何年か前に倉本聰先生が作られた「風のガーデン」というドラマがありました。今調べました。7年前だった。
舞台は富良野。主演は中井貴一氏。中井さんは都会の医者で、中井さんと気持ちが断絶している富良野で町医者
をしている父親を緒形拳。緒形さんが育てている孫二人を黒木メイサと神木隆太郎という配役でした。
この美しいガーデンは現在の「風のガーデン」。
そのドラマが作られた時にできたガーデンなのだと思います。
よっちゃん奥さんのみっちゃんが、「風のガーデン」は是非見たいと。
ナイトガーデンもやっていいるそうなので、急ぎ麓郷から町に戻って富良野新プリンスホテルの脇の「風のガーデン」
に向かいました。
風のガーデンの受付。
なんとガーデンはこの入り口から1キロ先にあるのだそうです。
歩くのー?、今から?と内心悲鳴を上げそうになったら、いいえ、車が迎えにきますということでホッ。
ガーデンまで1キロ、こんな風景が続きます。
400種近い花々が植えられているガーデンということですが、この美しさにはびっくり!!
建物の中はドラマそのまま。登場人物がいないことが不思議なような気がします。
しかしいろいろな花のガーデンを見てきたけれど、このガーデンほど花の種類が多くて、その花々が確実に大株に
なって咲いていてそして実によく手入れされているガーデンは初めて見ました。
とても立派で大きくてレストランやショップまであって最初はとても美しいけれど、年数経つうちに保てなくなって
廃れていくガーデンならいくつも見たことがあります。
が、ここは全然違う。植物の7年の成長をそのまま見られる、長年花を栽培してきた私にとっては夢のような
引っ越してきて傍に住みたいようなガーデンでした。
今夜の最後のイベントは富良野の名物料理屋さん「くまげら」でFCSの谷山さん、石川さん、ドラマ館のOさん、
そして浦田みやこさんとご一緒にお酒を飲んでご飯を食べることになっています。
「くまげらに富良野を作ろう」をテーマに「北の国から」が始まった時に創業されたできた「くまげらは」は、北の国から
のスタッフや役者さんたちに愛されたお店ということで、昨秋招待していただき、富良野の郷土料理とご主人が自分
でも作られるという」美味しいお酒をご馳走になりました。
富良野塾の塾生さんたちが布礼別の畑から出た石を運んで積んだという石積みの壁や、お店の外壁を覆い尽くして
室内の天井まで入って枝を伸ばした葡萄の木の蔓がとても印象的なお店でした。
今回も美味しかった山賊鍋をいただきます。
私たちのために時間をとってくださった谷山さんから、よっちゃんは、欲しかったけれどサイズがなくて買えなかった
黒板五郎さんの夏の作業服を持ってきて頂いて大満足でした。珍しい鹿や熊や鳥肉が入ったお鍋をつついて
名物料理のチーズ豆腐を食べてお酒を飲んで、空知川いかだ下り会長さんのお店のご主人の楽しいお話を
うかがい、私たちも海山のこれまで、これからのお話などをして、遅くまで楽しい時間を過ごさせて頂きました。
新聞バッグがなかったらこんな奇蹟のようなことは起こり得なかった。新聞バッグのおかげで山の者が海の人たち
とも北海道の方々とも知り合って交流を深めていけるのです。ほんとに有難いことだと思います。
明日は宮城に帰ります。
毎朝ホテルの食堂で一緒に朝食を食べた中国の方々や香港からのお客様とはお別れです。
明日は北海道最大のラベンダー園、富田ファームに行きます。