まるでファンタジーのような・・・。

朝10時から道の駅で社長、よっちゃんとミーティング。

昨年の秋に新聞バッグに関連して四万十ドラマの方々と一緒に富良野を訪問した際に、来年の倉本先生のお芝居

「屋根」がとても素晴らしいんだ、と聞きました。大掛かりなお芝居なのでしばらく上演されなかったが、来年は7年

ぶりに上演されるとのこと。

「岩出山にも来てもらえるんですか?」と聞いた結果が、本当に来春岩出山の小さな文化会館スコーレハウスに

来て頂けることになって、今日はその実行委員会の立ち上げについての第1回目の打ち合わせなのでした。

 

私たちの町の会館は小さくて客席500。もしかすると全国24箇所の公演場所の中では1等小さくて興業的には

あまり喜ばしい数字を挙げられるところではないのだろうと思っています。それでも上演して頂けることになったの

は、倉本先生、富良野演劇グループのみなさま、そして大崎市、岩出山の次世代にほんものの演劇を観る機会と

場を提供したいとの考えで応援してくださるあ・ら・伊達な道の駅の社長お陰です。

 

本当に有難いと思います。

新聞バッグからご縁が繋がり、お芝居のことにはとんと疎いよっちゃんと私が繋ぎ役になったこの度の「屋根」の

公演ですが、全くの実力不足ながら来春の公演が成功するように真摯に課題に取り組んでいきたいと思っています。

この「屋根」というお芝居は今も人気を保つ黒板五郎さんと純君、蛍ちゃんの物語り、テレビドラマの「北の国から」

の元になるお芝居なのだそう。これからポスターやチケットなどできてきます。みんなで観ましょう!

 

今日道の駅の社長とのミーティングで驚くような楽しいお話を伺いました。

なんと社長は20歳の頃、コーラスで宮城県大会を突破し、全国大会で優勝を飾ったそうなのです。コーラスとともに

演劇もあったが、演劇も県大会で優勝したとのことでした。社長が合唱をなさっていたなんで、素晴らしいお話では

ないですか。それにこの町でそんなに演劇が盛んだったなんて!

先日お話した市の職員の方は、「いやあ、自分も若い時にバンドで楽器演奏してたんだ。今はやってないけど」と。

若かかり頃のバンドのお仲間は今もこの町におられるはず。若い時の楽しさをもう一度思い出してください。

そして議員さんに「屋根」の話をしたら、「私はミューじカルに出たことあるよ」と。

 

今就かれている役職やなさっているお仕事からは想像もつかないのだけれど、芝居や音楽のお話をすると若い頃に

はやっていた、という方が多く、またそのお話をされる時には楽しそう。

 

そんなお話が聞けるとも思っていなかったので、思わぬ副産物というか、「屋根」のお話を持っていきながら、今度は

どんなお話が飛び出してくるのか、楽しみになりました。

「素晴らしい舞台だ」と富良野でTさんに聞いた「屋根」が私たちの町で上演されることも、お会いする方々から夢を

追いかけていた時分のお話を聞くことも、まるでファンタジーのように私には思えます。

それにしても社長の歌声、聞いてみたいなあ、と思った時からこれまでと全然印象が変わってしまいました。