。

ここも今日は寒いです。ついにダウンジャケットを出しました。

今夜は雨だとか雪だとかの予報で、降らないうちに燃えない粗大ゴミを捨てようと、早朝車で出たらなんと

途中まで行ってエンジンが止まった。ハンドルの上の警告ボタンが全部というくらいにいっせいについて何がなんだ

かわからんけれど兎に角うんともすんともなくて動きません。

無理やりボタンを押しまくるとまたかかるんだけれど、ほんの4、5メーター進むとまた止まるの繰り返し。路上に

いたくないので5メートル行っては止り、また進み5メートルと進んでやっとの思いで、家にたどりつきました。

が、なんなの?  こんな壊れ方って。全てがいっせいに動かない故障ってなに?

全部電気なので、バッテリー?とかベルト?とか昔考えたような故障の原因を想像するよすがもなくて、車屋さんに

電話してただ待つのみ。なんだか便利なのか不便なのかさっぱりわからんのですよ。

ただ100パーセント動かないのは確実なので、今日明日車がないのは確か。

前の車は20万キロ走ってなんてこともなかったんだけど、新しいモデルのホンダに乗ったらパンクはするわ、動かな

くなるわでほんと困る。

 

 

昨日24日は「屋根」公演のご紹介に隣町栗原市の佐藤製剤材所を訪ねました。

栗原町は大震災の2、3年前に内陸地震があった岩出山よりもう少し北にある栗駒山の麓の町。森や林が多い、た

ぶん雪も多い農業の町です。佐藤さんのお宅を訪問するのは初めて。倉本先生の「屋根」を岩出山で公演するに

あたり、岩出山だけではなくごく近くにある栗原の方々にも見て頂きたくで、「屋根」のご紹介に佐藤さんをお訪ね

することにしたのです。

私と同じ歳、太平洋戦争が始まった年に生まれた佐藤さんのお母様がおられて感動。この歳になると、大事があっ

た年に一緒に生まれた同級生だよ、というだけでも嬉しいのです。

製材所のご当主の佐藤さん、東京から嫁いでこられた奥様、そして生まれて2ヶ月の赤ちゃん、栢君にお会いするこ

とができました。栢くんのお顔は仏さまみたいです。

 

「屋根」のお話をした後、以前からFBで見かけていた佐藤さんの書が好きで、「できたら先生をご紹介願えません

か」とお願いしていたその先生のところに連れて行って頂けることになりました。

佐藤さんのお宅から15分くらいだとのこと。国道4号から近くで便利は良いところなのだが、奥まった山の中の

1軒屋なのでわかりにくいこと。

と説明を聞いて、佐藤さんの車の後ろについて走ること20分ほど。先生のお宅に向かうらしい公道からの曲がり

道に到着。辺りはたわわに林檎が実る林檎畑。そこからずんずんずんずん細い農道を入って行きながら、あまりの

奥まり方に笑いがこみ上げてきました。こんなところに住むのは地の人ではなくてたぶん移住者でしょう。

農道からさらに曲がって崖に沿う車1台くらいの細道をしばらく進んで、先生の工房に到着しました。

 

みどり先生は白い髪が美しい70代年配の奥様。縄文土器の研究者でいらっしゃるご主人と一緒に、この工房で

書道と縄文土器を教えておられるそうです。

先生が私とあまり変わらない年齢でいらっしゃることになんとはない安堵を感じて、これから私にどれだけの時間

があるかは分らないんだけれど、お習字を習ってみようと思います。

字が上手になりたいのではなくて、姿勢を正して息を詰め、筆で一気に文字を書くというあの瞬間を取り戻して

味わいたい。それだけの思いです。

いつからでもいいですよ。1月に3回やってますからすぐにでも、と言われたけれど、でもあの道と雪がねえ。

「除雪車が入るから大丈夫」とのことだけれど、私の稚拙な運転で道から外れて下に転がり落ちるということも

ありそうで・・・。

決心まで時間かかりそう~。

 

みどり先生に国道4号まで送ってもらって、8時ころ無事に帰ってきました。何にも問題はありませんでした。

なのに、私の車は何故に朝になって動かないんだろう? 首ひねるわ。