のどかな1日。

雨が止んで風もない穏やかな良いお天気です。

月曜日なのに道の駅直売所は混み混み。午前中の一定の時間だとは思うのですがありがたいことです。

なぜか花が全般に売れてしまって花の棚がスカスカ。でもさすがに私が出している10000円の盆栽は売れて

ませんでした。売れたらねー。今は病院の無菌室で入院加療中のIさんにお金を送りたいんだけど。

 

今年後半戦のプレゼントやお歳暮などに使って欲しい新聞バッグとこれから生産体制に入りたい新聞紙封筒

のサンプルを持ってよっちゃん農場へ。

海山メンバーは顔が揃うと妄想に拍車がかかります。今日も短い時間ながらこの先楽しくやれそうなことを

あーでもない、こーでもない。

そしてまずもって最も身近に迫っている海山北海道研修で何するか、どこ行くか、がなんといっても重要な

話題なんだけど、行きたいのはラベンダー見物とか北の国からだとかクマゲラでご飯食べるだとか、遊ぶこと

ばかり。でもこれでいいんですよ。海山1年に1度楽しみにしている夏休みなんだから。

黒田さんと私は先行して7月4日に出発。よっちゃん、みっちゃんは6日に出発。8日に揃って帰ってきます。

 

午後はでっかい旅行カバンを買いに古川へ。

これまで海外旅行とか行く気が全然なかったので、あの空港なんかでみんながらがら引っ張っているサムソナイト?

みたいな頑丈な旅行カバンを買ったことないのです。

でも今73歳だから、これから行きます。外国だってどこだって。

海山の来年の夏休み研修は外国に行こう!!! しかしあのカバン、軽いね。

 

役場にお金払いに行って、ふと思いついて隣接しているスコーレハウスのちっちゃい図書館へ。月曜日なのに開いてる。

並んでいる本は新しい本よりも古い本が目立ちます。今の本屋ではまず見られない作家の本ばかり。

懐かしい~。ああ、こういう本もあったんだと、もう忘れてしまっていた昔読んだ本の中味が立ち上がってきます。

山本周五郎の『ながい坂』

厚い文庫で上下巻。藤澤周平のもっと前の人だけど作風はよく似て、長い時間をかけて読んだ後清冽な印象を

持ちました。あと椎名誠の奥さんの渡辺一枝さんのチベットを旅する本。渡辺一枝さんはほんとうにチベット好きな

方で、前に馬でチベットを一周する『チベットを馬で行く』という本を読みました。

今日借りたのはその後でまたチベットに行った日記エッセイ。

 

3冊の本を抱えて風が吹きぬける木の下を歩いていると気持ちがいい~。

今日はのんびり楽しい1日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2弾、ロイズ新聞バッグ発送完了。

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完成! ロイズ新聞バッグ10箱、750枚。

 

週明けから毎日、黒田さんとあやさんの仕事が終わってから検品、修理を重ねて今日は発送日。

朝10時から海山の地元、真山地区公民館で開始。

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曇天の下、車で1時間半はかかる距離をものともせず石巻の折り手さんであるKさんとHさんが作業の手伝いに

来てくれました。

ロイズチョコレートさんへの納品第2回目の今日は、ロイズ新聞バッグ750枚。海山ダンボールにして10箱。

けっこう重みのある数です。

午後になると仕事を終えたあやさん、そしてもう一人インストラクターのアヤさんも加わって作業はぐんぐん進み

午後3時半には発送準備完了。

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終了後はまた新たに作った分の検品。

そして、10個の特大ダンボールを黒田さん、あやさん、私の3台の車に分けて積んでヤマトへ。

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これで終了!

終わった!!

1ヶ月に1度の発送作業というと、ちょっと見にはたいしたことないような気がするんだけど、やってみるとけっこう

大変なもので、1週間かかりっきりでした。

その間にも他の注文を頂いたり、イベントに参加したり、何よりそれぞれ自分の本業があるもので。

昨日は午後の3時間は海山のミーティングでした。

でも楽しい。こうして地元に住むみんなが海も山も力を合わせて作業をする時、いいもんだな、と思います。

そして今回も海山女子部、二人のあやさん、黒田さん、Hさん、Kさん、の力強さがほんとうに頼もしかった。

 

みなさん、ご苦労さまでした。そしてよっちゃん、みっちゃん、お疲れさまでした!!

 

 

 

 

 

 

 

 

連日検品&「真山のさくらんぼ」

月曜日から始まったロイズ新聞バッグ検品作業3日目。

黒田さんとあやさんの仕事が終わる午後2時から始めて、夕方6時まで娘も加わって3人でみっちり新聞バッグの

検品をして、直すべきものは直して、箱詰めにして保管場所に入れる。

この繰り返しを毎日やっているわけですが、たかが新聞で作った紙バッグといえどこの時間の濃密さはハンパじゃ

ない。

もうなんというか素人? というのもヘンだけど、やったことがない人には簡単にはやれる作業ではないな、と

見ていて思います。日頃から作りこんでいる人にしかやれない作業。

ということで、私はやれないので近くにいて伝票書いたりの事務作業のみやらせてもらっています。

 

午後遅くなって突然穂波クリニックの先生が見えたのでびっくり。何事かと思ったら来月初めに開催される講演会の

お知らせを持ってみえたのでした。ちょうどその時期海山は北海道研修旅行中で、うかがえず残念。

今最も私が自慢の「さくらんぼ」をお出しすると、「これは美味しい!」と大層喜ばれました。

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何故自慢なのか、というと私が住む集落、真山のT子さんが作ったさくらんぼだから。

10年ほど前だったか、T子さんがさくらんぼを作り始めた頃は、なかなか売れるような実ができませんでした。

T子さんは米や大豆を作っている農家のお母さんで老人介護のヘルパーさん。さくらんぼが実る梅雨時期は、裂果

した実を頂いてばかりいました。でもご夫婦でずいぶん努力なさったのだと思う。

3、4年前からきれいな実のさくらんぼが道の駅の直売所に並ぶようになりました。さくらんぼが売れるようになると

1年1年屋根がかかり設備が整い、山形まで何度も何度も研究に通って、今パックのラベルにある「真山のさくらん

ぼ」になりました。

 

最初の頃に較べると収穫量もずいぶん増えた感じがします。

「真山のさくらんぼだよ。山形のではないよ」と注釈をつけて、遠くにいる子供や友人たちに送りまくってます。

苦節10年のさくらんぼ。何事を為すにも10年はかかるんだ、と実感させられます。

そしてこのさくらんぼはクリニックの先生が仰るとおり非常に美味しい。とても甘いし酸味もほどほど。

道の駅の直売所にもうちょっとの間はあります。

 

明日もまた検品、午後は+ミーティング。

金曜日に第2弾のロイズ新聞バッグを発送します。1回500枚なんだけど、これが凄い量。

両手で抱えきれないほど大きい海の手山の手ダンボールで多分10箱分くらい作業を完了させなければ

なりません。明日もがんばりまーす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新聞バッグの日々

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動き過ぎてちょっと疲れて1週間ほどだらだら過ごして、また新聞バッグの日々が戻ってきました。

今月末に発送するロイズ新聞バッグをとりに南三陸町寄木浜のけい子さんのお宅へ。

海沿いを走る国道45号線から山側に入ってけい子さんの家の近くまで行ってびっくり!。

最初けい子さんのお宅(ではなかった。その頃は)へ行った時、周りが余りにも鬱蒼とした山に囲まれていて

「海はどこ?」と思ったものですが、その鬱蒼とした山がきれいに削られて平地になって、ちょっと来ない間に

いろんな色の屋根の住宅ができてました。

 

感動! というのもヘンだけど、景色というのはこんなふうに変わっていくのかと歴史に立ち会うような実感が

あります。そういえば志津川の町もそうだけど、あのものすごく高く何段にも積み上げられた赤茶色の嵩上げ

の土の山々。三陸道のための嵩上げらしいけど、海はまったく見えず、地形全体が変わってしまって行く度に

作られ開かれていく地図にもナビにもない道路。自分が行きたいところに自分で行っているというよりも、知らない

道路になすがままに連れて行かれているようなヘンな感覚。

何もかも無くなった草に覆われた広がりに赤さびて建っていた防災庁舎は今は赤土の山に四方を囲まれて

寄りたい気持ちになりません。

 

新しい住宅では今日お引越しの方もおられるそう。。こうして1軒1軒引っ越されて、私たちが大震災以来

ずいぶんお世話になった仮設住宅集会所に行くこともなくなるのでしょう。嬉しいけど寂しいね。

 

車に新聞バッグを満載にして夕方戻ると、我が家では新聞バッグ検品の真っ最中。

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ろっけんぱーく分、ロイズ発送分、等々、今日から検品、なおし、箱詰め発送の日々が終末まで続きます。

本日は黒田さん、あやさん、6時半までで終了。

また明日も。よろしくー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

井戸端会議とほっかぶりライヴ

土曜日。

普段だったら直売所で生産物を出荷したらすぐに帰ってしまうのに、今朝はなんとなく「今日はすぐ帰らなくても

いいんだ」ムードの生産者仲間のお母さんたちがバックヤードの椅子に座ってしばしおしゃべりタイム。

 

最初はみんな共通の腰痛の話、転じて舅姑の介護の話、次は熊の話(みんな同じ集落でどのお宅でも熊が

出る。うちも来る)。

田んぼ、畑や筍採る時、耳がいい熊に今からそこに行くよー、とどう知らせればいいのか。

爆竹、ラジオ、犬を連れてく、という中に笛を吹く、というのがあってナルホド。それは思いつかなかった。

先日ご夫婦で病院に入院されたうちの上のSさん宅にのお庭。大きな樹々や咲き乱れる薔薇やニッコウキスゲの

花に囲まれて雰囲気はいいんだけれど、熊が怖い。

そうか。まだ少し片付けものが残っているので、ピーピーホイッスルを鳴らしながら仕事をしよう。

熊から、犬の喧嘩の話に転じて、インコの喧嘩の話で終了、解散。

たまにはこんなのどかな時間もいいもんです。のどかな話だなあ、とほのぼのしながら次の目的地へ。

 

今日はほっかぶり市。あっちで雨が降ったり、こっちでバケツをひっくり返したような雨が降ったりのわけの解らぬ

空模様の下、ほっかぶり会場の花山さんへ。

美味しいナオコちゃんのトマトを買い、青い虹さんのパンを買い、あやさんが作ってくれた新聞バッグならぬ

新聞名刺入れと新聞封筒をよっちゃんに渡します。

と、お店の中に入る前に中から聞こえてくるのは大勢の唄声。えー? ほっかぶり市、みんなで歌ってる!

あっちこっちで土砂降りの雨が降るのでお客さんが少ないのか、ほっかぶり市はライヴ会場のようでした。

青い虹のリコさんのしっかりした澄んだ歌声、ほっかぶりの時には常々サックスを演奏される山田さんの味のある

唄。椅子のようなタイコを叩くよっちゃん。

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みんな楽しそう。

みんなで手ぬぐいをほっ被ったほっかぶり市は、こんなところがとても素敵なんだね。

お客さん来なくても気にしない。儲けが少なくても今日は気にしない。また次がある。

次にはまた楽しい企画をします。みなさん、来てくださーーい!!

 

古川に出て、薔薇を植える準備。大鉢2個、薔薇の土など車に摘んで帰宅。

明日は新聞バッグ回収に南三陸へ行くつもりですが、お天気が悪そうなので行けるかなー?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京へ

病院に見舞いに出かけました。

川越線に乗るのは初めて。東京の通勤圏だと思うけど、中途半端な田舎という感じ。でもさすが首都圏、畑はある

けど田んぼはない。

もすごく大きな病院でした。大崎の市民病院も新しくなった時、「きれいだけどどうしてこんなに解りづらい?」と

思ったけれどこの病院もさらに解りにくい。スターバックスとかローソンとか病院内にはいろいろあるけれど、

その代わり、最寄り駅には感心するくらいなーんにもありませんでした。

施設が充実すればするほど、最寄の駅周辺は発展しないんだ、と初めてわかった。なるほどねえ。

 

1階ロビーで私の前の椅子のおじさんが「ねえ、ねえ、奥さん。この病院どうなってるのかさっぱりわからねえ。

ここひどい病気の人しか来ねえみたいだね。タバコ吸っていいと思う?」

「タバコ駄目ですよ。外も駄目だと思うよ」と言ったらしょげてた。

 

帰りは八王子へ行って八王子から久しぶりに1時間以上中央線に乗りました。特別快速とかに乗れば早いけど、

物珍らしいので鈍行で東京へ。次から次から制服の小学生、中学生、高校生が電車に乗ってくる。

お受験した学校なんでしょう。白い帽子に黒い靴。小学生も中学生も高校生も押しなべてみんな静かでお行儀

よくて驚いた。私が引っ越す前は車座で床に座ったり、吊り下げ広告欲しい、とビリビリ破いて取ったり、

お行儀悪い子が多くて、電車に乗っても見るだけで神経疲れてた。

しかし、みんな色白い。真っ黒に日焼けしたうちの孫とは色からして全然違う。孫は真山の子供になりました。

 

新橋で四万十ドラマの畦地社長とお話します。

大震災後、にお世話になった陸前高田に滞在して活躍中のSEAのHさん、そしてM社長と若い社員さんも一緒

に畦地社長から今高知で進行中のワンデイ新聞バッグ構想を聞きました。

素晴らしい企画だとは思うけど、実行までにはまだ課題があるよう思えます。goサインが出たら、海山もできる

範囲で応援します。

 

東京発東北新幹線はやぶさ号で古川へ。

7時半の「はやぶさ号」って凄く長い。ふたつ車輌が繋がっている。その認識がなくてこの間は間違って乗り遅れ

そうになりました。10時に帰宅。

最後にお餅をついて本日は終わり。

 

 

 

 

 

 

 

 

海山女子部で温泉。

昨日、今日の暑いこと。

なのに何故か道の駅は午前11時頃まで混み混み。朝からどうしてこんなにお客さん多いのかなあ。

どこへ行くんだろうなあ。と考えてそうだ、山形へさくらんぼ刈り? と思いつきました。

今は山形のさくらんぼの時期なのです。

直売所ではここ岩出山のさくらんぼも並び始めました。作っているのは私が住む集落の奥さんとご主人。

私が移住してきて間もない頃から始められたと記憶してますが、最初10年は売るなんてものでは

なかった。紆余曲折を乗り越えて今は立派なさくらんぼが出荷されてます。

「わあ、T子さんのさくらんぼだ!」と見つけたらすぐに買います。

 

そのさくらんぼを持って、鳴子から出てきたあやさんと、黒田さんと一緒に夜、川渡温泉へ。

1週間だんなさんと一緒に湯治にきている南三陸の新聞バッグインストラクターけい子さんを訪ねます。

本館とは別玄関になっている湯治棟に入るのは初めて。迎えに出てくれたけい子さんと一緒にお部屋に入ると

テレビ、冷蔵庫など最低限生活に必要なものは揃っていて過ごし易そう。

「羨ましいー。こんな生活してみたい」

3人口を揃えて思うは一緒で、けい子さんがお父さんの代から入っているという温泉に4人で入らせてもらいました。

海山女子部、いい湯だな、の図です。

よっちゃん、みっちゃんご夫妻はお昼に訪問したそうです。

 

温泉に入った後はだんなさんも一緒に被災地についての雑談。

大震災から4年経った今、4年経過したならではの難問が諸々ある、ということがよくわかりました。

それについてはまた発信しなければ、と思います。

「食べて、食べて」と次次にけい子さんが出してくれる海草の煮付け。

 

これは昆布の煮たのですが、大変美味しい!DSCF0573

以前に食べてあまりに美味しかったもので真似した煮たけれどダメだった。結んだ昆布も煮ているうちに

全部ほどけてしまってうまく煮られなかった。さすが、海のお母さん。茎ワカメの煮たのもメカブも大変美味しくて、

食べ始めるとハシが止りません。

湯治の間もずーっと新聞バッグを作っているけい子さんに、文句も言わずに付き合って穏やかなご主人は

ちょっとそんじょそこらにはいないような強さや頼もしさを感じます。きっと海で培われた迫力だと思うのですが

時間があれば是非またお話を聞きたい。学ぶことがたくさんあるのだと思います。

 

楽しい時間でした。海の手山の手ネットワークとして一番近さと温かさを感じる大事な時間かもしれない。

 

そして山野草の日除け棚も完成しました。後は遮光ネットをかぶせるだけ。

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ゆっくりぼつぼつやります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

座右の銘

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Sさんが行ってから6日。

えっ、まだ6日なの? と疑いたくなるくらい時が経った気がします。

目下のところの私の気がかりは新聞バッグのこともあるけれど、この山野草。

梅雨が終わって陽射しが強くなったらあっという間に葉が焼けるので、今のうちにどうしても日除けをして

やらねばならない。

「とにかく早く片付けたい」というSさんの希望で、Sさん宅からうちの庭に移動させることにしたけれども、

どうやって運ぶのか、山野草には必須の日除け棚をどうやって作ったらいいのか、正直頭を悩ませました。

でもまだ1週間も経っていないのに、自分の乗用車、あやさんの車、花のおじさんのワゴン、そして最後に

重い盆栽と残り全部をよっちゃん夫妻に運んでもらって移動は終了しました。

 

あとは、日除けです。昨日も今日も暑い! 山野草には気の毒なほどの強烈な陽射し。

2、3日前、たまたまうちのPCを直しにきてくれたKさんにお願いしてみたらOKが出ました。よかったー!

KさんはPC関係は何でもござれで、私のPCのことでも海山の困りごとの諸々にもずいぶん援けていただき

ましたが、その他大工さんは本職。ついでに薔薇作りも達人です。

 

棚はKさんに作って頂くことが決まりましたが、今度は資材を運ぶ軽トラの手配。 よっちゃんご夫妻は今日は

軽トラが空いてなくてダメだそうです。

で、こんな時には由美さん。電話をしてみたら1日使っていいよー、と自分で運転して持ってきてくれました。

送って行ったKさんは今度は壊れた由美さんのPCを持って帰ってきました。ブツブツ交換の図です。

 

Kさんと由美さんのおかげで、今日は暑い中、1日日除け棚作り。山野草をあっちに持って行ったりこっちに持って

行ったりしているうちに、心臓がドキドキしてきてまるで熱中症症状。Kさんも暑かった、と思います。

今日1日では終わらず明日も作業は続くけれど、ほんとに安心しました。

後は私が世話をするだけ。

今の時期からだともう売れるものは決まっているから、この夏を越せるようにゆっくりやります。

 

人生ってある時、あっという間に展開する。受けなきゃ展開しないんだけれど、受けるのが私の性分。

まさかこの年で手がけたこともない山野草を育てることになろうとは想像もしなかった。

15年前ここへ越してきた時に、道の駅ができてそれまでやったこともないパンジーだのビオラだのの花壇苗を

作ることになりました。初めて仙台市場に出荷に行き、なんで60歳の自分が市場なんてところにいるのか

狐につままれた気分だったことを思い出します。でもね、物事には必ず終わりが来る。ひとつのことが永遠に続くこと

はないのだから。

 

「暑いよー。腰が痛いよー。でも必ず終わりがくる」

そう思いながら今日の仕事を終えました。  これ、私の座右の銘かもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お習字教室

今日は雨の金曜日。

先週、集落の集会所で行われているお習字教室に入った1年坊主の孫は、3時からだというのに喜々として

1時過ぎには学童保育の子と遊んで待ってる、と出かけて行きました。

先週新聞バッグインストラクターのMちゃんから紹介してもらったお習字教室に初めて行きました。

学校のすぐ近くの集会所に先生が来てくださるということなので、ならばバーチャンの私もとかねてより悪筆を

直したいと憧れていたお習字教室に一緒に入ろうと、ついて行って扉を開けたらびっくり!!

 

ワイワイガヤガヤ、キャアキャアガヤガヤ。

10数人かとも思える低学年の子供たちが立ったままお習字をやっていて、うちの孫が入るなり「わあー、

たいちゃんたいちゃんだ、こっちおいで、こっちこっちこっちー」

お世話焼きの女の子たちにどっと囲まれました。訊くかなくったってなんでも教えてくれる。その間も授業を終わった

高学年の子たちが次々に入ってきます。

 

そうなんです。ここ地区館はご両親がお仕事の間、宿題やったり遊んだりの学童保育をやっているところなので、

学童保育の子のほとんどがお習字教室に入っているみたい。

上ずった孫は先生のお話がちゃんと耳に入っていなくて「ちゃんとお話を聞きなさい」と叱られました。

お世話を焼いてくれる同級(1年生は男の子3人、女の子6人)の女の子は「あなたも自分のことをやりなさい」と

注意されたってなんのその、やっぱりうちの孫が困っていないかお世話焼きが止まらない。

 

「こんな状態ですから」と先生から言われるまでもなく、バーチャンのお習字修行は諦めました。まあやるなら

本拠地のお教室に通いましょう。

でもほんとに良い光景です。全校生徒で40数名だからもう大から小まで名前も判って、誰がどこのお兄ちゃん

お姉ちゃんで、誰がどこの弟、妹かもわかって安心。大きい子が小さいこの面倒を見てくれてます。

 

そういうところだから孫はたぶん勉強は好きじゃないけど、友だちと遊びたいがために学校やお習字教室に

行っているみたいです。転勤転勤で都会の学校を転校させながら3人の子を育てた私には、この緑に囲まれた

小さい学校はとてもとても素敵に思えます。

 

毎日ロイズ新聞バッグの検品に追われています。折る人の人数が多いので、みんなの手の技を一定の高い

レベルに合わせてもらうのはなかなか大変。毎日検品のために鳴子温泉から来てくれるあやさんは今日は

お休み。来週また検品を続けます。

 

そして山野草。盆栽。

雨が降るとなんともきれいです。見ていると心が休まります。

今から新聞バッグを持って隣町でミーティング。

明日は山野草の日除け棚を作ることになってます。 これで一安心!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アースデイ&山野草

毎年花を咲かせるお隣さんのヤマボウシ。

今年は特に圧巻!!

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6月7日 アースデイ宮城。

東京では盛んだそうだけど、宮城では初めてのアースデイ。読んで字のごとくで地球の日、地球環境を考える日。

海の手山の手ネットワークでは、365分の1dayというロゴを貼った新聞バッグを出店者全員に少しづつですが、

配りました。地球の日だもの。USED新聞紙と糊だけで作った新聞バッグを見て触れて感じて使って欲しいと思います。

初めてのアースデイには最高の天気。そして今日の会場、化女沼(けじょぬま)古代の里も、アースデイによーく

似合ってました。広くて緑豊かで大きなステージも子供たちの遊び場もたくさんあって最高!

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海の手山の手ブース。

お隣りさんの東北村スタッフにもじゃくりバッグ講習中。

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私が思っていたよりずっとたくさんの人が、大きな木の下で家族で食事をしたり、テントを張ったり、キャッチボールを

したり、歌ったり楽しんでました。

商売的にはどうか判らないけれど、これだけ来た人たちが楽しめるんだもの。

第1回目アースデイ宮城は、「気持ちいいーー」「楽しいーー」だけで大成功だと思いました。

都会ではアースデイは地球環境を考える特別な日。365分の1日。

ここに住む私たちにとっては、毎日がアースデイ!

 

アースデイが終わって、山野草の運び出し。へとへとに疲れて終了。

 

翌6月8日

午前中はお餅仕事と降ろした山野草のお世話。暑いから水をやるのが一仕事。

午後からは、昨日運び出しの助っ人を頼んだよっちゃん、みっちゃん夫妻が来てくれることになりました。

地下足袋履きの山仕事スタイルで軽トラに乗って現われたよっちゃん夫妻の働きの早いこと。力強いこと。

私一人だったらどれくらいかかるだろうと絶望的だった運び出し作業が、みるみる終わりました。

昨日はアースデイでタケチャンマン販売。明後日から2日間は仙台でのイベント販売の準備で大忙しの貴重な

時間を割いてもらって、本当に有難かった。やっぱり若いって違うもんですねえ。もう年寄り状態に慣れてしまって

自分にも若い時があったなんて信じられないような気がします。

よっちゃん夫妻の仕事の成果がこれ!

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さて、私はこれをどうするか、どうするべ。

「盆栽屋さんになる」「苔玉屋さんになる」

そう言ったら娘が「言うと思った!」

311後には竹盆栽も苔玉もずいぶん作りました。でももう花栽培も苔玉作りも全部止めよう、と思っていた私の

ところ突然現われた山野草。これから考えます。

 

この後は仕事を終えてやってきたあやさんと共にロイズ新聞バッグ検品。

夕方6時に終了。

この後餅つき仕事が残ってる。

充実しているけど、充実し過ぎのような気がするここ数日なのです。